ソーシャルレンディングを2年程運用しましたが、現状では投資初心者におすすめできる仕組みになっていないと判断しました。
勿論、投資に絶対の正解はないので、人によるとは思いますが、わたしの場合、トラリピには2,000万円投資できますが、ソーシャルレンディングには100万円も投資できません。
この記事は元々『初心者にもおすすめなソーシャルレンディング5社を比較』というタイトルで公開していたのですが、わたし自身大きな資金を投入できない仕組みを『初心者にもおすすめ』するのはどうかと思い、内容を書き換えました(^_^;)
記事の内容としてはわたしが実際に運用したソーシャルレンディング5社の特徴とわたしの実績になります。
2.おすすめのソーシャルレンディング5社
2-1.LENDEX
2-2.クラウドバンク
2-3.SBIソーシャルレンディング
2-4.maneo
2-5.ラッキーバンク
3.鈴(suuz)の運用実績
4.初心者にはおすすめできないソーシャルレンディングまとめ
5.ソーシャルレンディングと社債の間の投資先Funds(ファンズ)
1.ソーシャルレンディングとは
ソーシャルレンディング(略してソシャレン)とは「ネット上でお金を借りたい人、企業」と「ネット上でお金を貸したい人、企業」とを結びつける融資仲介サービスのことです。
(maneoより引用)
我々投資家はお金を借りたい企業や個人にお金を貸してその利息を貰うわけですね。
また、数年前までは大手ソーシャルレンディング会社でも個人向けにも貸し出しを行っていたので、貸し倒れ(投資したお金が返ってこない)がありました。
ただ、現在では大手ソーシャルレンディング会社は企業向けにしか貸し出しを行っていないので、貸し倒れが発生していません。
ラッキーバンクやmaneoで貸し倒れが発生しています。わたしがラッキーバンクに預けていた20万円も貸し倒れになりました(^_^;)
貸し倒れになる可能性も十分ありますので、ソーシャルレンディングを利用するなら複数の案件、複数の会社に分散するのが無難だと思います。
▼ソーシャルレンディングの事が3分半で分かる動画▼
※ソーシャルレンディング会社の一つmaneoの解説動画です。
2.おすすめのソーシャルレンディング5社
私が利用してみて使い勝手の良かった5社を紹介していきます。
年利5~10%程度の利益を得られるところが多いです。
また、私が利用している5社は貸し倒れ(投資したお金が返ってこない)は発生していません。
2019年2月追記)
ラッキーバンクで貸し倒れが発生しました。
ちなみにわたしが預けた20万円が約6万円になってしまいました/(^o^)\
2-1.LENDEX
【LENDEX の特徴】
・利回りが非常に高い
・不動産特化のソーシャルレンディング
・全案件不動産担保付き
・出金手数料が無料
・新しいソーシャルレンディング会社
・新しいソーシャルレンディング会社を試したい人
⇒案件の条件はすばらしいですが、まだ実績がほとんどないです
【コメント】
人気の高いラッキーバンクに似たソーシャルレンディング会社で、不動産の担保があり、利回りもラッキーバンクより高いです。
しかもまだ有名ではないので、募集がすぐに一杯になることもありません。
以前は新興で返済実績がなかったので、おすすめではなく+αという扱いにしていましたが、問題なく完済されていっているので、おすすめのソーシャルレンディング会社にします(^^♪
担保となる不動産の査定は大手の東急リバブルが行っていますので、貸し倒れになるリスクは他のソーシャルレンディング会社と遜色ないレベルでしょう。
わたし自身は9%台の案件も多く、操作画面も見やすいので、メインで利用しています。
【LENDEXの口座開設ページ】
レンデックス(LENDEX)の口座開設手順
2-2.クラウドバンク
【クラウドバンクの特徴】
・利回りが非常に高い
・再生エネルギー案件が多い
・ほとんどの案件で担保がある
・操作画面が見やすい
・出金手数料が無料
・非常にバランスが良くて初心者におすすめ
【コメント】
非常にバランスの良いソーシャルレンディング会社という印象です。
利回りが高く、案件の数もそれなりにあるので、投資できないということもなく操作画面も見やすいです。
利回りだけで見るとラッキーバンクには劣りますが、個人的には一番使いやすいソーシャルレンディング会社だと思います。
【クラウドバンクの口座開設ページ】
クラウトバンクの口座開設手順
2-3.SBIソーシャルレンディング
【SBIソーシャルレンディングの特徴】
・出金手数料が無料
・案件に申し込んだ後で振り込めばいいので、口座に資金が拘束されない
・インターフェイスが独特
・厳選されているので案件は少なめ
・ソーシャルレンディング会社に安心感を求める人
・毎月元本の一部を払い戻して欲しい人
【コメント】
金融大手のSBIホールディングスが運営するソーシャルレンディング会社です。 SBIブランドというだけで安心感があります。また、資金の振り込み方法が特徴的です。
通常は各ソーシャルレンディング会社の口座に資金を振り込んでおいて、その資金の範囲内で投資することになります。 (ネット証券で株を買ったり、FXで取引するときと同じ感覚です。)
対して、SBIソーシャルレンディングの場合は投資したい案件と金額を申し込んだ後で、口座が指定されそこに振り込むことになります。
普段自分が利用している口座に資金を入れたままでも申し込みができるので、SBIソーシャルレンディング用に資金を割り振っておく必要がなくて便利です。
また、一般的なソーシャルレンディングでは運用の最終月にまとめて元本が返済されるのですが、SBIソーシャルレンディングの場合、毎月元本の一部が返済されます。
毎月元本が返ってきますので、貸し倒れのリスクが少なくなりますが、その分後半になるにつれて配当金が少なくなっていきます。
返ってきた元本を他の投資に回すなど工夫が必要です。
また、わたしもその通りだと思いましたが、よく言われる欠点として操作画面が独特で見ずらすぎです。
案件数もそう多くないので、他のソーシャルレンディング会社と組み合わせての利用がいいと思います。
【SBIソーシャルレンディングの口座開設ページ】
SBIソーシャルレンディングの口座開設手順
2-4.maneo
【maneoの特徴】
・案件が非常に多い
・出金手数料がかかる
・保証や担保のない案件も多い
・たくさんの案件から選びたい人
⇒案件の良し悪しを見極められる中級者以上の方がいいかも
・すぐに申し込みたい人
【コメント】
実績ナンバーワンのソーシャルレンディング会社は伊達ではなく幅広い案件に申し込むことが出来ます。常に申し込めるといってもいいほど、案件の数も多いです。
その分、保証や担保がない案件も多いので、しっかりと詳細を読んで見極める必要があります。
正直、初心者の私だと案件がありすぎてどれに投資したらいいか迷いました(^^ゞ
現在のところは貸し倒れ件数ゼロなので、単純に利率のいいものに申し込んでもいいと思いますが、今後も貸し倒れが発生しないとは言い切れないので、案件の特徴を判断して投資できる中級者以上の方が向いていると思います。
貸し倒れは発生していませんが、2018年11月現在大規模な遅延が発生しているので、利用を見送ったほうが無難かと思います(^^ゞ
あと出金手数料がかかるので、maneoに投資した資金はあまり出し入れせずmaneoで運用するのが良いと思います。
【maneoの口座開設ページ】
maneoの口座開設手順~国内実績ナンバーワンのソーシャルレンディング~
⇒2018年7月と最近、行政処分を受けたので、注意です。
2-5.ラッキーバンク
【ラッキーバンクの特徴】
・利回りが非常に高い
・不動産特化のソーシャルレンディング
・全案件不動産担保付き
・出金手数料が無料
・すぐ募集が埋まる
・募集開始時に張り付ける人
⇒1分~2分くらいで完売します。
【コメント】
全案件に不動産担保がついているので、安心して投資できます。
しかも利回りが非常に高く年利10%の案件も珍しくありません。
私もメインで利用しています。
ただ、大人気なので、募集して1分~2分程度で完売していしまいます。
だいたい募集開始の3日くらい前に周知があるので、それを見てPCかスマホに張り付けるようなら参加できます。
募集開始時刻は20:00が多いですが、19:00の時や10:00のときもあります。
【ラッキーバンクの口座開設ページ】
ラッキーバンクの口座開設手順
3.鈴(suzu)の運用実績
LENDEX:+8,288円
クラウドバンク:+10,793円
SBIソーシャルレンディング:+3,598円
maneo:+9,999円
ラッキーバンク:-129,052円
合計:-96,374円
運用資金がそれぞれ違うので実績だけでは比較できませんが、案件の利率的には
1位LENDEX
2位
他3社は同じくらいの印象です。
LENDEXとラッキーバンクは年利9%くらいの案件に申し込んでいるので、源泉徴収分引いたら年利7%くらいになると思います。
他3社は年利7%くらいなので、源泉徴収分引いて年利5%くらいになるのかなと思います。
もう少し詳細な運用実績をこちらの記事で更新しているので参考にしてください。
関連記事:ソーシャルレンディングの運用実績
また、ラッキーバンクから20万円貸し付けていましたが、貸し倒れが発生したため、結果的に返済されたのはおよそ3割の6万4千円です。
担保があるから大丈夫という雰囲気でしたが、想像以上に大丈夫じゃなかったですね(^_^;)
半分くらいは帰ってくるかと思いましたが、3割程度でした。。。
ソーシャルレンディングは何もなければ淡々と利益が積み重なりますが、貸し倒れが発生すると一気にマイナスになるので、同じところに大金を貸し出すのは辞めた方が良さそうです。
4.初心者にはおすすめできないソーシャルレンディングまとめ
ソーシャルレンディングは投資初心者にはあまりおすすめできないというのが2年間運用してみた感想です。
ソーシャルレンディング自体がダメと言うわけではないのですが、案件の良し悪しを判断できない初心者が手を出すべきではないというのが実感です。
例えば、『利回り5%の不動産案件A』と『利回り3%の再生エネルギー案件B』があった場合、案件Aの方がリスクが高いはずです。
しかし、わたしが2つの案件を見比べてもどちらの方がリスクが高いのか全く判断できません。
利回り5%と言われても、それがリスクに対して妥当なのか、利回りが低すぎるのか分からないのです。
ソーシャルレンディングは元本保証の商品ではないので、貸し倒れのリスクがあります。そのリスクに対して、利率が妥当がどうか判断できる投資家だけが手を出すべきだと思います。
また、リスクとリターンが釣り合っていない気がします。
成功しても年利数%程度ですが、失敗した場合は殆ど帰ってきません。
これが株なら会社が倒産したら当然ゼロ円になりますが、逆に株価が数十倍や数百倍になる可能性もあるのです。
個別株が『ハイリスク・ハイリターン』ならソーシャルレンディングは『ハイリスク・ローリターン』になっている気がします。
未来に期待が持てる仕組みではありますが、『現段階では初心者が手を出す商品ではない』と言うのがわたしの考えです(^_^;)
5.ソーシャルレンディングと社債の間の投資先Funds(ファンズ)
ソーシャルレンディングは簡単だけど、貸し倒れのリスクが怖いという方にはより低リスクなFundsというサービスが登場しました!!
ソーシャルレンディングと同様に企業に貸し付けを行う投資法なのですが、少しスキームが違います。
ソーシャルレンディングの場合は運営会社を通して、事業に貸し付けるのですが、事業の失敗し、担保で補填しきれないと貸し倒れとなり、貸し手である我々投資家に損失になります。
しかし、Funds(ファンズ)の場合は、事業が失敗しても貸し倒れとはならず、関連会社が運営会社に損失を補填する義務が発生します。
これにより貸し倒れのリスクが大幅に減るわけです。
ソーシャルレンディングでは投資家だけがリスクを負っていたのですが、Fundsでは関連会社もリスクを負うことになります。
もちろんいい事ばかりではなく、関連会社がリスクを負うので、ソーシャルレンディングより利率は悪くなると思いますし、関連会社が倒産すれば返せなくなるので、絶対安心というわけでもないです。
ただ、ソーシャルレンディングでは事業に失敗しても損をするのは貸し手である投資家なので、自己責任と言う事でハイリスクハイリターンな無理なファンドも組めたわけです。
それがこの仕組みでは関連会社は運営会社に返済の義務があるので、無理なファンドを組むことが出来なくなるはずです。
そこが大きな違いになると思います。
ソーシャルレンディングでは運営会社のリスクが少なすぎたので、Fundsの方がより洗練された気はします(^_^;)
とは言ってもまだ新しい仕組みなので、走らせてみると予想していなかったリスクに気づくかもしれません。
ただ、発展途上だったソーシャルレンディングよりもスキームが一歩前進した感じがするので、期待しています。
ただし、やはりリターンの割にリスクが大きく、投資初心者向けの商品ではないかなと言う気がします(^^ゞ
と言いつつお試しでFundsに投資しているので、都度報告は行います。
【Fundsの口座を開設する】
- 累計利益:+7,878,211円
- 含み損益:-1,827,841円
- 実現損益:+6,050,370円
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Follow @semiritaia_suzu
主に以下6点の情報を発信中です(^^♪
— 鈴(suzu)@2018年9月セミリタイア予定 (@semiritaia_suzu) 2018年6月30日
①ブログの更新情報
②【速報】トラリピの設定変更
③【速報】株価指数CFDの積立情報
④【速報】スワップの積立情報
⑤【速報】トライオートETFの設定変更
⑥【速報】その他自動売買の設定変更
何か質問があれば質問箱へどうぞ( ^^) _旦~~