鈴のトラリピ設定をやってみたいんだけど、実はトラリピがあんまり好きじゃない……トライオートFXでもトラリピ式の発注が出来るらしいけどホント?
トライオートFXで鈴のトラリピ設定を再現する方法を教えて!!
どうもリピート系の自動売買で約8,000万円を運用中の鈴(@semiritaia_suzu)です(^^♪
鈴と言えば『2,000万円をトラリピで運用することで月平均20万円の不労所得を得ています』がよく使う文言で、わたしのブログでも一番人気となっています。
- 実現損益:+12,052,058円
- 評価損益:-1,225,878円
- 合計損益:+10,826,180円
▼鈴のトラリピ設定と運用実績
ただ、同じく人気の仕組みである「トライオートFXでこの鈴のトラリピ設定を再現したい」という要望を度々いただくので、やり方を解説していきます。
トラリピもトライオートFXも一長一短あるので、比較しながら解説していきます。
ちなみにスペック比較だけしたい人は「【比較】トラリピとトライオートFXの違いは?」から読めばOKです(^^ゞ
▼トライオートFXのことが3分で分かる動画▼
1.【比較】鈴のトラリピ設定とは
鈴のトラリピ設定とはわたしが運用している現時点で月平均20万円の不労所得を生み出しているトラリピの設定です(^^♪
- 実現損益:+12,052,058円
- 評価損益:-1,225,878円
- 合計損益:+10,826,180円
▼鈴のトラリピ設定と運用実績
ただ、トラリピ用の設定とは言え、やっていることは買い⇒売り、売り⇒買いの繰り返し注文を複数通貨ペアで行っているだけなので、他の自動売買でもやろうと思えば実現できます。
▼自動売買の仕組み
厳密には機能をシンプルにして、使いやすさに力を入れているループイフダンなどでは完全再現はできないのですが、拡張性の高いトライオートFXなら問題なく再現することが出来ます。
今回はそのやり方を紹介していきます(^^♪
2.【比較】鈴のトラリピ設定をトライオートFXで再現する
実際にトライオートFXでトラリピの設定を再現してみます。
発注する注文をトラリピ風に表現すると以下の設定になります。
新規・買い注文 | 新規・売り注文 | |
通貨ペア | USD/JPY | USD/JPY |
注文金額 | 0.1万(通貨) | 0.1万(通貨) |
レンジ | 新規・買い 95.10~105.00 |
新規・売り 105.10~115.00 |
トラップ本数 | 100本 | 100本 |
利益値幅 | 0.7円 | 0.7円 |
決済トレール | 設定しない | 設定しない |
▼設定レンジ
この買いレンジと売りレンジを分けた『トラリピハーフ&ハーフ』と呼ばれる技法を使った設定をトライオートFXで入力していきます(^^♪
▼トラリピハーフ&ハーフとは
ビルダー機能を利用して、トラリピ式の設定を発注
トライオートFXでは自動売買セレクトと呼ばれる1クリックで発注できる仕組みの他に自分でオリジナルの設定を組めるビルダーという機能があります。
ビルダー機能を使えばトラリピ式の設定も発注可能です(^^♪
『ビルダー【FXで作る】』を選択
『マルチカスタム』を選択
『通貨ペア』を選択
買いのトライオートFX(95.10円~105.00円)
買い:95円~105円 |
- |
- 売買:買
- レンジ幅(pips):1000
- 本数:100
- 数量(万):0.1
- スタート価格:価格指定 @105
- 利確幅(pips):70
- 損切幅(pips):なし
- フォロー値(pips):なし
- カウンター値(pips):-70
- カウンター固定:あり
OCO:なし
上記のように入力すると95.10円~105.00円まで10銭間隔で100本のトラップを発注する設定になります。
注意点として、買い設定の時は『カウンター値』がマイナスの値になることを意識しておきましょう。
売りのトライオートFX(105.10円~115.00円)
売り:105円~115円 |
- |
- 売買:売
- レンジ幅(pips):1000
- 本数:100
- 数量(万):0.1
- スタート価格:価格指定 @105.1
- 利確幅(pips):70
- 損切幅(pips):なし
- フォロー値(pips):なし
- カウンター値(pips):70
- カウンター固定:あり
OCO:なし
上記のように入力すると105.10円~115.00円まで10銭間隔で100本のトラップを発注する設定になります。
注意点としては、売り設定の時は買い設定とは逆に『カウンター値』がプラスの値となることを意識しておきましょう。
ちなみに注文は『注文設定』に全て表示されているので、自分が発注したい設定になっているかよく確認してください(^^ゞ
▼注文設定(注文一覧)
通貨ごとのトライオートFXの設定
通貨ごとに鈴のトラリピ設定をトライオートFXで再現する際の入力方法をまとめました。
量が多いので、通貨ごとに記事を分けてあります(^^♪
▼ユーロ/円のトライオートFX設定
▼ユーロ/英ポンドのトライオートFX設定
▼豪ドル/円のトライオートFX設定
▼豪ドル/米ドルのトライオートFX設定
▼豪ドル/NZドルのトライオートFX設定
▼NZドル/円のトライオートFX設定
▼NZドル/米ドルのトライオートFX設定
▼加ドル/円のトライオートFX設定
▼【休止中】米ドル/円のトライオートFX設定
ちなみにビルダーで入力するのが面倒と言う人はわたしが組んだ設定(6通貨ペア)を1クリックで発注できる仕組みもあります(^^ゞ
▼【1クリック発注】大暴落想定の6通貨ペア分散
3.【比較】トラリピとトライオートFXの違いは?
トライオートFXでトラリピを再現できることは分かったけど結局どっちがいいの?ということで、スペックを比較してみました(^^ゞ
トラリピとトライオートFXを比較すると以下のようになります。
トラリピ | トライオートFX | |
通貨ペア | 15ペア | 17ペア |
取引単位 | 1,000通貨 | 1,000通貨 |
スプレッド※1 | 4銭 | 0.3銭 |
手数料 | 無料 | 40pip |
総コスト※2 | 40円 | 43円 |
レンジの設定 | 固定 | 固定・追尾 |
設定の自由度 | 〇 | ◎ |
設定の手間 | 普通 | 普通 |
繰り返し回数 | 無制限 | 無制限 |
総建玉件数 | 無制限 | 1,000件 |
有効注文数 | 無制限 | 2,500件 |
用途 | 長期的な資産形成 | 短期~中期の運用 |
結論から言うとそこまで差はないので、好みでOKです!!
とはいえ、これだけではあんまりなので、運用する上で重要な項目を詳細に比較していきます(#^.^#)
トラリピとトライオートFXの比較:取引コスト
トラリピとトライオートFXでそれぞれ運用できる通貨ペアと1,000通貨当たりの取引コストの比較です。
通貨ペア | トラリピ | トライオートFX |
取扱数 | 15ペア | 17ペア |
USD/JPY | 30~40円 | 43円 |
EUR/JPY | 20~40円 | 45円 |
GBP/JPY | 30~50円 | 50円 |
AUD/JPY | 30~50円 | 46円 |
NZD/JPY | 30~50円 | 57円 |
CAD/JPY | 20~40円 | 59円 |
CHF/JPY | - | 60円 |
TRY/JPY | 40~60円 | 55円 |
MXN/JPY | 10~30円 | - |
ZAR/JPY | 20~30円 | 58円 |
AUD/NZD | 21~28円 | 81円 |
EUR/USD | 30~50円 | 43円 |
AUD/USD | 20~40円 | 54円 |
NZD/USD | 20~40円 | 60円 |
GBP/USD | 40~50円 | 54円 |
USD/CHF | - | 60円 |
EUR/GBP | 30~50円 | 67円 |
EUR/AUD | - | 54円 |
※1NZドル70円で計算
※1スイスフラン100円で計算
※1英ポンド140円で計算
※1豪ドル70円で計算
※トラリピのスプレッドは結構ブレます
スプレッドは圧倒的にトライオートFXの方が狭いのですが、1,000通貨当たり往復で40円の手数料がかかるので、総コストだと若干トラリピの方が安いくらいですかね。
ただ、トラリピのスプレッドってその日によっても結構替わるので、実質はいい勝負だと思います。
また、トライオートFXは取引数量が10,000通貨以上になると手数料の優遇措置があるので、1万通貨以上で取引する場合はトラオートFXの圧勝です。
▼トライオートFXの手数料▼
トラリピとトライオートFXの比較:スワップ
トラリピとトライオートFXで同じ数量のポジション(鈴のトラリピ設定)を保有していた場合のスワップを比較しました。
運用月 | トラリピ | トライオート FX |
2020年4月 | -73,665円 | -31,804円 |
2020年5月 | -60,137円 | -26,858円 |
2020年6月 | -52,126円 | -22,873円 |
2020年7月 | -38,085円 | -17,229円 |
2020年8月 | -27,834円 | -13,757円 |
2020年9月 | -28,003円 | -15,049円 |
2020年10月 | -27,385円 | -21,941円 |
2020年11月 | -22,239円 | -21,674円 |
2020年12月 | -15,438円 | -27,622円 |
2021年1月 | -11,661円 | -18,153円 |
2021年2月 | -15,453円 | -23,349円 |
2021年3月 | -25,834円 | -29,267円 |
2021年4月 | -30,926円 | -34,285円 |
2021年5月 | -29,669円 | -38,422円 |
2021年6月 | -33,504円 | -36,484円 |
2021年7月 | -34,682円 | -31,484円 |
2021年8月 | -33,565円 | -30,667円 |
2021年9月 | -38,024円 | -31,851円 |
2021年10月 | -34,187円 | -38,269円 |
2021年11月 | -26,871円 | -36,916円 |
2021年12月 | -25,586円 | -33,755円 |
2022年1月 | -24,960円 | -32,872円 |
平均 | -32,265円 | -27,944円 |
スワップはわずかにトライオートFXの勝利です!!
通貨ペアや売買の方向にもよりますが、鈴のトラリピ設定と同じ運用をしていた場合はトライオートFXの方が高さそうです。
ただし、鈴のトラリピ設定は基本的にスワップ益ではなく決済益を最大化することを目指した手法です。
わたしの運用実績でもスワップの影響は10%程度と言う結果が出ているので、10%のスワップ益に拘るより、90%を占める決済系を最大化するように設定を組む方が効果的だと思います。
- 決済益:+14,621,667円
- スワップ:-1,590,996円
- 合計:+13,030,671円
▼【検証】トラリピのマイナススワップの影響は?【結論⇒10%程度】
トラリピとトライオートFXの比較:発注上限
トラリピとトライオートFXの発注上限の比較です。
トラリピ | トライオートFX | |
総建玉件数 | 無制限 | 1,000件 |
有効注文数 | 無制限 | 2,500件 |
有効注文数:1度に発注できる注文数
トライオートFXに発注上限があります。
非常に数が多いので、問題ないかと思いきや実は鈴のトラリピ設定を入力するとこの上限をオーバーしてしまいます(^^ゞ
総建玉件数:2,050件
有効注文数:4,100件
複数の通貨ペアを運用しているので、実際は全てのポジションを同時に持つことはあり得ないですし、注文も例えば豪ドル/円の100円~110円なんて現時点では不要でしょうから、外しておくである程度は対応できます。
しかし、厳密に同じ発注をすることはできません。
そのため鈴のトラリピ設定をトライオートFXで再現する際には1,000通貨単位で0.1円間隔⇒2,000通貨単位で0.2円間隔にするのがおすすめです。
こうすれば建玉数、注文数ともに半分になるので、問題なく運用できます。
決済回数はおおよそ半分になりますが、1回の利益が倍になるので、総利益はそれほど変わらないはずです(^^ゞ
4.結局トラリピとトライオートFXってどっちがいいの?
ぶっちゃけ好みでいいと思います(^^♪
- コスト:互角
- スワップ:トライオートFX
- 発注上限:トラリピ
鈴のトラリピ設定はトライオートFX向けに考えた設定ではないので、ほぼ再現できるとは言えちょっと変則的な設定になります。
とはいえ、スワップではトライオートFXが勝っていますし、使い勝手の面でも特に不便はないでしょう。
そのため、最終的には発注のインターフェイスとかアプリの見やすさとか直感で決めていいと思います(^^♪
トラリピもトライオートFXも自分の戦略を自動で繰り返してくれる補助ツールでしかありません。
自身が実現したい戦略が上手く行けばどちらを使っても利益を出すことができます。
気に入った方を使えばOKでしょう!!
5.【比較】トライオートFXのQA
トライオートFXでよくある質問をまとめてみました。
鈴はなぜトラリピを使っているのか?
トラリピとトライオートFXの違いと言うよりは、マネースクエアとインヴァスト証券のスタンスの違いが大きいです。
例えばマネースクエアはスリーミリオン倶楽部など長期間かつ高額の資産運用をフォローする仕組みに力を入れています。
マネースクエア独自のコンシェルジュサービス。
条件を達成することで、マネースクエアから特別なサービスを受けることができます。
スリーミリオン倶楽部:https://www.m2j.co.jp/3million
対してインヴァスト証券は長期的な運用と言うよりは、短期~中期のトレードで勝つことに力を入れているような気がします。
▼システムリニューアルから分かるトラリピとトライオートFXのユーザ属性
別にどちらが上とかは無いのですが、死ぬまで利益を受け取り続けるというわたしのスタンスに合致しているのはマネースクエアのトラリピかなと思っています(^^ゞ
一応、発注上限のせいで鈴のトラリピ設定を完全に再現しきれないという問題はありますが、わたしの中ではクリティカルな問題ではないですね。
総建玉件数:1,000件
有効注文数:2,500件
【鈴のトラリピ設定の発注件数(最大値)】
総建玉件数:2,050件
有効注文数:4,100件
結局は運用してみて自分に合っていると納得できる事が大切です。
あとはぶっちゃけ、先に出会ったのがトラリピだったというのも大きいと思います。
最初にトライオートFXに出会っていたら、ちょっと変形した鈴のトライオートFX設定が誕生していたかもしれません(^^ゞ
トライオートFXで通貨ペアを増やすのはありか?
ありだと思います(^^♪
ただし、1点だけ注意して欲しいのは必ずレンジ相場になっている通貨ペアを選んでください。
鈴のトラリピ設定の戦略で通貨ペアを選ぶ際には『レンジを形成していること』が前提条件なので、トルコリラ/円のようにレンジになっていない通貨ペアを運用しても悪戯に損失が出るだけで終わります。
▼トルコリラは自動売買向きじゃない
1クリックで発注できる『大暴落想定の6通貨ペア分散』ではトラリピでは運用できないユーロ/英ポンドを組み込んでいます(#^.^#)
▼【1クリック発注】大暴落想定の6通貨ペア分散
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トライオートFXについて、載せた方がいいなという質問がきたら増やしていくつもりです(^^ゞ
以上、【比較】トライオートFXで鈴のトラリピ設定を再現!ワイドレンジのハーフ&ハーフ戦略で月20万円の不労所得を目指す…でした!!
鈴のトラリピ設定をトライオートFXで再現!!
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本日でサラリーマン終了です(*^^*)
— 鈴@3年でセミリタイア達成 (@semiritaia_suzu) August 30, 2018
しっかりと挨拶回りをしてきます!!
ただ、最後の最後まで全く実感がわかないですね(^-^ゞ pic.twitter.com/NCotpuDwGe