トラリピとループイフダンの違いを比較

どうもFX自動売買で3,000万円運用している鈴(@semiritaia_suzu)です(^^♪

今回は『トラリピとループイフダンどっちを運用すればいいの?』という疑問に答えるため、両者を比較してみました!!

▼トラリピとは?▼
関連記事:【保存版】FXトラリピとは?2000万円運用して分かったメリット・デメリットを解説

▼ループイフダンとは?▼
関連記事:【保存版】ループイフダンとは?運用して分かったメリット・デメリットを解説

▼他の自動売買は?▼

FX自動売買を選ぶポイント
関連記事:あなたにおすすめのFX自動売買の選び方(ループイフダン・トラリピ・トライオートFX・トラッキングトレード・連続予約注文・サイクル2を比較)


1.【結論】トラリピとループイフダンの比較

▶トラリピとループイフダンの比較
トラリピとループイフダンを比較すると以下のようになります(^^♪ 

トラリピとループイフダンの比較
トラリピ ループイフダン
通貨ペア 12ペア 14ペア
取引単位 1,000通貨 1,000通貨
スプレッド※1 4銭 2銭
手数料 無料 無料
総コスト※2 40円 20円
レンジの設定 固定 追尾
設定の自由度
設定の手間 普通 超簡単
繰り返し回数 無制限 無制限
用途 中級者 初心者
※1 米ドル/円の場合
※2 米ドル/円を1,000通貨往復取引した場合

ループイフダンの方がコストが安く、トラリピの方が設定の自由度が高いというのが大きな特徴だと思います。

そのため、100円で買い⇒101円で売る⇒101円で買い⇒102円で売る……のように典型的な買い⇒売りを繰り返したいだけなら、コストの安いループイフダンの方がいいでしょう。

ループイフダンは設定も簡単なので、初心者でも取っつきやすく、こういった典型的な売買をするならループイフダン以外を選ぶ理由がないと思います。

▼典型的な買い⇒売り⇒買い⇒売り▼
【徹底比較】トラリピとループイフダンの違いは?-自動売買の含み損と利益の関係

逆にループイフダンで実現できないちょっと凝った設定を組むなら、トラリピがおすすめです。

▼トラリピとループイフダンの特徴▼
【徹底比較】トラリピとループイフダンの違いは?-トラリピとループイフダンの比較
それぞれの特徴をパラメータにしてみると大体こんな感じになると思います(^^ゞ

ではもう少し細かく、違いを見ていきましょう!!

2.トラリピとループイフダン:通貨ペアとスプレッド

トラリピとループイフダンで運用できる通貨ペアをそのスプレッドの一覧です。

スプレッドの比較
通貨ペア トラリピ ループイフダン
取扱数 12ペア 14ペア
USD/JPY 3~4銭 2.0銭
EUR/JPY 2~4銭 3.0銭
GBP/JPY 3~5銭 5.0銭
AUD/JPY 3~5銭 4.0銭
NZD/JPY 3~5銭 6.0銭
CAD/JPY 2~4銭 5.0銭
CHF/JPY - 4.0銭
TRY/JPY 4~6銭 7.0銭
MXN/JPY 1~3銭 7.0銭
ZAR/JPY 2~3銭 7.0銭
EUR/USD 3~5pip 2.0pip
AUD/USD 2~4pip 4.0pip
AUD/NZD - 6.0pip
NZD/USD 2~4pip 6.0pip
※2019年6月4日時点

運用できる通貨ペア数ではループイフダン14通貨ペア、トラリピ12通貨ペアとループイフダンの方が多いです。

また、通常取引コストは

『取引手数料』+『スプレッド(買値と売値の差)』

で表せますが、トラリピもループイフダンも取引手数料は無料なので、スプレッドの差がそのままコストの差となります。

スプレッドについては、ループイフダンはコストが安くて、トラリピはコストが高いというイメージが一般的ですが、比べてみると実はトラリピの方がコストが安い通貨ペアが多かったりします

ただし、ループイフダンはスプレッド固定ですが、トラリピはスプレッドが変動します。

5月26日のシステム更改で短期的にスプレッドを狭くなっているだけの可能性もありますので、引き続きウォッチが必要かなと思います。

コストを重視する人はトラリピとループイフダンを使い分けてもいいかもしれませんが、わたし自身はコストをそこまで重視していないので、手間もかかるし一つの自動売買でいいと思っています(^^ゞ


3.トラリピとループイフダン:スワップ

トラリピとループイフダンのスワップを比較してみました。

2019年5月28日時点のスワップです。

スワップの比較
通貨ペア トラリピ ループイフダン
買い 売り 買い 売り
USD/JPY 10円 -70円 80円 -88円
EUR/JPY -46円 1円 ‐15円 7円
GBP/JPY 12円 -42円 30円 ‐37円
AUD/JPY 6円 ‐56円 32円 ‐44円
NZD/JPY 6円 ‐56円 30円 ‐46円
CAD/JPY 18円 ‐52円 42円 ‐47円
CHF/JPY - - ‐34円 20円
TRY/JPY 34円 ‐94円 118円 ‐138円
MXN/JPY 13円 ‐23円 16円 -31円
ZAR/JPY 4円 ‐19円 15円 ‐23円
EUR/USD ‐69円 36円 ‐103円 87円
AUD/USD ‐33円 0円 ‐24円 12円
AUD/NZD - - ‐10円 6円
NZD/USD -33円 0円 ‐20円 10円

スワップに関してはループイフダンの圧勝です。

マイナスのスワップに関してはトラリピの方が少ない通貨ペアもありますが、スワップ目当てならトラリピを選ぶ必要はないでしょう。

ただし、FX自動売買は基本的にスワップではなく決済益を目的とした運用手法です。

わたしのトラリピの運用実績でもスワップは決済益に比べて、わずかと言う結果が出ているので、決済益を最大化するように設定を組んだ方が王道だと思います。
【徹底比較】トラリピとループイフダンの違いは?-トラリピの決済益とスワップ-鈴のトラリピ設定201904
▶決済益とスワップ(※019年5月時点)
  • 決済益:+8,807,020円
  • スワップ:-678,097円
  • 合計:+8,128,923円
関連記事:【検証】トラリピハーフ&ハーフのデメリット!!マイナススワップの影響は?


4.トラリピとループイフダン:運用後のメンテナンス

この項目は性能比較と言うよりは、両方を使ってい気づいたことになります。

初めの設定に関して、項目の少なさからループイフダンの方がより簡単で初心者向けとしましたが、トラリピのインタフェースも優れていて結構簡単に発注できます。

ハッキリ言って、どちらかと言えばループイフダンというだけでトラリピも簡単です。 

ただし、運用開始後のメンテンナンスとなるとトラリピの方が圧倒的に自由度が高いです

と言うよりはループイフダンには運用開始後にできることが殆どないと言っていいと思います。

そのため設定を修正できるトラリピの方が初心者に向いているという考え方もあるのですが、実はそれもちょっと微妙です。

というのも設定の変更を繰り返しているとリスクが分からなくなってしまうからです。

ループイフダンはリスク管理が非常にシンプルで目安資金表を確認して発注すればOKです。

▼ループイフダン:目安資金表▼
トラリピとループイフダンを比較-目安資金表
関連記事:【初心者に向かない?】ループイフダンが本当に初心者向けなのか解説 

トラリピにも『トラリピ運用試算表』と言うリスク管理ツールがあり、これまた非常に優秀なのですが、設定変更を行った場合のリスク管理を行うにはちょっと経験が必要になると思います。

▼トラリピ:トラリピ運用試算表▼ トラリピとループイフダンを比較-トラリピ運用試算表入力例
トラリピとループイフダンを比較-トラリピ運用試算表結果

▶メンテナンスの特徴
  • トラリピ:
    ⇒設定変更は容易だが、軽い気持ちでやるとリスクが分からなくなる
  • ループイフダン:
    ⇒運用を止める以外にほぼできることがない
トラリピもしっかりと準備して設定の変更を行えば、リスク管理は問題なくロスカットレートも把握できます。

ただし、この設定変更が初心者向けかと言われると……といった感じです(^^ゞ

関連記事:
トラリピのメンテナンスについては以下の記事にまとめてあります。
こういう設定変更を行ってもリスク管理ができるという人はトラリピで設定変更を繰り返しても問題ないと思います。
>>【トラリピのメンテナンス】運用中の設定変更と資金が増えた時の優先順位を解説 

と言うわけでこの項目は本人の覚悟次第でしょう!!


5.トラリピとループイフダン:決め手はやりたい設定が組めるか?

トラリピとループイフダンを比較してみましたが、結局は『自分のやりたいことができるのか?』これが一番重要です。

まずは自分がやりたいことありきで自動売買を選び、その上でコストが安い方を選びましょう。

ちなみにわたしがループイフダンではなくトラリピをメインの運用先にしているのは運用したい設定がループイフダンでは組めないからです。

鈴のトラリピ設定の実績201904

▶鈴(suzu)のトラリピ運用実績
  • 累計利益:+7,878,211円
  • 含み損益:-1,827,841円
  • 実現損益:+6,050,370円
関連記事:鈴のトラリピ設定と運用実績

特にこだわりの設定がなく、単純に買い⇒売りをやりたいだけならスペックの高いループイフダンでいいと思います。

もしループイフダンを運用していて、困るとすれば多分、値幅と利益幅を異なる値にできない事でしょう。
【徹底比較】トラリピとループイフダンの違いは?値幅と利益幅
ループイフダンは、

買い1売り1買い2売り2買い3⇒…』

という仕組みですが、トラリピは

買い1買い2売り1買い3売り2買い4

のように売るタイミングと次買うタイミングを別にすることができます。

自動売買に慣れていない人にはピンとこないかもしれませんが、値幅と利益幅を変えられることは非常に大きなメリットです。

もしループイフダンを運用していて、値幅と利益幅を変えたくなったら、あなたも中級者です。トラリピに引越してもいいでしょう(^^ゞ

逆にその域に達していないならループイフダンの方が低コストかつ手間なく発注できて楽だと思います。

ただし、わたしのFXデビューはトラリピだったので、別に初心者でもトラリピは運用できますよ(^^ゞ 
▶FX自動売買の選び方
Q.ループイフダンで自分のやりたい設定が組めるか?
 A1.組める⇒ループイフダン を運用
 A2.組めない⇒トラリピ を運用

最後にお知らせです(^^♪

現在トラリピもループイフダンもキャンペーン中なので、口座開設すると限定レポートが貰えます。

・トラリピ
マネースクエア
関連記事:【ブログに書けない『鈴(suzu)のトラリピ設定』の真実】の詳細

・ループイフダン
アイネット証券
関連記事:鈴(suzu)×ループイフダンの限定キャンペーン


以上、【徹底比較】トラリピとループイフダンの違いは?トラリピで2,000万円を運用しているわけ…でした!!


ちなみにトラリピとループイフダン以外の自動売買も比較したい人は以下の記事をどうぞ( ^^) _旦~~ FX自動売買を選ぶポイント
関連記事:あなたにおすすめのFX自動売買の選び方(ループイフダン・トラリピ・トライオートFX・トラッキングトレード・連続予約注文・サイクル2を比較)


▼Twitterでも情報を発信中▼