2017年9月からスワップ投資をはじめようと思います。
そこで、来月からはじめるスワップ投資の運用方針をまとめてみました。
なぜスワップ投資をするのか
投資の基本は分散投資です。
管理人の投資の中心となっている『トラリピFX』と『株価指数CFD』は今のところ順調ですが、どちらもマネースクウェア・ジャパンの口座で運用しています。
2017年7月から口座の新規申し込みが一時停止になったことで、同じ口座で集中的に運用することに若干の不安を感じました。
そこで、マネースクウェア・ジャパンだけで運用するのではなく、ほかのFX会社も利用したほうが良いのではと考えています。
その際にトラリピと似たようなサービスを提供しているFX会社で似たような運用をすることも考えましたが、どうせならここでも分散の考え方を適用してトラリピとは違う運用方針でやってみようかなと考えています。
トラリピは頻繁に売買して、決済益を得るのがメインとなっているので、逆に全くポジション決済せずに保有するやり方はどうだろうと考えました。
スワップ投資とは
スワップとはFXで得られる利益のひとつで、2つの通貨の金利差のことをいい、その差額をスワップポイントとして受け取ることができます。
例えば、金利0.5%の国の通貨で金利2.0%の国の通貨を取引するとその差額の1.5%がスワップポイントとして受け取れます。
つまりスワップ投資とは日本円のような超低金利の通貨でトルコリラや南アフリカランドなどの高金利の通貨を買い、そのスワップポイントを利益とする運用手法です。
スワップ投資の運用方針
以下の方針で運用していきます。
■積み立て投資で行う
月1回決まった量を買っていきます。過去のスワップ投資 ではじめに大量にポジションを持ち、その後円高になった際に非常に苦しみましたので、同じ轍を踏まないために定期的に買い増すスタイルにします。
約400万円の損失を出したスワップ運用
過去のスワップ投資での大失敗です。
■投資する通貨
以下4つの通貨ペアを運用していきます。A.トルコリラ/円
B.南アフリカランド/円
C.豪ドル/円
D.NZドル/円
値動きが荒いものの超高金利である『トルコリラ』と『南アフリカランド』、先進国で安定性がありながら高金利である『豪ドル』と『NZドル』を運用する予定です。
『豪ドル/ユーロ』や『NZドル/ユーロ』など現在マイナス金利であるユーロを組み合わせることも考えましたが、リスク管理が複雑になりますし、スワップの変動も大きくなるので、見送りました。
まずは親しみやすい円での取引を行い、慣れてきたら扱うペアを増やすことを検討します。
■毎月積み立てる通貨の量
A.トルコリラ/円:2,000通貨B.南アフリカランド/円:10,000通貨
C.豪ドル/円:1,000通貨
D.NZドル/円:1,000通貨
保有量は大体価値が同じになるように調整していきます。
現在、豪ドルとNZドルはレートが80円台なので、30円台であるトルコリラは2倍、8円台である南アフリカランドは10倍の量を保有します。
■必要な投資費用
月8万円を口座に追加する予定です。
各通貨ごとに以下の下落を想定しています。
A.トルコリラ/円:10円程度の下落を想定
B.南アフリカランド/円:2円程度の下落を想定
C.豪ドル/円:20円程度の下落を想定
D.ドル/円:20円程度の下落を想定
チャートを見ると過去最安値ではそれ以上に下落していることもありますが、短期的にそれ以上の急落はないと想定し定期的に口座に追加する資金としては月8万円としました。
実際に投資をはじめたら維持率や貯まっていくスワップを考慮して、調整していきます。
そして当然のことながら以下の記事のように追加資金を用意しておきます。
追加資金を無駄なく活用する
追加資金活用の小ワザです
■想定する利益
スワップの実績を見ると初月のスワップは1,000円ちょっとかなと想定しています。
少なく感じますが、そのまま積み立てていけば1年たつ頃には月1万5千円程度のスワップになると想定しています。
まあ、スワップ収入や含み損をみながら積み立てる量や通貨ペアを変更してみいいので、その辺は臨機応変にやっていくつもりです。
利用するFX会社
私がスワップ投資を行う際に注意すべきと思う6つのポイントをすべてクリアしているSBIFXトレード を利用するつもりです。
6つのポイントとは
①スワップの高さ
②最小取引単位
③未決済のスワップの証拠金利用
④未決済のスワップにかかる税金
⑤未決済のスワップの出金
⑥未決済で出金したスワップの税金
となります。
詳細が知りたい方は以下の記事で解説していますので、そちらを見てください。
スワップ投資向けのFX会社の選び方
注意すべき6つのポイントを解説
スワップ投資向けのFX会社
私が実施するスワップ投資に向いているFX会社をまとめてみました。
私の要件ではSBIFXトレード が一番ですが、投資する通貨ペアや投資目的によって使い分けるといいと思います。
★SBIFXトレード
〇①運用する4通貨の取り扱いがあり、スワップが高い
〇②最小取引単位が1通貨から
〇③未決済のスワップを証拠金にできる
〇④未決済のスワップに税金がかからない
〇⑤未決済のスワップが出金できる
〇⑥未決済で出金したスワップに税金がかからない
■コメント
6つの条件をすべて達成しているFX会社です。
未決済で引き出したスワップに税金がかからないため、ポジションを決済しない限りは税金を一切払わずに、スワップを受け取り続けることができます。
スワップをセミリタイア後の生活費に充てるなら『SBIFXトレード 』がベストでしょう。
■向いている使い方
・生活費
★ヒロセ通商【LION FX】
〇①運用する4通貨の取り扱いがあり、スワップが高い
〇②最小取引単位が1,000通貨から
〇③未決済のスワップを証拠金にできる
〇④未決済のスワップに税金がかからない
×⑤未決済のスワップが出金できない
×⑥-
■コメント
4つの条件を達成しているFX会社です。
未決済のスワップを出金できませんが、スワップは全体的に『SBIFXトレード 』より高めです。(2017年7月時点)
スワップを生活費として使うわけではなく、車の購入やマイホームの頭金にするなど積み重なったスワップをまとめて使うなら『ヒロセ通商【LION FX】 』がベストでしょう。
■向いている使い方
・結婚資金
・車の購入資金
・マイホームの頭金等
★外為ジャパン
×①運用するトルコリラ/円以外の3通貨の取り扱いがあり、スワップが高い
〇②最小取引単位が1,000通貨から
〇③未決済のスワップを証拠金にできる
〇④未決済のスワップに税金がかからない
〇⑤未決済のスワップが出金できる
〇⑥未決済で出金したスワップに税金がかからない
■コメント
5つの条件を達成しているFX会社です。
トルコリラ/円の取り扱がありませんが、南アフリカランド/円、豪ドル/円、NZドル/円の3通貨のスワップについては、『SBIFXトレード 』、『ヒロセ通商【LION FX】 』より高めです。(2017年7月時点)
安定性重視でトルコリラ/円を外して運用するならなら『外為ジャパン 』がベストでしょう。
■向いている使い方
・生活費
・車の購入費
・なんでもOK
外為ジャパン はDMM.COMが運営しているFX会社なので、『DMM FX』とツールや取引条件が似ていますが、『DMM FX』のほうが最小取引単位が大きく(1万通貨から)、『⑥未決済で出金したスワップに税金がかかる』ため、スワップ投資に利用するなら『外為ジャパン 』をおすすめします。
スワップ投資をはじめるまで
スワップ投資をはじめる準備はすでに完了しています。
ただ、スワップ投資では一度、痛い目を見ているので、1月ほど寝かせてみてほんとうにこのやり方がベストなのか見定めるつもりです。
自分の考えを整理する意味でもこの記事を書きました。
2017年9月から投資を開始するつもりですが、1ヶ月よく考えたら、投資通貨とか保有量を変えているかもしれません(^^ゞ
なんにせよ来月になったら、結局どうしたかまた報告します。
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