
給料をコツコツ貯金していたら500万円も貯まっていた。
資産運用を始めたいけどどういう配分で投資したらいい?
こういった疑問に答えていこうと思います(^^♪
この記事を書いている鈴(@semiritaia_suzu)も資産運用を本格的に始めたのは貯金が500万円を超えたときでした。
ただ、わたしの場合はセミリタイアを目指して、資産運用を始めたものの全資産をハイリスクなトルコリラスワップに投資し、400万円の損失を出すなど序盤はやらかしまくりました(;'∀')
▼【実録】3年でセミリタイアするまでに鈴が経験したこと。
何であんなハイリスクな運用先に集中投資してしまったんだと今でも悔やまれます(>_<)
そんなわたしも現在は分散投資を行い、運用資金は約1億円まで増えています(^^♪
▼2020年12月末時点のポートフォリオ

今回は「わたしが500万円貯まった20代の頃に戻れたなら」、「強くてニューゲームができたなら」という観点で500万円のポートフォリオを作成してみました(^^ゞ
目標は『過去のわたしを救え』です!!
結論:500万円のポートフォリオ
いきなり結論!!
これがわたしの考える500万円のポートフォリオです(^^♪
では、なぜこのようなポートフォリオにしたのか?
具体的にはどういう手法にするのか詳しく解説していきます(^^♪
500万円の資産運用を始める前の状況確認
まず資産運用を始める前に本当に資産運用を始めてよいかチェックです!!
資産運用はすぐに現金化できない、または現金化できてもタイミングによっては元本割れしてしまうので、余裕資金で行うのが鉄則です。
貯蓄型の保険なんかが分かりやすいですね。
多くの保険は中途解約ができますが、元本割れしてしまう場合が多いです。
そこで、貯まった500万円貯が余裕資金なのか考えてみてください。
わたしの場合はサラリーマンで独身、大きなお金を使う予定もなく、例え会社をリストラされても失業保険で1年くらいは食べていくことができました。
そのため、全財産を資産運用に回すという選択を取ることができたのです。
逆にフリーランスで子供もいるなんて場合は、お金が入用だと思いますので、大部分を貯金に回しておく必要があるでしょう。
少なくとも生活費の1年程度は生活防衛資金として、貯金しておかないと、いざという時に家族が路頭に迷う事態になってしまいます。
- 貯金の大半を投資してもOK わたしのようにサラリーマンで独身など、貯金がなくなっても生活に困らない場合
- 十分な貯金が必要 フリーランスで子供がいるなど、貯金がなくなったらその後の生活に困る場合
リスクを取った資産運用をしている場合、その資金は引き出せないと思った方がいいので、無くても生活に影響のない資金しか資産運用には回せません。
資産運用は生活に影響のない資金で!!
資産運用は分散投資が基本⇒ただし、時間軸は気にしない
資産運用は分散投資が基本です。
「相関が低いものに分散投資しろ」と言われてよく見かけるのがこんなポートフォリオです。
出典:GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)
これはGPIF、つまりわたし達の年金がこのポートフォリオで運用されています。
- 国内の債券
- 国内の株式
- 海外の株式
- 海外の債券
景気が悪い時は株価が下がりますが、債券は変動が少なく、暴落時の下落をある程度抑えることができるという、一見もっともらしいポートフォリオです。
確かにヘッジファンドや国の運用なら常に一定の成果を出す必要があったり、不必要に不安を煽らないためにも、変動を抑えるための分散も必要ですが、個人の場合は違います。
例えば世界的な株式のインデックスは基本的に上昇傾向であることが知られています。
▼S&P500(アメリカの優良企業500社の詰め合わせ)
だからと言ってヘッジファンドの場合、「今下落しているけど、2年後か5年後かわからないけど、いつか上昇すると思うから待ってて」というわけにはいきません。
ヘッジファンドなどでは基本的に決められた期ごとに一定の成果を出す必要があるからです。
ただし、個人が運用する場合には時間の制約がないので、「今下落しているけど、2年後か5年後かわからないけど、いつか上昇すると思うから待ってて」が通用します。
ヘッジファンドは常に利益を求められますが、個人の場合常に利益を出す必要がなく、最終的に利益を出せればいいわけです。まあ、上記のグラフはだいぶ極端ですが(^_^;)
そのため、期待値は低いけど、安定させるために必要な債券などに投資する必要はなく、例え上下が激しくても長期的に運用していれば大きな利益が期待できる商品に投資すればいいわけです。(少なくとも資産形成の間は)
わたしのポートフォリオを見ると波は合っても長期的に成長が見込める先進国をメインの投資対象とし、その中で為替(通貨)と株式に分散している事が分かると思います。
株式の詰め合わせセットと考えて貰えればいいです。
例えば株価指数CFDで投資してるイギリス100はイギリスの優良企業100社の詰め合わせで、S&P500はアメリカの優良企業500社の詰め合わせです。
つまり、appleやGoogle、amazonなどに分散投資しているので、世界的な大不況で一時的に下落することはありますが、これらの企業すべてが衰退・倒産するようなことが無ければ長期的には上昇し続けます。
長期的には利益が見込める手法です。
また、仮想通貨はリスクが高いのですが、同時に大きな成長も期待できるので、全く持っていないのもリスクと考え、資産の一部を振り分けています(^^ゞ
【やり方】500万円からの資産運用
資産運用の基本:株のインカムと為替のキャピタル
資産運用にはインカムゲインとキャピタルゲインという考え方があります。
- キャピタルゲイン:買って売ってを繰り返す決済益
- インカムゲイン:保有しているだけで利益が積み重なる配当益
わたしはのポートフォリオを分類すると以下のようになります。
メインとなるのは『為替のキャピタルゲイン:トラリピ』と『株のインカムゲイン:株価指数CFD』です。
これは株と為替の特性が関係しています。
株は長期的には上昇傾向です。
▼株式:S&P500のチャート(過去20年)

そのため、株式は定期的に積み立てて配当益と値上がり益を狙うのが基本です。
対して為替はレンジ相場(一定の範囲で上下する)です。
▼為替:豪ドル/円のチャート(過去20年)

そのため、為替は買い⇒売りでキャピタルゲインを狙うのが基本です。
時々、株はバイ・アンド・ホールドで長期間保有していれば儲かるけど、為替(FX)は長期間保有していても値上がらないから儲からないという意見を聞きますが、それは当然で戦略が間違っています。
株には株(積み立て投資)の為替には為替(自動売買)の戦略があります。
そして、その基本戦略から外れた戦略に対しては分散はしますが、割り当ては少なくなります(^^ゞ
ちなみに為替のインカムゲインはこの世界的金融緩和の時代では難しいので、実行しません。
上昇傾向の株は積み立て、レンジ相場の為替は自動売買が基本!!
トラリピのやり方【250万円】
鈴のトラリピ設定の250万円プランを運用します。
通貨ペア | 売 買 |
取引 単位 |
仕掛ける レンジ |
トラップ幅 | 利益幅 |
USD/JPY | 買 | 1,000 | 75.80円 ~ 104.60円 |
0.8円 | 800円 |
売 | 1,000 | 105.80円 ~ 134.60円 |
0.8円 | 800円 | |
EUR/JPY | 買 | 1,000 | 90.80円 ~ 119.60円 |
0.8円 | 1,000円 |
売 | 1,000 | 120.80円 ~ 149.60円 |
0.8円 | 1,000円 | |
AUD/JPY | 買 | 1,000 | 50.80円 ~ 79.60円 |
0.8円 | 900円 |
売 | 1,000 | 80.80円 ~ 109.60円 |
0.8円 | 900円 | |
AUD/USD | 買 | 1,000 | 0.508ドル ~ 0.796ドル |
0.008ドル | 7ドル |
売 | 1,000 | 0.808ドル ~ 1.096ドル |
0.008ドル | 7ドル | |
NZD/JPY | 買 | 1,000 | 45.80円 ~ 69.80円 |
0.8円 | 800円 |
売 | 1,000 | 70.80円 ~ 94.80円 |
0.8円 | 800円 | |
NZD/USD | 買 | 1,000 | 0.508ドル ~ 0.700ドル |
0.008ドル | 7ドル |
売 | 1,000 | 0.708ドル ~ 0.900ドル |
0.008ドル | 7ドル | |
CAD/JPY | 買 | 1,000 | 70.80円 ~ 94.80円 |
0.8円 | 800円 |
売 | 1,000 | 95.80円 ~ 119.80円 |
0.8円 | 800円 |
トラリピはわたしが実際に2,000万円運用している手法で、為替のキャピタルゲイン(決済益)に該当します。
レンジを形成してる為替相場に対して、買い⇒売りを行うことで、継続的に決済益を狙います(^^♪
▼手法の詳細
わたしは約2,000万円で運用(トラリピ全体では5,000万円運用)していますが、月平均20万円の不労所得になっています(^^♪

- 実現損益:+10,387,101円
- 評価損益:-1,010,521円
- 合計損益:+9,376,580円
株価指数CFDのやり方【150万円】
イギリス100とS&P500の積み立て投資を行います。
- 始めに30万円入金し、イギリス100を3枚、S&P500を1枚積み立て
- その後月15万円入金する
- 奇数月はイギリス100を3枚積み立て
- 偶数月はS&P500を1枚積み立て
資金がなくなった後はその後の積み立て追加資金に合わせて、積み立てを実施!!
- 1ヵ月目:積み立てなし
- 2ヵ月目:イギリス100を1枚
- 3ヵ月目:積み立てなし
- 4ヵ月目:イギリス100を1枚
- 5ヵ月目:イギリス100を1枚 ……
株価指数CFDはわたしが実際に500万円運用している手法で、株のインカムゲイン(配当益)に該当します。
長期的に上昇傾向であるイギリス100とS&P500を積み立てることで、配当&値上がり益を狙います(^^♪
▼手法の詳細
配当だけで見るとそこまでおいしくはないのですが、値上がり益も含めると伸びが凄まじく、500万円しか運用していないのに500万円の利益と資産が倍になっています(^^♪
非常に有望な手法なので、毎月30万円を追加投資して規模を拡大中です!!

- 実現損益:+4,456,820円
- 評価損益:+574,583円
- 合計損益:+5,001,150円
トライオートETF【70万円】
ナスダック100トリプルというアメリカ株式のインデックスに対して買い⇒売りを繰り返します。
実はわたしはインヴァスト証券の認定ビルダーなので、わたしの設定はシステムに登録されており、この戦略は1クリックで発注することができます。
① |
② |
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③ |
④ |
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ただ、1セットをそのまま運用してしまうと1ドルまで大暴落した場合には130万円ほど必要となるので、注文を半分に間引くことで約70万円で運用します。
▼手法の詳細
トライオートETFはわたしが実際に1,000万円運用している手法で、株のキャピタルゲイン(決済益)に該当します。
上昇傾向である株の基本は積み立てなのですが、ナスダック100トリプルは通常の3倍上下する指数なので、買い⇒売りを繰り返すトライオートETFにうってつけです。
そのため、株式の基本方針からは外れますが、本格的に運用しています。
わたしは約1,000万円で運用していますが、月平均14万円の不労所得になっています(^^♪
- 実現損益:+4,558,114円
- 評価損益:-9,311円
- 合計損益:+4,548,803円
仮想通貨【30万円】
デジタルゴールドとも呼ばれるビットコインをドルコスト平均法を用いて積み立てます。
- ビットコインを毎月3万円積み立てる
- Coincheckつみたてを利用し、自動積立
特に難しいことは不要で、設定さえすれば口座引き落としで自動で毎日積み立ててくれます。
▼手法の詳細
わたしも仮想通貨バブル絶頂の2017年12月の1BTC=200万円の時から積み立てを行っていますが、現在ではなんと積立原資の4倍になっています。
▼ビットコインのチャート

2017年当時は投機的な面が強かったので、わたしはビットコイン含め4銘柄に分散させましたが、今なら世界的に資金が集中しているビットコインに集中投資でいいと思います。
わたし自身も今後はビットコインの比率を高めるつもりです(^^ゞ

- 実現損益:+0円
- 評価損益:+2,218,392円
- 合計損益:+2,218,392円
▼鈴の運用実績(カテゴリー)
500万円のポートフォリオのシミュレーション
実際にどれくらいの利益がでるの?
ってことでシミュレーションです(^^ゞ
ただし、利益には大きな波があるので、わたしの実績から考えて年利10%、年利15%、年利20%の3パターンを計算してみました。
年利20%はあまり現実的ではありませんが、株式で言えば暴落した後にスタートさせ、高値付近で売り抜ければこれくらいは行きます。
例えばリーマンショック後に積み立てを始めて、今売り抜けた場合は余裕で20%は超えるでしょう。
とはいえ、個人の資産運用の基本は長期運用ですし、そもそも相場なんて読めないと思いますので、年利10%行けば大成功と考え、15%、20%は参考程度にしておきましょう。
わたしも年利10%を目標に運用しています!!
ちなみに世界最高の投資家と言われるウォーレン・バフェットが年利20%程度なので、年利20%がどれほど難しいか分かると思います(^^ゞ
500万円のポートフォリオを年利10%で運用した場合(鈴の目標)
- 元本:500万円
- 積立額/月:3万円
- 運用年数:20年
- 想定利回り(年):10%
- 試算結果:5,535万円
- 投資総額:1,220万円
わたしはこのくらいを目指して運用しています(^^♪
500万円のポートフォリオを年利15%で運用した場合(超絶好調)
- 元本:500万円
- 積立額/月:3万円
- 運用年数:20年
- 想定利回り(年):15%
- 試算結果:12,164万円
- 投資総額:1,220万円
毎月3万円ずつ積み立てると20年後には500万円が1億2千万円と未知の金額になる計算です。
超絶好調ならこれくらい行く可能性はありますが、期待しない方がいいと思います。
1億円欲しいなら、積立期間か積立金額を増やすのが無難でしょう(^^ゞ
500万円のポートフォリオを年利20%で運用した場合(神クラス)
- 元本:500万円
- 積立額/月:3万円
- 運用年数:20年
- 想定利回り(年):20%
- 試算結果:26,597万円
- 投資総額:1,220万円
毎月3万円ずつ積み立てると20年後には500万円が2億6千万円と神の領域になる計算です。
投資の神様ウォーレン・バフェットと同水準の利回りで計算しているので、まず不可能と考えていいと思います。
わたしも成績のいい3年くらいを切り取れば利回り20%くらいは行きますが、20年間続けるのはまあ無理でしょうね(^^ゞ
この複利計算は以下のサイトで出来るので、色々シミュレーションしてみるといいと実感がわきますよ!!
出典:複利効果シミュレーション
追加資金の運用方法
発生した利益と追加資金の運用方法も解説しておきます。
追加資金の投資先もメインとなるのは『為替のキャピタルゲイン:トラリピ』と『株のインカムゲイン:株価指数CFD』です。
この2つなら好みで配分していいと思います。
わたしならトラリピが多めになると思いますが、運用してみて株価指数CFDの方が合っていると感じたら、株価指数CFDを中心にしても問題ありません。
トラリピは30代から受け取れる自分年金の作り方を参考に1通貨ペアずつ増やしていけばいいですし、株価指数CFDはイギリス100と米国S500を交互に積み立てていけばいいでしょう!!
まあ、トライオートETFはわたしの運用でも絶好調ですし、ビットコインも上昇しているので、気に入ったなら追加投資してもいいとは思います。
自分に合っているというのも大事な判断基準です(#^.^#)
【まとめ】500万円からの資産運用
わたしも資産運用を始めたのが500万円だったので、その時にこんな情報があったら良かったなという事を記事にまとめてみました(^^♪
また、500万円のポートフォリオとしましたが、すべてを同時に始める必要はありません。
慣れる意味でも一つ一つやっていったらいいと思います。
というのも数年間試行錯誤をした現在のわたしの手法を単純にスケールダウンさせただけなので、あまり初心者向けの内容にはなっていません。
正直、この手法をすべて同時に始めて理解するのは、中々に努力を求められると思います。
なので、気に入ったのを一つだけ始めてみるのも手でしょう。
個人的にはわたしが本格的に資産運用を始めた切欠であるトラリピがおすすめですが、4つの手法の中で最も難易度が低いのは、口座引き落としで毎日自動で買ってくれるビットコイン積立でしょう。
▼鈴のビットコイン積立の実績
何といっても引き落とし口座の設定と金額だけ決めれば後は自動ですからね( ̄▽ ̄;)
まあ、フィーリングって結構大切なので、気に入ったものから始めて見てください。
以上、【500万円からの資産運用】過去のわたしを救う最強ポートフォリオ……でした!!
関連記事:
わたしの資産運用のきっかけ、トラリピもどうぞ( ^^) _旦~~
▼鈴のトラリピ設定と運用実績
「もっと少額で試したい」と言う人向けに、30万円スタート、毎月3万円積み立てでトラリピを運用する手法も紹介( ^^) _旦~~
▼30代から受け取れる自分年金の作り方
500万円くらい貯まると資産運用を始めたくなりますよね
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本日でサラリーマン終了です(*^^*)
? 鈴@3年でセミリタイア達成 (@semiritaia_suzu) August 30, 2018
しっかりと挨拶回りをしてきます!!
ただ、最後の最後まで全く実感がわかないですね(^-^ゞ pic.twitter.com/NCotpuDwGe