ユーロ/ズロチの半自動売買+スワップ戦略

トラリピ×豪ドル/NZドルが絶好調だけど、同じように相関の強い通貨ペアはないの?
あとできればスワップもプラスの方がありがたいんだけど……
欲張り過ぎかな?


こういった疑問に答えていこうと思います(^^♪

▶この記事で分かること
  • ユーロ(EU)とズロチ(ポーランド)は非常に相関が強い
    ⇒ポーランドは貿易をEUにほぼ依存
  • 2024年現在、歴史的高値圏で取引しやすい
    ⇒売りポジションはスワップがプラス
  • 必要資金
    ⇒最低12万円、1セット100万円
  • 利用するFX会社
    トライオートトレイダーズ証券を利用


どうも人付き合いが苦手で32歳でセミリタイアした鈴(@semiritaia_suzu)です!!

わたしはトラリピがメインの運用先ですが、最近はマイナススワップの影響が大きく精神的に辛いという意見が多いです。


そこで、今回は大きなスワップが受け取れるユーロ/ズロチを使った戦略を紹介します。


トラリピ自分年金作りのように10年単位で継続できる戦略ではありませんが、2023年現在は取引しやすい環境のため、大きな利益を期待しています。

2年~3年程度の運用になると思いますが、自分年金作りを始めとした長期運用の利益をブーストしてくれるはずです(#^.^#)

この記事ではわたしの設定を公開するので、同じ戦略を実行すれば誰でも同じ利益になります!!


\ユーロ/ズロチ戦略を運用中(^^♪/
トライオートFX



1.ユーロ/ズロチ戦略の運用実績の推移

下の図はユーロ/ズロチ戦略における実現損益と合計損益の推移を表しています(^^♪
ユーロ/ズロチの半自動売買戦略の実績20240129

▶ユーロ/ズロチ戦略の運用実績
  • 実現損益:+4,042,189円
  • 評価損益:+0円
  • 合計損益:+4,042,189円


実はこの戦略2020年まで運用し、利益を出している実績のある戦略です。

当時は年間利益率に直すと9%程度で終わりましたが、2023年は当時より有利なレートなので、もっと上の結果を期待して開始しました。


実際、2022年11月には元本を回収し終えたので、仮にロスカットされてもプラスで終われるほどの利益になっています(#^.^#)


【最新の状況】2023年12月20日追記:トライオートに移行




・2021年12月2日追記:まずは1回転




・2022年3月10日追記


・2022年3月31日追記



・2022年6月7日追記



・2022年8月19日追記



・2022年10月20日追記



・2022年11月2日追記


・2023年1月8日追記


・2023年4月25日追記



▼現在の口座状況(2024年2月3日時点)
トライオートFX



2.ユーロ/ズロチ戦略の概要と設定方法

戦略の概要や設定方法、必要資金について解説していきます(^^♪


ユーロ/ズロチってどんな通貨ペア?

ユーロ/ズロチは相関性が高い通貨ペアです。
ズロチとユーロの相関

なぜ、こんなに相関が高いのかと言うと、ポーランドの貿易は輸出の約8割、輸入の約6割をEU圏が占めているからです。

貿易の大半を依存しているので、EU圏(ユーロ)が好景気ならポーランド(ズロチ)も好景気になりやすいですし、逆にEU圏が不景気ならポーランドも不景気になりやすいです。

▼ポーランドの位置
ポーランドの地理


トラリピ史上最強の通貨ペアと言われる豪ドル/NZドルもニュージーランド⇒オーストラリアの関係が深いですが、それを上回る依存状態だと思います。



ユーロ/ズロチ戦略の概要

EU圏とポーランドの関係性が強いため相場の変動はそれほど大きくないのですが、現在は高値圏にあるため上昇余地が少ない上に、売りポジションを保有するとプラスのスワップを受け取れます。

▼ユーロ/ズロチの長期チャート(過去20年)
ユーロ/ズロチ-史上最高値202204

そこで、高値の売りポジションを保有することでスワップを受け取りつつも、下落した際には決済益も狙うのがわたしのユーロ/ズロチ戦略の基本です。

つまり、ユーロ/ズロチが高値圏かつ、スワップがプラスの時のみ有効な期間限定の戦略になります。

▶設定の条件
  • 設定レンジ:4.5~5.0
  • ロスカットレート:5.05
  • 数量:1,000通貨単位
  • ズロチ/円の交換レート:40円
ユーロ/ズロチ戦略の想定レンジ

上記の条件の場合はユーロ/ズロチ戦略の必要資金は約100万円です。

ユーロ/ズロチ戦略の必要資金3
※必要証拠金は概算での算出となります

参考:トライオートFXの証拠金


ただし、100万円より少額でも発注できるように設定をA~Hに8分割しました。

設定Aだけなら必要な資金が8分の1で済む代わりに期待できる利益も8分の1、設定A+Bなら必要な資金が4分の1で済む代わりに期待できる利益も4分の1という感じになります。


【注意】
買いではなく、必ず売りから入ること。
買いポジションはマイナススワップですし、高値圏で買いポジションを持ってしまうと不利です。



各設定の必要資金

1セット100万円の設定と8分割したので一つあたり12万円程度ですが、8で割り切れずに端数が出ているので、若干金額が異なります。

運用額が12万円なら設定Aのみ、24万円なら設定A+Bのように運用する金額に応じてA~Hまでの設定を発注して行きます。


▼設定A(Aのみで運用する場合は12万円)
A

▼設定B(A+Bで運用する場合は24万円)
B

▼設定C(A~Cで運用する場合は38万円)
C

▼設定D(A~Dで運用する場合は50万円)
D

▼設定E(A~Eで運用する場合は64万円)
E

▼設定F(A~Fで運用する場合77万円)
F

▼設定G(A~Gで運用する場合89万円)
G

▼設定H(A~Hで運用する場合100万円)
H



具体的な発注方法

ビルダー機能を利用する

トライオートで自動売買を発注する時はビルダー機能を利用します。

『ビルダー > はじめる > FX > EUR/PLN > ロジック設定へ』の順に進んでいくと、設定を組めます(^^♪

ビルダー①
ビルダー②



実際の発注画面

以下の画面通りに設定A~Hを発注すると、わたしが仕掛けている設定になります(^^♪

トライオートの発注画面
設定A 設定B
設定A
設定B
設定C 設定D
設定C
設定D
設定E 設定F
設定E
設定F
設定G 設定H
設定G
設定H


口座状況を確認し設定A~Hの8つの自動売買が発注できていれば完成です。

▼鈴の口座状況
取引画面

※12万円で設定Aだけを運用する場合は1グループ、24万円で設定A+Bを運用する場合は2グループの自動売買が表示されます。





鈴の運用方針

まずは1セット(A~H)100万円だけ稼働させる予定です。

ユーロ/ズロチ戦略は常に売買を行うワイドレンジ戦略とは異なり、チャンスにのみポジションを持つ戦略です。

現在、レンジ下限の4.5を下回っているため、レンジ内に移動してから仕掛けても問題ありません。

もしかしたらこの水準での推移は一旦終了しており、年単位で4.5以上の水準に到達しない可能性もあります。

ただし、ユーロ/ズロチは先進国同士の通貨ペアよりも瞬間的な動きが多い傾向にあるので、レートが動いてから仕掛けようとしても、間に合わずにチャンスを逃してしまうケースが非常に多いです。


そこで、完全に取り零して悔しい思いをしないように、まずは1セットだけ稼働させておきレンジ内に移動した時の余力資金の状況を見て、追加投資の規模を検討します。

資産に余裕があれば多めに投入するし、資産に余裕が無ければ少額の追加に留める、または追加自体を見送るわけですね(^^ゞ


また、わたしは最初から100万円分の設定を投入しておきますが、資金が少ない場合は設定A(12万円)だけ、設定A+B(24万円)だけというのもありです。

【分割発注の補足】
設定A、C、E、Gは狭めの利確幅、設定B、D、F、Hは広めの利確幅にしています。

そのため、設定A+Bで24万円、設定A~Dで50万円とした方が、狭めの利益値幅と広めの利益値幅を運用できるのでバランスがいいと思います。




ユーロ/ズロチが変動した場合の対応は?

ユーロ/ズロチが上昇する場合

この場合は下値を切り上げていきます。

これまでも最初からこのレートに仕掛けていたわけではなく、適宜レートをずらして行っています。

▼2021年11月以降の方針
ユーロ/ズロチの取引方針2


▼2022年2月以降の方針
ユーロ/ズロチ戦略202204


▼2022年8月以降の方針
ユーロ/ズロチ戦略202208-2

上昇が続く場合は上方向にずらしながらスワップの受け取り&回転による決済益を狙います。

ただ、永遠に上昇し続けることはないはずなので、どこかで一服すると思っています(^^♪



ユーロ/ズロチが下落する場合

この場合はポジションをホールドしてスワップ中心に切り替えるつもりです。

まあそんなにうまく切り替えられるかは別として(実際2023年はうまく切り替えられなかった)、上手く切り替えられてら儲けものくらいに思っています(^^ゞ


そして、スワップがほとんど見込めなくなるか、評価損益がマイナスになったら決済して終了となります。


このユーロ/ズロチ戦略の終了サインはスワップです!!



3.ユーロ/ズロチ戦略で利用するFX会社

トライオートが使えるインヴァスト証券かトレイダーズ証券のどちらかが最有力候補です。

IG証券とトレイダーズ証券の比較
取引単位 スワップ
トレイダーズ証券
【みんなのFX】
0.1万通貨 53.88円
トレイダーズ証券
【LIGHT FX】
0.1万通貨 53.88円
インヴァスト証券 0.1万通貨 65.00円
※スワップは1万通貨あたり
※2023年12月の平均値


スワップを比べるとインヴァスト証券が最適ですね。

ただし、インヴァスト証券は2023年12月17日から提供が始まったので、この高水準のスワップが維持されるかは、注意深く観察していく必要があると思います。

▶FX会社の使い分け

【みんなのFXとLIGHTFXの違いは?】
どちらもトレイダーズ証券が提供しているので、ほぼ一緒です。

開催されるキャンペーンが異なるくらいです。
過去の開催履歴を確認すると、2019年、2020年はLIGHT FXの方がキャンペーンが多く、2021年、2022年はみんなのFXの方が多かったです。

キャンペーンを除くと、アプリの背景色くらいしか差がないので、緑が好きならみんなのFX、青が好きならLIGHT FXくらいで決めていいと思います。


現在わたしはインヴァスト証券のトライオートを利用していますが、トレイダーズ証券を使いたい人は以下の注文方法を参考にしてください( ^^) _旦~~






4.ユーロ/ズロチ戦略の資金割当の目安

わたしは自分年金作りの1通貨ペア程度の資金量を想定して運用しています(^^ゞ

世界的な利上げが始まって以降、この自分年金作りのマイナススワップが厳しいことから、少しでも緩和できればと考え、採用している戦略です。

なので、7通貨ペアで運用している自分年金作りの1通貨ペア程度の感覚が丁度いいかなと思います。

ユーロ/ズロチ戦略の資金割当の目安
トラリピの運用資金 ユーロ/ズロチの運用資金
190万円(設定Aのみ) 12万円(設定Aのみ)
380万円(設定A+B) 38万円(設定A~C)
570万円(設定A~C) 50万円(設定A~D)
760万円(設定A~D) 77万円(設定A~F)
950万円(設定A~E) 89万円(設定A~G)
1,140万円(設定A~F) 100万円(設定A~H)
1,330万円(Gまで追加) 100万円(設定A~H)
1,520万円(Hまで追加) 100万円(設定A~H)

【自分年金作り】トラリピワイドレンジ戦略積立ver




現在想定レンジより安値の状態なので、100万円以上の追加投資はレンジ内に入って、売買が始まってからで、いいのかなと考えています。

わたしもレンジ内で推移していた時は350万円で運用していたので、今後またレンジ内に突入した場合は資金を追加すると思います(^^♪


ユーロ/ズロチ戦略をトライオートで運用する



元本回収が終了している戦略です!!



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