【コロナショックで大失敗】トラッキングトレード×長期戦略の反省
トラッキングトレードの長期戦略やらかした。損切りで-5万円程度の損失が出てる……

金額自体は大したことないですが、想定外の損失って久しぶりなので、反省をまとめて記事にするつもりです。
(想定していた損失はよくある)

ってことで今回やらしかした失敗の反省記事です(^_^;)

【トラッキングトレード×長期戦略が失敗した理由】
  • 色々な手法に手を出し過ぎて勘違い
  • トラッキングトレードは短期戦略向け

▼直近の対応はこちら(2020/3/16)



▼最終的な手仕舞い(2020/6/1)



1.コロナショック大失敗:豪ドル/円で損切り発生

はい。
-5万円の損失。やらかしました。。。
決済履歴
原因は単純で、豪ドル/円がレンジを下抜けた事で、損切りが発生しました。

▼豪ドル/円の想定レンジ▼
鈴のトラッキングトレード設定と運用実績-豪ドル円ハーフ&ハーフ

チャートを見るとおおよそ55円~110円の間で推移していますので、豪ドル/円は55円~110円のレンジ相場だと仮定することができます。

ただし、2008年~2009年のリーマンショック前後は極端な値動きをしているので、一旦除外し、70円~100円のレンジ相場として、『買い⇔売り』を繰り返すトラッキングトレードを設定していきます。

ハーフ&ハーフなのでちょうど中心の85円を境界にして、『100円~85円を売り』、『85円~70円を買い』として、トラッキングトレードを設定します。
引用記事:鈴のトラッキングトレード設定

……などとリーマンショック時の値動きを除外していたので、今回のコロナショックで普通に想定レンジの70円を割りました。

▼豪ドル/円チャート(2020年3月18日)▼
豪ドル/円チャート
まあ、金額自体は-5万円と大した事ではないのですが、この損失を想定していなかった事が問題です。

2.鈴はなぜ失敗したのか?

色々な手法に手を出し過ぎて勘違い(想定レンジを勘違い)

自動売買はトラリピがメインなのですが、トラリピ×豪ドル/円は60円~110円を想定レンジにしています。

▼トラリピの想定レンジ▼ 豪ドル円ハーフ
豪ドル/円のトラリピ設定


しかも設定があるのは60円までですが、リーマンショック時の値動きを想定しているので、55円以下の下落も想定されています。

そのため、「豪ドル/円については60円までは大丈夫」という考えがあり、レンジをあまり気にしていませんでした。

というか自動売買だけで、「ループイフダン」、「トラリピ」、「トライオートFX」、「トラッキングトレード」、「サイクル2」と5種類も運用していたのがアカンかったです(;'∀')

しかも同じ戦略でちょっと違う設定をしていたのも良くなかった。混同していました。。。

やはり1人であまり多くの手法に手を出すのはダメですね。

これが会社なら、

  • 仕事の分担を見直す
  • 週に1回レンジを確認する手順を追加する
  • チェックリストを作成して確認

のような対応策が必要な状況です。

トラッキングトレードは長期戦略に向かない

トラッキングトレードは設定と逆行した場合、自動で損切りがされます。

トラッキングトレードは新規注文に決済注文(利食いと損切り)がワンセットになっています。
トラッキングトレードとは?利食いと損切りがセット

つまり、想定変動幅まで下落した場合、絶対に損切りされてしまいます。
トラッキングトレードとは?勝手に損切り
公式の説明では『損切りで注文ひとつ分の余力ができたわけね!』とポジティブに書かれていますが、注文1本分とはいえ、強制ロスカットを食らうわけですので、歓迎できる自体ではありません。
引用記事:【保存版】トラッキングトレードとは?

これ普通な事のようですが、「ループイフダン」、「トラリピ」、「トライオートFX」などは損切りしない事もできます。

・ループイフダン
「損切りなし」と「損切りあり」を選べる

▼損切りなしの動き▼
ループイフダンの失敗談-損切りなし
⇒損切りはされないが、新しいポジションを持たない

▼損切りありの動き▼
ループイフダンの失敗談-損切りあり
⇒新しいポジションは持てますが、損切りを繰り返す

・トラリピ、トライオートFX
指定したロスカットレートで損切りが実行されるが、ロスカットレートを設定しなければ損切りはされない

一概にトラッキングトレードがダメというわけではありませんが、損切りをしないで回復するまで耐える戦略には向いていません

トラッキングトレードは短期的な売買で力を発揮する自動売買です。

公式でそうアナウンスしているわけではありませんが、ある程度相場を予想して売買ができるFX経験者を対象にしていると思われます。

なので、予想が外れたら損失を限定させるために損切りを行うのは自然な事です。

▶自動売買の勝ち方
  1. 短期集中で利益を狙う上級者向けの方法(短期戦略)
     ⇒狭いレンジで早めに損切りを行う
  2. 広いレンジに仕掛ける初心者向けの方法(長期戦略)
     ⇒レンジを広く取ってどこまでも耐えていく

わたしの戦略は主に後者の長期戦略ですが、トラッキングトレードが力を発揮するのは前者の短期戦略です。

仕組みと戦略が噛み合っていなかったのが失敗の原因です。

ただ、これは実際に運用してて実感できてた事なので、初挑戦のトラッキングトレードで戦略が噛み合わなかったのはある程度仕方がない事だと思います。


3.今後のトラッキングトレード×長期戦略

撤退します!!

「手が回っていない」かつ「トラッキングトレード×長期戦略は向いていない」ので、素直に撤退します。

【トラッキングトレード×長期戦略が失敗した理由】
  • 色々な手法に手を出し過ぎた
  • トラッキングトレードは短期戦略向き

現在、AUD/NZD以外は稼働を停止させているので、相場がある程度回復するのを待って、損切り⇒撤退という手順になります。

【撤退の目安(含み損がゼロになるレート)】
  • AUD/JPY:72.50円
  • AUD/USD:0.67ドル
  • NZD/USD:0.65ドル

ロスカットしそうなら適宜、資金を追加して耐えるつもりです。

▼最終的な手仕舞い(2020/6/1)


無事に含み損がゼロ⇒プラ転したの、手仕舞いしました。

今後、長期戦略については相性のいいトラリピとループイフダンに任せます。

鈴のトラリピ設定


鈴のループイフダン設定



トラッキングトレードも短期戦略の方はとりあえず、引き続き運用するつもりです。 第10回ガチンコバトル結果
公式で公開されている結果では順調に利益が出ていますし、完コピするだけで本当に利益が積み重なるか検証を続けます。

ガチンコバトルの完コピ運用


ただ、短期戦略はわたしの性格的に相性が悪いようので、少額で検証しています(^^ゞ

一点、今回の損失で勘違いして欲しくないのですが、あくまでダメなのはわたしの戦略とトラッキングトレードの相性です。

自動売買は自身の考えた戦略を補佐するツールでしかないという事は忘れないでください。
FX自動売買の特徴
関連記事:あなたにおすすめのFX自動売買の選び方(ループイフダン・トラリピ・トライオートFX・トラッキングトレード・連続予約注文・サイクル2を比較) 


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