鈴(suzu)のトライオートFX設定
トライオートFXは自動売買の中でも上級者向けですが、自動売買セレクトという仕組みを使えば、選ぶだけで運用することが出来ます。

自動売買セレクトは3年程度のレンジを想定していることが多く、完全にほったらかすことはできませんが、使いこなせれば資金を大幅に増やすことができます。(当然、失敗したら減ります)

そんなトライオートFXについて、わたしの設定と運用実績をまとめるページを作成したので、不労所得でセミリタイアを目指している人は参考にしてください!!
▶この記事で分かること
  • トライオートFXの運用実績
    月2万円の不労所得
  • 現在のトライオートFX設定
    ⇒コアレンジャー_豪ドル/NZドルを運用中
    2019年9月運用を停止
  • 運用に必要だった資金
    ⇒運用実績だと110万円
    ⇒わたしは余裕を見て190万円で運用
トライオートFXの概要を詳しく知りたい方はまずはこちらの記事をどうぞ!

▼トライオートFXのことが3分で分かる動画▼

関連記事:【トライオートFXの始め方】口座開設から自動売買セレクトまで解説



1.トライオートFX運用実績の推移

下の図はトライオートFXにおける実現損益と合計損益の推移を表しています。
トライオートFX週次報告20190902

▶トライオートFXの運用実績
  • 実現損益:+240,266円
  • 評価損益:0円
  • 合計損益:+240,266円
1年程運用を続けていたトライオートFX自動売買セレクトを停止、保有していたポジションを全て決済しました!!

自動売買セレクトは高利益率で非常に優秀な仕組みなのですが、3年程度のレンジを想定しているので、ずっとほったらかしておくことはできません。

ある程度相場を予想して運用を切り替える必要があるのですが、その”相場の予想”がわたしにはできません……という事でそれなりに利益が出たタイミングで運用を停止することにしました(^^ゞ

推奨証拠金の1.5倍で運用していたので、190万円を約1年間運用して24万円の利益と利回りは12%程度です。

まあ、悪くない結果だったのではないでしょうか。

完全に含み損がなくなるまで待っていればもっと利益が出ると思いますが、相場を予想しての運用というのがわたしの投資スタイルに合わないので、止めることにしました。

やはり、もっと広いレンジに仕掛けてほったらかす戦略の方が心が穏やかにいられてわたしの好みです。

トライオートFXは何でもできる優秀な自動売買なので、また運用する事もあると思いますが、やはり鈴のトラリピ設定のようにもっとほったらかせる仕組みを構築したいですね(^^ゞ

トライオートFXでも鈴のトラリピ設定のようなハーフ&ハーフスタイルの運用はできるので、今後研究するとしたらこちらでしょう!!

トライオートFXで鈴のトラリピを再現



2.鈴(suzu)のトライオートFX設定を公開

わたしが運用していたトライオートFXの設定を公開していきます。

・コアレンジャー_豪ドル/NZドル:10,000(推奨証拠金130万円)

トライオートFX設定
非常にシンプルです(^^ゞ

トライオートFX自動売買セレクトの中でもっとも成績がいいコアレンジャー_豪ドル/NZドルの買い設定のみを推奨証拠金で運用しているだけです(^^♪

3.なぜコアレンジャー_豪ドル/NZドルなのか?

普段から分散投資と騒いでいるわたしが、コアレンジャー_豪ドル/NZドルへの集中投資を行いました(^^ゞ

つまりそれだけコアレンジャー_豪ドル/NZドルが優秀と判断しました。

3-1.なぜコアレンジャーなのか?

コアレンジャーはレンジ相場に強いロジックで、レンジの中央では頻繁に売買を行い、レンジの端ではレンジを広くとることで売買が少なくなる仕組みです。

・コアレンジャーのロジック

コアレンジャーのロジック
また、レンジ上部では売り設定、レンジ下部では買い設定になっています。

これはわたしがメインで運用しているトラリピのハーフ&ハーフと同じ発想です。
ハーフ&ハーフ_2
つまり買いレンジと売りレンジを分けることで運用に必要な資金を半分以下に抑えることができているわけです。

↓ハーフ&ハーフの詳細はこちら
関連記事:【トラリピのテクニック】含み損を劇的に抑えられるハーフ&ハーフとは


もっともレートが行き来をするレンジ中央部で頻繁に売買を行うことで利益を確保しつつ、ハーフ&ハーフの技法で必要資金を抑えるというレンジ相場に特化した仕組みです。

3-2.なぜ豪ドル/NZドルなのか?

豪ドル/NZドルはわたしが知る限りもっとも自動売買向けの通貨ペアです。

なぜかと言いますと豪ドルとNZドルの相関が非常に高いため非常に狭いレンジで行ったり来たりしているからです。

大きな含み損を抱えず、狭いレンジで上下するので、トラリピ系の自動売買には相性抜群なのです。

以下はおよそ15年分のチャート図です。

・豪ドル/NZドル (1.00ドル~1.35ドルで推移)
豪ドルNZドルチャート

・米ドル/円(75円~135円で推移)
米ドル円チャート
比べてみると分かりますが、豪ドル/NZドルは米ドル/円に比べて約半分のレンジで上下を繰り返しているのです。

実際に自動売買セレクトの成績を見てみてもその優位性がはっきりわかります。

・コアレンジャー_豪ドル/NZドル・・・56.96%

スクリーンショット 2018-07-16 00.29.19
はっきり言ってコアレンジャーって豪ドル/NZドルのために作ったのではないかというくらい圧倒的な利益率です。 

3-3.スワッパーは利用すべきか?

自動売買セレクトにはコレアレンジャーの他に高金利通貨向けにスワッパーというロジックが用意されています。

・スワッパーのロジック
スワッパーのロジック
こちらは利幅を大きくとることであまり、決済はせずに買い下がるような仕組みなっています。

一応、高金利向けのロジックになってはいますが、わたしは利用を見送りました。

というのもこのロジックだと大きく相場が回復した場合は、せっかく安値で仕込めたポジションを決済してしまいます

そのためスワップ運用をするなら自動売買を使わずにスワップが高いFX会社で定期的に積み立てる方がよいと判断しました。

わたしは業界最高水準のスワップが発生するFX会社で高金利通貨の積み立てを行っているので、スワップ運用に興味がある人はこちらもどうぞ( ^^) _旦~~

↓わたしのスワップ積み立て状況↓
関連記事:鈴(suzu)のスワップ運用実績


4.運用に必要だった資金の検証

運用資金の目安として、推奨証拠金を紹介しましたが、推奨証拠金はあくまで提供元のインヴァスト証券が想定している必要資金です。

そこで、本当に必要な資金はいくらだったのか、運用実績から検証してみました。

ロスカットさせないためには

口座への入金必要額』+『実現損益』>『証拠金』+『評価損益

となるように資金を用意する必要があります。

運用に必要だった資金
運用月 口座への
入金必要額
実現損益 証拠金 評価損益
2018/07 748,108円 12,124円 748,000円 -12,232円
2018/08 718,229円 57,126円 748,000円 -27,355円
2018/09 674,764円 92,933円 748,000円 -19,697円
2018/10 669,975円 129,013円 748,000円 -50,988円
2018/11 748,317円 173,789円 748,000円 -174,106円
2018/12 797,866円 253,782円 748,000円 -303,648円
2019/1 775,275円 286,679円 748,000円 -313,954円
2019/2 852,848円 319,741円 748,000円 -424,589円
2019/3 1,001,682円 324,609円 748,000円 -578,291円
2019/4 667,327円 348,370円 748,000円 -267,697円
2019/5 653,893円 370,683円 748,000円 -276,576円
2019/6 746,003円 386,305円 748,000円 -384,308円
2019/7 798,239円 388,610円 748,000円 -438,849円
2019/8 507,734円 240,266円 748,000円 0円

口座への入金必要額
:口座に入金する必要がある金額
実現損益:今までの利益の合計
証拠金:取引する際に必要となる担保金
評価損益:含み損益のこと。保有ポジションを決済した場合の損益

ロスカットされずに運用するには『証拠金』と『評価損益』を合わせた金額より多くの資金が口座に残っている必要があります。

2019年3月の『評価損益(-578,291円)』が最大となっています。

口座への入金必要額』+『実現損益(324,609円)』>『証拠金(748,000円)』+『評価損益(578,291円)』を満たすために

口座への入金必要額(1,001,682円)

が必要になります。 
必要資金の考え方
ただし、各月の評価損はもっとも含み損が多かった週末の値にしていますので、瞬間的にはそれ以上の評価損が発生していた可能性があります。

当然わたし自身もこの金額では運用せずに推奨証拠金の1.5倍で運用しています。

▼2019年9月の終了直前の口座状況▼
トライオートFX
同じ口座で自動売買の比較のためにユーロ/米ドルを運用しているので、270万円ほど口座に入っています。

これは自動売買の仕組みが優秀ゆえに、いろいろ乱立しているけど、本当に優秀なのはどの自動売買なのか知りたくて実施しています(^^ゞ

利益を得るためというよりも検証目当ての運用ですが興味がある人はこちらの記事をどうぞ。

関連記事:【実績まとめ】人気のFX自動売買5つを比較検証中


5.毎月の不労所得と利益率

運用に必要な資金(その時点での口座への入金必要額の最大値)で運用した場合のトライオートFXの不労所得と利益率を検証しました。 

不労所得と利益率
運用月 不労所得 利益率
2018/07 12,124円 1.62%
2018/08 57,126円 6.02%
2018/09 35,807円 4.99%
2018/10 36,080円 5.35%
2018/11 44,776円 6.68%
2018/12 79,993円 10.03%
2019/1 32,897円 4.24%
2019/2 32,062円 3.88%
2019/3 4,868円 0.49%
2019/4 23,761円 2.37%
2019/5 22,313円 2.23%
2019/6 15,622円 1.56%
2019/7 2,305円 0.35%
2019/8 -148,344円 -14.81%
平均 17,162円 2.44%


利益率を図にするとこんな感じです。
トライオートFX設定の実績201908
これまでの実績では月2万円の不労所得を得ることができました。

ただし、表を見ると分かりますが、毎月の利益には大きな波があります。

また、最後は含み損が残っている状態で終了、決済したため、利益率がマイナスになっています(^^ゞ


6.利益が出たら設定を追加する

トライオートFXを運用していると利益が積み重なり、数量を追加したくなることも多いと思います(^^♪

数量を追加する場合は、『追加で新規発注する』方法と、『既存の設定の数量を変更する』方法が考えられますが、必ず『既存の設定の数量を変更する』方法で設定を数量を追加しましょう。

どちらの方法で数量を追加しても設定自体は変わりませんが、9,000通貨⇒10,000通貨へと数量を増やしたときの手数料が変わります。

・トライオートFXの手数料
トライオートFXの手数料
(参照:インヴァスト証券

トライオートFXは取引数量が1万通貨以上になると手数料が割安となるので、『既存の設定の数量を変更する』方法の方が後々の手数料がお得です!!

数量変更の具体的なやり方はこちらの記事にまとめてあります。

関連記事:トライオートFXの数量追加は新規発注と数量変更どちらがいい?


今まで上級者向けという印象だったトライオートFXですが、自動売買セレクトを導入したことで初心者でも利用しやすくなりました(^^♪

ただし、始めるのは簡単ですが、結構リスクが高いので、初心者にはあまり向かないかも…という気もします。

そのため、いきなり大金を運用せず、まずは13万円から始めてみて、問題ないようなら徐々に数量を増やすのがいいでしょう。

関連記事:【トライオートFXの始め方】自動売買セレクトを解説


また、自動売買セレクトは過去3年程度のレンジから設定を組んでいるようなので、鈴のトラリピ設定のように何年もほったらかしにするのは難しいと思います。

公式でも設定の見直しが行われる気がしますが、半年とか1年のスパンで見直しが必要でしょうね(^^ゞ

トライオートFXの詳細(公式HP)


Instagramでも情報を発信中▼

鈴@セミリタイア生活中さん(@semiritaia_suzu)がシェアした投稿 -


Twitterでも情報を発信中▼