円卓
スワップに大きな影響を与える各国の政策金利について整理してみました。

2018年9月は米国とトルコが利上げしました(^^♪


1.政策金利とスワップとは


政策金利とは

政策金利とは各国の中央銀行が一般の銀行に融資する際の金利のことです。

中央銀行の金融政策によって決められ、景気が良い場合には高く設定され、景気が悪い場合には低く設定されるのが一般的です。

この政策金利がスワップに大きな影響を与えます。
(厳密にいうとスワップに直接影響するのは短期金利ですが、短期金利は政策金利の影響を大きく受けます)

日本の場合は日本銀行が中央銀行になります。


スワップとは

スワップとはFXで得られる利益のひとつで、2つの通貨の金利差のことをいい、その差額をスワップポイントとして受け取ることができます。

例えば、金利0.5%の国の通貨で金利2.0%の国の通貨を取引するとその差額の1.5%がスワップポイントとして受け取れます。 (厳密に言うと実際に使われるのは政策金利ではありませが、考え方は一緒です。)

つまりスワップ投資とは日本円のような超低金利の通貨でトルコリラや南アフリカランドなどの高金利の通貨を買いそのスワップポイントを利益として運用していく手法です。

基本的により金利の低い国の通貨でより金利の高い国の通貨を取引したほうがスワップが大きくなります。


2.各国の政策金利


各国の政策金利を整理してみました。

各国の政策金利(2018年9月時点)
国名 政策金利 最終更新 次回の
政策金利発表
日本 0.10% 2008/12/19 2018/10/31
米国 2.25% 2018/9/26 2018/11/8
欧州 0.00% 2016/3/10 2018/10/25
英国 0.75% 2018/8/2 2018/11/1
カナダ 1.50% 2018/7/11 2018/10/24
豪州 1.50% 2016/8/2 2018/10/2
NZ 1.75% 2016/11/10 2018/11/7
スイス -1.25% 2015/1/15 2018/12/13
南ア 6.50% 2018/3/28 2018/11/22
トルコ 24.00% 2018/9/13 2018/10/25
メキシコ 7.75% 2018/6/21 2018/10/4

2018年9月は米国とトルコが利上げました(^^ゞ

3.スワップ運用に向いた通貨

低金利の国と高金利の国を整理しました。
低金利の国の通貨で高金利の国の通貨を取引することでスワップを得ることができます。

低金利の国と高金利の国
高金利の国 低金利の国 それ以外の国
トルコ(24.00%)
メキシコ(7.75)
南ア(6.50%)

米国(2.25%)
NZ(1.75%)
豪州(1.50%)
カナダ(1.50%)
スイス(-1.25%)
欧州(0.00%)
日本(0.10%)
英国(0.75%)

スワップ投資をするならトルコリラ、メキシコペソ、南アフリカランドは積極的に運用していきたいです。

わたしはスワップの高い以下のFX会社で上記の3通貨に加え、豪ドル、Nドルを運用しています。

FXプライムbyGMO:南アフリカランド 

ヒロセ通商【LION FX】:豪ドル、NZドル

トレイダーズ証券:トルコリラ、メキシコペソ

スワップ月次201808
関連記事:鈴(suzu)のスワップ運用実績


米国が2.25%と既に高金利通貨と言ってよい状況です。

ただ、ちょっと今は米ドル高の水準なので、米ドル/円が100円くらいになったら、米ドルもスワップ運用したいですね(^^ゞ

また、スワップ投資について、FX会社ごとの詳しい比較は以下の記事を参考にしてください。

関連記事:【スワップ投資のはじめ方】スワップ向けのFX会社を比較する


4.スワップの積立例のご紹介

わたしのスワップの積立実績は↓↓になります。

 ★鈴(suzu)の積立状況
鈴(suzu)のスワップの積み立て実績を公開しています!




また、条件を変えてスワップ投資のシミュレーション結果を以下の記事にまとめています。
 155万円で月5万円の不労所得
毎月5万円を2年7ヵ月続ければ月5万円の不労所得に!


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 積立投資の威力を検証してみた
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