【トラリピのメンテナンス】運用中の設定変更と優先順位

どうもトラリピで5,000万円運用している鈴(@semiritaia_suzu)です(^^♪

トラリピを運用していると『今の設定を変更したい』、または資金が増えたので『設定を追加したい』と考えることがあると思います。

今回は既にトラリピを運用している人を対象に設定をどうメンテナンス方法を解説していきます!! 

関連記事:
『トラリピって何?』ってトラリピ攻略のロードマップを用意したので、以下の記事をどうぞ( ^^) _旦~~
>>トラリピ攻略ロードマップ【基礎・実践・応用】


 

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1.【メンテナンス】トラリピ運用中の設定変更のやり方

まずはトラリピ運用中に『今の設定を変えたい』と思った時の設定変更のやり方です(^^♪

2019年11月16日からトラリピのメンテナンスが容易になりました!!

発注済みのトラリピがポジションを持っていても以下2点の設定が可能です。

  • 利益値幅
  • 決済トレール設定/解除



利益値幅を変更する

「最近値動きがないので、もっと小さな動きでも決済されるようにしたい!!」というような場合に利用します(^^ゞ


スマホでの操作


利益値幅の変更(スマホ)
①メニュー
②トラリピ管理表
①メニュー
②トラリピ管理表
③トラリピを選ぶ
④利益値幅変更を選ぶ
③トラリピを選ぶ
④利益値幅変更を選ぶ
⑤利益値幅を変更
⑥変更完了
⑤利益値幅を変更
⑥変更実行



PCでの操作


①トラリピ管理表を選択

①トラリピ管理表


②メンテナンスしたいトラリピを選択

②トラリピを選ぶ


③利益値幅/変更を選択

③利益値幅変更を選ぶ


④利益値幅を変更し確認を選択

④利益値幅を変更


⑤利益値幅を確認し、変更実行を選択

⑤利益値幅を狭く



決済トレールの設定/解除

▶決済トレールのあり・なし
  • 安定性重視:決済トレールなし
  • 爆発力重視:決済トレールあり


わたしは安定性重視で『決済トレールなし』にする事が多いです(^^ゞ

①トラリピ管理表を選択

トラリピメンテナンスA①

②メンテナンスしたいトラリピを選択

トラリピメンテナンスB②

③決済トレール設定を選択

トラリピメンテナンスB③

④変更実行を選択

トラリピメンテナンスB④

▼決済トレールを設定▼ トラリピメンテナンスB完了



それから2019年11月16日以前のやり方も一応残しておきます。

トラリピのメンテナンス性が向上したので、レンジを変更する時くらいしか使わないと思いますが、参考までに( ^^) _旦~~





2.【メンテナンス】資金が増えた時の設定追加(3つのパターン)

続いて、資金が増えた時のトラリピのメンテナンスのやり方を紹介します。

今回紹介するのは設定を拡張する手法なので、前章で紹介したような既存のトラリピ設定の取り消しは不要で、既存の設定に触らずに設定を拡張できます

全部で3パターンあります。



メンテナンス術①:レンジ拡大

まずは想定レンジの拡大です(^^♪

現在、設定中のトラリピの上下に設定を追加することでレンジを拡大できます。

例えば米ドル/円を85円~125円(買い85円~105円、売り105円~125円)で運用していたとします。

米ドル円現状


これを75円~135円(買い75円~105円、売り105円~135円)に拡大します。 
米ドル円現状追加

レンジを拡大することで、相場が大きく変動しても継続的に利益を得ることが出来ます(^^♪



メンテナンス術②:通貨ペアの追加

現在、運用している通貨ペアとは別の通貨ペアを運用します。

例えば米ドル円を運用している状態で、豪ドル/円や豪ドル/米ドルなどを運用することが考えられます。

下落といっても通貨ペアによって動きが異なるので、複数の通貨ペアを運用することで単独の通貨ペアを集中的に運用するよりも含み損の増減が緩やかになります

リーマンショック時の暴落でも通貨ペアによって下落の時期は大きく異なりました。

米ドル円リーマンショック
豪ドル円リーマンショック
豪ドル米ドルリーマンショック

個人的には以下のような組み合わせが好きです。

  1. 豪ドル/NZドルとクロス円(米ドル/円や豪ドル/円)やドルストレート(豪ドル/米ドルやNZドル/米ドル)の組み合わせ
  2. 買いレンジの通貨ペアと売りレンジの通貨ペアの組み合わせ

買いと売りで含み損の増減が違うのは当然ですが、豪ドル/NZドルはショック時など他の通貨ペアと異なった動きになることが多いので、組み合わせると含み損が安定する印象があります(^^ゞ


ひとつに絞るならどの通貨ペアがいい?トラリピ史上最強の通貨ペア『オージー・キウイ』




メンテナンス術③:注文間隔の縮小

現在運用しているレンジ内で僅かにずらした設定を追加します。

こうすることで、仕掛けるトラップの間隔が狭くなり、多くのポジションを持つようになります。

例えば100円~120円のレンジに2円間隔でトラリピを仕掛けたとします。

◆100円~120円のレンジに2円間隔◆
100円、102円、104円、……、118円、120円
計11本


この設定の注文間隔を半分にします。

◆100円~120円のレンジに1円間隔◆
100円、101円、102円、103円、104円……、118円、119円、120円
計21本
米ドル円注文追加

注文間隔を半分にすることで注文数がほぼ倍になりますので、利益とリスク(必要資金)も倍になります

この設定追加はリスクの低減にはなりませんが、利益とリスクの変化が分かりやすいのがメリットです。

ちなみに設定を変更する際は挟み込みという技法を使うと既存の設定を取り消さずに注文間隔を狭くすることが出来ます。

50銭間隔トラリピ
【トラリピのテクニック】設定追加の基本となる挟み込みとは





3.【メンテナンス】資金が増えた時の設定追加の優先順位

紹介した3つのパターンを使い分けて設定を追加していくことが大切です。

①レンジを拡大させる
②運用する通貨ペアを追加する
③注文間隔を狭くする

基本的にはこの順番です。

◆設定追加によるリスク◆ 
リスク小 ① < ② < ③ リスク大

まずはリスクの小さい物から実施していくのが無難です。

ただし、ある程度レンジを拡大したら、『②運用する通貨ペアを追加する』や『③注文間隔を狭くする』を実施していもいいと思います。


例えばわたしの設定では米ドル/円なら75円~135円のレンジを想定していますが、現時点で75円や135円の設定が必要になるとは考えていません。

そのため現在は85円~125円のレンジにトラリピを仕掛け、それ以上はレンジは広げずに『②運用する通貨ペアを追加する』や『③注文間隔を狭くする』という戦略も有効です。

ではどこまでレンジを広げたら、②や③を実施していいかというとこれは個人のリスク許容度によるので、トラリピを運用しながら自分のスタイルを作ってください(^^ゞ

ただ安全性を高めるなら、設定を変更しないまでも想定レンジ下限まで耐えられる資金を用意してから②や③を実行するのがいいと思います。


つまり、85円~125円までしか設定していないけど、75円まで下落してもロスカットされないという状態にしてから通貨ペアを増やすというわけです。 


▼85円~105円(ロスカット85円)▼
トラリピ運用試算表85円

▼85円~105円(ロスカット75円)▼
トラリピ運用試算表75円

85円想定の36万円より75円想定の60万円を用意しておいた方がより安全です。

すぐに暴落した場合は、設定を追加しなければ耐えられますし、暴落までに追加資金ができていれば設定を追加して追いかけてもいいです。


方針は各々のリスク許容度によりますが、リスク軽減の観点からは①⇒②⇒③の順番で設定を追加していくのが無難です。

『③注文間隔を狭くする』が一番分かりやすく利益が出ますが、その分リスクも高いので、ロスカットレートを確認しながら設定の追加を検討してください(^^♪ 


わたし自身も①を実施してから②や③を実行しているので、参考にどうぞ( ^^) _旦~~

鈴のトラリピ設定と運用実績




4.レンジが移動した時のメンテナンス方法

ここまでは運用資金が増えた場合のメンテナンス方法を紹介しましたが、10年単位で運用を続けていると想定レンジが移動すること考えられます

例えば現在、豪ドル/円は過去の推移から50円~110円のレンジ相場と想定して運用していますが、何十年も経てばレンジが変わるかもしれません。

例えば日本が衰退し円の価値が下がることで、70円~130円で推移するなどレンジが変わる可能性があります。 

その場合はレンジの変更が必要です。

▶トラリピのレンジ変更
  • 現在:50円~110円
  • 未来:70円~130円

▶レンジの変更手順
  1. レートの上昇に合わせて売りレンジを広げていく
  2. 50円~130円のレンジと想定し再設定
  3. ⇒買い:50円~90円、売り:90円~130円
  4. 70円~130円のレンジと想定し再設定
  5. ⇒買い:70円~100円、売り:100円~130円


上記の対応を想定していますが、値動きを追っていくだけで「レンジが広がったのか?(その場合は50円~130円のレンジ)」、「レンジが上方向に推移したのか(その場合:70円~130円のレンジ)」を見極めるのは困難です。

そのため実際には、本来この戦略ではやりたくないのですが、テクニカルやファンダメンタルズなどを用いて総合的に判断することになると思います。


また、トラリピ再設定後も80円~100円の売りポジションは残ってしまいますが、80円まで下落した段階で決済されます。

ただし、レンジが上方向に推移したことで80円まで下落が難しいことも考えられ、その場合は多少の損切りは必要になると思います。


先進国同士の通貨ペアで大きくレンジが移動するのは、歴史的ショックのタイミングなど数年~数十年に一度程度でしょうが、周期的に大きなメンテナンスが必要になるはずです。


トラリピがレンジを突き抜けた時の3つの対応





5.【まとめ】トラリピ運用中の設定変更と資金が増えた時の設定追加

今回は既にトラリピを運用している人向けのメンテナンス術でした(^^♪

利益幅を変更する場合や資金が増えてきて設定を追加したい場合は参考になると思います。 

ただし、トラリピのメンテナンスをする際はリスク管理を徹底してください。

設定を変更する際に『設定変更①:全てのポジションを決済するやり方』を選択するなら口座がまっさらな状態になるので、何の問題もありません。

しかし、『設定変更②:既存のポジションを残すやり方』を選択する場合は要注意です。

旧ポジションの指値によっては重複ポジションが発生するので、ロスカットレートが変わってしまいます。

旧ポジションも極力利益を出して終わらせたい気持ちも分かりますが、損失を避けることを重視し、利益幅を狭くするのが無難です。

また、資金が増えて設定を追加する際も設定が増えるので、当然のことながら必要資金やロスカットレートが変わります。

念入りにシミュレーションしてから実行してください。


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設定を変更するやり方を覚えたら折角なので、わたしの考えるトラリピで最適な利益幅も確認してみてください。

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