豪ドル/NZドル_ダイヤモンド戦略の今後の対応

豪ドル/NZドルが上昇したけど、豪ドル/NZドル_ダイヤモンド(コア&ホールド)戦略は損切りした方がいいの?
今後の対応を教えて!!


こういった疑問に答えていこうと思います(^^♪
▶今後の対応予定
  • インフレが落ち着くまで:レンジ内で推移
    ⇒継続運用
  • インフレが落ち着いた後:政策金利で推移
    ⇒豪金利 < NZ金利:継続運用
    ⇒豪金利 > NZ金利:損切り撤退&買いトラリピ
  • 【番外】インフレの制御に失敗:相場急変
    ⇒損切り撤退or両建て様子見


どうも32歳でセミリタイアした鈴(@semiritaia_suzu)です!!

積極的に運用している豪ドル/NZドル_ダイヤモンド戦略について、コアレンジを上抜けて上昇した影響で、損切りした方がいいのか問い合わせが来ています。

わたし自身は豪ドル/NZドル_ダイヤモンド戦略を継続運用しますが、なぜそう考えたのかと今後の対応予定をまとめました。

情報収集の方法も載せたので、この記事を読めば例え豪ドル/NZドルのレートが変動しても、落ち着いて対応できると思います(^^♪

【関連記事】
ダイヤモンド戦略とコア&ホールド戦略は利確幅が違うだけで、リスクは同じ戦略です。

自分年金作り×AUD/NZDダイヤモンド戦略 


豪ドル/NZドル_コア&ホールド戦略 



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マネースクエア




マネースクエアの考え

まず、マネースクエア公式でも2022年6月8日時点の見通しについて、解説動画を公開しています。



メインシナリオとしては、豪ドル/NZドルは上値が重く、直近では2017年10月に記録した1.12910NZドルが目安となるとの見解です。


▼マネースクエア公開のチャート
マネスクの見解

そのため、1.01~1.13に仕掛けているAUD/NZDダイヤモンド戦略(上値の損切りは1.15)は問題なく継続できます。


マネースクエアのアナリストが考えているメインシナリオなので、外れる可能性もありますが、豪ドル/NZドルの値動きの考え方が分かります。

わたしの見解とも一致しているので、ぜひ見ておきましょう(^^♪



チャート形状から考えてみる

以下はわたしが仕掛けているトラリピの画面です。

▼豪ドル/NZドル_ダイヤモンド戦略のレンジ

豪ドル/NZドル_ダイヤモンドレンジ

最近の上昇を受け、このままさらに上昇して行ってしまうんじゃないかと不安になっている人が多いようです。

ただ、過去のチャートを確認してみると、コアレンジの上値である1.10って割と何度も飛び出しているんですよね。

そのため、現状のチャートを見ただけでは、このまま上昇するという予測はできないと思います。


実際、不安になっている人はテクニカル分析などの明確な根拠があるわけではなく、「何か急上昇したけどなんで?大丈夫?」という、ふわっとした理由みたいです(^_^;)



実質金利から考えてみる

豪ドル/NZドルは金利差で動いていることが多いです。

ただ、ここで言う金利とは実は政策金利ではなく、実質金利になります。


実質金利=名目金利(政策金利)‐ 予想物価上昇率(期待インフレ率)


大雑把に言うと、預金して3%の金利が貰えても(政策金利)、お金の価値が2%下がっていたら(インフレ)、実質は1%だよね?(実質金利)って考え方です。


ではなぜ、2020年に豪ドル/NZドル_ダイヤモンド戦略を紹介した時に政策金利で解説したかというと、平時はインフレ率は一定範囲に収まっているからです。

豪ドル/NZドル_ダイヤモンド戦略の想定レンジになっている2014年以降はインフレ率が安定していたことから、おおよそ実質金利の差≒政策金利の差と見なすことができました。


そのため、豪ドル/NZドルの値動きの傾向は、

  • オーストラリアの政策金利 > ニュージーランドの政策金利:上昇
  • オーストラリアの政策金利 < ニュージーランドの政策金利:下落
となっていました。


ニュージーランドの金利に比べて、オーストラリアの金利が高くなると上昇し、低くなると下落します。

▼オーストラリアとニュージーランドの金利差(2005年~) オージーとキウイの金利差

自分年金作り×AUD/NZDダイヤモンド戦略で攻める方法


しかし、2022年現在は急激なインフレが起きています。

▼オーストラリアのインフレ率(5.10%)
オーストラリア_インフレ

▼ニュージーランドのインフレ率(6.90%)
ニュージーランド_インフレ

▶インフレ率
  • オーストラリア:5.1%
  • ニュージーランド:6.9%
▶政策金利
  • オーストラリア:0.85%
  • ニュージーランド:2.00%

今の状況だと政策金利よりもインフレ率の方が影響が大きいと考えています。

ただ、インフレが収まらなければ利上げを加速させるし、インフレが落ち着けば利上げのペースを抑えるはずです。

そうなると、インフレが落ち着くまでは実質金利の差がそこまで大きく開くことは考えずらいです。

明確な失策がなければ、市場参加者もそう考え政策金利によるレートの変動は限定的になるんじゃないかと思います。(6月に豪がサプライズ利上げしても、そこまで大きな動きはなかったし)


そのため今後のシナリオとしては以下のように考えています。

▶今後のシナリオ
  • 現状のインフレ局面:1.15以下で推移
     ↓
  • インフレが落ち着く:1.04~1.10のコアレンジで推移
     ↓
  • また政策金利で推移するようになる:
    オーストラリアの政策金利 > ニュージーランドの政策金利:上昇
    オーストラリアの政策金利 < ニュージーランドの政策金利:下落


インフレが落ち着けば、これまで通り政策金利で豪ドル/NZドル_ダイヤモンド戦略の撤退を判断できると考えています。

【インフレっていつ収まるの?】
パンデミック⇒歴史的な金融緩和⇒戦争のハイパーコンボが炸裂しているので、正直よくわかりません(;'∀')

ただ、現状の予測では2023年の半ばくらいまではインフレを抑えるために利上げが続くと見られています。(予測は頻繁に変わるけど)




豪ドル/NZドルの今後の対応

今後の対応を場合分けしてみました(^^♪

あくまでわたしの対応方針なので、しっかり自分で判断してください。

インフレの制御に成功した場合:ソフトランディング

いわゆる『ソフトランディング』と言われる状況で、緩やかに調整できた場合です。

この場合は運用を継続します。

インフレが落ち着き、また政策金利で推移するようになるまではレンジ内で推移する可能性が高いです。

政策金利で推移するようになった後は2パターンに分かれます。


①オーストラリアの政策金利 < ニュージーランドの政策金利

この場合、豪ドル/NZドルには下落方向の圧力がかかるので、継続して運用します。


②オーストラリアの政策金利 > ニュージーランドの政策金利

この場合、豪ドル/NZドルには上昇方向の圧力がかかるので、撤退を意識した運用になります。

買いレンジで推移している場合は、売りレンジを取り消せば損切りなしで撤退できます。

逆に売りレンジで推移している場合は損切りが必要になります。


ちなみにこの場合は上昇方向に圧力がかかっているので、売りポジションを損切りした後は逆に買いポジションを持つのが有効です。

その時のレートと金利差次第で、数量や買い方(まとめて買うのか、トラリピ式か)は変わりますが、わたし自身は買いポジションを持つと思います(^^♪


インフレの制御に失敗した場合:ハードランディング

いわゆる『ハードランディング』と言われる状況で、景気に急ブレーキがかかり、相場も急変する可能性が高いです。


この場合は相場が荒れると思われるので、1.15の想定レンジを超えて急上昇する可能性もあり、危険です。

基本的に損切り⇒撤退になります。

事前に判断できるとも思えないので、1.15になった時点で損切りすることになると思います。


ただこの場合、今度は急な利下げなど、これはこれで金利を調整する羽目になるので、結局は実質金利差がほぼゼロの水準を目指すことになる気がするんですよね。

そうなると一旦は1.04~1.10のレンジに戻ってくる可能性があります。

そのため、売りと同量の買いポジションを持って(両建て)、評価損益を固定して様子を見ることも視野に入れています。

【ぶっちゃけた話】
ここまで書いておいて何ですが、インフレの制御に成功したかどうかは事前に分かる明確な基準があるわけではありません。

そのため、チャートの動きと専門家や市場参加者の意見を見ながら、後追いで対応していくしかないと考えています。

わたし自身はスリーミリオン倶楽部の専任スタッフと相談しながら、対応を決めることになるでしょう。

両建てなどわたしが何か対応をした場合はツイートをしますが、難しい対応になると思うので、慎重に判断してください<(_ _)>



その他のケース

金利差に連動しなくなるパターンなど、現在想定していない状況になる可能性もあります。

その場合は事前に対応を考えられないので、よく言えば臨機応変、悪く言えば場当たり的に対応します(^_^;)



豪ドル/NZドルの情報収集

対応を解説しましたが、インフレ率とか政策金利とか情報集するの大変ですよね?

そのため、基本的にはマネースクエアの動画を確認していればいいと思います。

マネースクエアは豪ドル/NZドルを推しているので、週に1回程度は関連する情報を提供しているようです。

マネスク公式
外部リンク:MONEY SQUAREのYouTube 


今回、わたしが説明した金利やインフレはもちろん、設定として推しているダイヤモンド戦略を意識した解説になっているので、ピンポイントで知りたい情報を得られると思います。

▶確認する頻度
  • 可能なら:週に1回確認
  • 面倒なら:「おや?」と思ったら確認



【まとめ】豪ドル/NZドル_ダイヤモンド戦略の今後

▶今後の対応予定
  • インフレが落ち着くまで:レンジ内で推移
    ⇒継続運用
  • インフレが落ち着いた後:政策金利で推移
    ⇒豪金利 < NZ金利:継続運用
    ⇒豪金利 > NZ金利:損切り撤退&買いトラリピ
  • 【番外】インフレの制御に失敗:相場急変
    ⇒損切り撤退or両建て様子見

豪ドル/NZドル_ダイヤモンド(コア&ホールド)戦略は現状では継続運用します。

1.15の損切りラインを意識しつつ、インフレと政策金利に注視し、対応していきます(^^♪


以上、豪ドル/NZドル_ダイヤモンド(コア&ホールド)戦略の今後の対応……でした!!



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とりあえず継続運用(^^♪



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