今回はトラリピを運用するなら必須ともいえる技法【トラリピハーフ&ハーフ】について解説します(^^♪
トラリピハーフ&ハーフを使うことで必要な運用資金を約3分の1に抑えることができる、つまり利益率が約3倍になるので、うまく活用していきましょう。
- トラリピハーフ&ハーフとは?
⇒上半分に売りトラリピ、下半分に買いトラリピを仕掛ける - トラリピハーフ&ハーフのメリット
⇒証拠金を約半分に抑えることができる
⇒含み損を約3分1に抑えることができる - トラリピハーフ&ハーフのデメリット
⇒上下のレンジに損失リスクができる
⇒買いと売りどちらかでマイナスのスワップが発生する
『トラリピって何?』って人は以下の記事をどうぞ。トラリピ運用のロードマップです(^^♪
>>トラリピ完全ロードマップ【基礎・実践・応用】
2.トラリピハーフ&ハーフのメリット
2-1.証拠金を約半分に抑えられる
2-2.含み損を約3分の1に抑えられる
3.トラリピハーフ&ハーフのデメリット
3-1.レンジの上下に損失リスクがある
3-2.マイナスのスワップが発生する
4.トラリピハーフ&ハーフまとめ
1.トラリピハーフ&ハーフとは?
トラリピハーフ&ハーフとはトラリピを仕掛ける際のテクニックの一つで仕掛けるレンジ(範囲)の上半分に売りトラリピ、下半分に買いトラリピを設定する手法です。
- 売りトラリピ:90円~100円
- 買いトラリピ:80円~90円
例えば米ドル/円なら以下のように『買い』と『売り』を組み合わせた設定で運用しています。
新規・買い注文 | 新規・売り注文 | |
注文方法 | らくらくトラリピ | らくらくトラリピ |
通貨ペア | USD/JPY | USD/JPY |
注文金額 | 0.1万(通貨) | 0.1万(通貨) |
レンジ | 新規・買い 85.10~105.00 |
新規・売り 105.10~125.00 |
トラップ本数 | 200本 | 200本 |
利益金額 | 700円 | 600円 |
決済トレール | 設定する | 設定する |
関連記事:米ドル/円のトラリピ設定と運用実績
2.トラリピハーフ&ハーフのメリット
トラリピハーフ&ハーフを利用した場合のメリットを解説していきます(^^♪2-1.証拠金を約半分に抑えられる
トラリピを取引する際には証拠金と呼ばれる元手資金が必要になります。
その証拠金ですが、同じ通貨ペアで売りと買いを注文した場合、売りと買いどちらか高い方の一方しか必要としない仕様になっています。
そのためハーフ&ハーフの仕組みを利用することで必要な資金がおよそ半分で済みます。
- 売りトラリピ:90円~100円
⇒証拠金190,200円 - 買いトラリピ:80円~90円
⇒証拠金170,200円
2-2.含み損を約3分の1に抑えられる
レンジの上半分を売りトラリピ、下半分を買いトラリピにすることで、含み損を3分の1程度に抑えることができます。
例として米ドル/円で81円から100円まで1円おきに1万ドルのトラリピを仕掛ける場合の含み損を考えてみます。
買いトラリピだけで設定すると最高値である100円で買ったあとに80円まで円高になると20円×1万通貨で20万円の含み損を抱えることになります。
比べてハーフ&ハーフを使い、上半分に売りトラリピ、下半分に買いトラリピを設定すると買いの最高値である90円で買ったあとに80円まで円高になったとしても10円×1万通貨で10万円の含み損で済みます。
実際に図Aの場合と図Bの場合に必要な運用資金がいくらになるのか、トラリピ運用試算表で計算してみます。(トラリピ運用資産表はマネースクエアで提供しているトラリピのリスク管理ツールです)
必要な運用資金を求めるには
『必要な運用資金』=『証拠金必要額』-『すべて成立時の評価損(レンジの端まで行ったときの含み損)』
となります。
試しに80円~100円のレンジで買いトラリピのみを仕掛けた場合とハーフ&ハーフを利用した場合の必要資金を計算してみました。
- 買いトラリピのみ:2,624,000円
- ハーフ&ハーフ:832,000円
細かいですが、計算の詳細は以下のようになっています(^^♪
▼買いトラリピのみの場合▼
- 証拠金必要額:724,000円
- すべて成立時の評価損:-1,900,000円
- 必要な運用資金:2,624,000円
▼ハーフ&ハーフの場合▼
ハーフ&ハーフの場合は『売りトラリピ』と『買いトラリピ』それぞれで必要な資金を計算し、どちらか高い方が必要な運用資金になります。
- 証拠金必要額:382,000円
- すべて成立時の評価損:-450,000円
- 必要な運用資金:832,000円
- 証拠金必要額:342,000円
- すべて成立時の評価損:-450,000円
- 必要な運用資金:792,000円
結論として、売りトラリピで必要な資金である832,000円がハーフ&ハーフで必要な運用資金となります。
3.トラリピハーフ&ハーフのデメリット
トラリピハーフ&ハーフにもデメリットがありますので、説明していきます。3-1.レンジの上下に損失リスクがある
デメリットとしては仕掛けたレンジの上下に損失リスクが発生することが挙げられます。
通常の買いトラリピなら上抜けた場合には含み損はありませんが、ハーフ&ハーフでは上抜けた場合も下抜けた場合も含み損を抱えることになります。
そのためハーフ&ハーフを運用するなら上下どちらにも抜けないようにレンジを広く取るのがおすすめです(^^♪
3-2.マイナスのスワップが発生する
続いてマイナスのスワップが発生する点があげられます。
FXでは通貨の金利差をスワップポイントとして受け取ることができます。
簡単に言えば、銀行預金の金利です。
日本では0.01%など、無視できるほど小さいですが、国によっては数%の金利が発生するところもあります。
これは買いポジションの時は決済で利益が出る上にスワップももらえてうれしいのですが、逆に売りポジションになった場合は金利を支払う必要ができています。
ハーフ&ハーフで買いと売り両方を設定する以上、どちらかのレンジでは必ずマイナスのスワップが発生します。
ただし、わたしの運用実績から決済益とスワップを切り分けて比較してみたところ、スワップは決済益と比べて少額であることがわかりました。
- 決済益:12,627,323円
- スワップ:-1,293,644円
- 合計:11,333,679円
比較してみてはっきりしましたが、スワップの影響は10%程度と決済益に比べると少額です。
確かに米ドル/円の売り、豪ドル/円の売り、NZドル/円の売りなどマイナスのスワップが発生する設定を運用しているので、徐々にマイナスのスワップが積み重なっていますが、長期間運用すると買いレンジと売りレンジを行ったり来たりする事になるので、スワップはあまり蓄積されないようです。
マイナスのスワップを考慮して、買いレンジの方を広くするなどのカスタムすることも考えられますが、そんなことをするよりも含み損が最小となるようにレンジの中心値でハーフ&ハーフにする方が良さそうです。
▼【検証】トラリピのマイナススワップの影響は?【結論⇒10%程度】
4.トラリピハーフ&ハーフのまとめ
- 証拠金を約半分に抑えることができる
- 含み損を約3分の1に抑えることができる
- レンジの上下に損失リスクが発生する
- 買いか売りのどちらかで必ずマイナスのスワップが発生する
また、中級者以上向けですが、ハーフ&ハーフの応用形もあるので、余裕があれば覚えておくといいと思います。
- 買いトラリピ:短期的にはレンジだが、中長期的には上目線
- 売りトラリピ:短期的にはレンジだが、中長期的には下目線
- ダイヤモンド:中長期的にレンジを形成
- ハーフ&ハーフ:相場を予想せず、幅広く仕掛ける(超長期)
- コアレンジ:???
わたし自身は8つの通貨ペアでハーフ&ハーフを活用し、月平均20万円の不労所得を得ています!!
わたしの設定は以下の記事で公開していますので、参考にしてください(^^ゞ
- 実現損益:+10,387,101円
- 評価損益:-1,010,521円
- 合計損益:+9,376,580円
最後に現在、限定キャンペーン中なので、わたしのブログから口座を開設した上で条件を満たすと、マル秘レポート【ブログに書けない『鈴(suzu)のトラリピ設定』の真実】がもらえます!!
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以上、【トラリピハーフ&ハーフ】必要資金が約3分の1、利益率が約3倍になる必須テクニック…でした(^^♪
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— 鈴(suzu)@2018年9月セミリタイア予定 (@semiritaia_suzu) 2018年6月30日
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