【失敗談】ループイフダンで失敗する3つの理由

どうもFX自動売買で3,000万円運用している鈴(@semiritaia_suzu)です(^^♪

今回はわたしがループイフダンで失敗した時の話を例にループイフダンで失敗する3つの理由とその解決策を解説していきます。

確実に成功するやり方はありませんが、確実に失敗するやり方はあります。失敗するやり方を避ける所から始めましょう(^^ゞ

関連記事:
「ループイフダンって何?」という人はまず以下の記事をどうぞ。ループイフダンの仕組みや特徴を解説しています(^^♪
>>【保存版】ループイフダンとは?FXなのに投資初心者にも人気な理由

▶ループイフダンで失敗する理由
  1. レンジ相場になっていない通貨ペアを運用する
  2. 想定するレンジが狭すぎる
  3. 含み損に耐えきれずに損切りする
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1.【損失あり】予想した方向に相場が動かなかった話

わたしがループイフダンに初挑戦し、失敗した時の話です。

他にもトラリピでトルコルラ/円を運用したり、iサイクルで強制ロスカットを食らったりとちょこちょこ失敗していますが、恐らくこれが自動売買で一番最初の失敗だったと思います(^_^;)

初心者は大体経験する失敗なので、同じ轍を踏まないようによく覚えておいてください。

失敗は2015年に米ドル/円の売りでループイフダンを運用していた時のことです。

▼運用していたループイフダン▼
ループイフダンS15(USD/JPY)


当時は1ドル120円程度だったので、特に深い考えも無しに『そろそろ下がるだろう』と考えて、売りのループイフダンを運用しました。

ところがなかなか下落せずに1ドル123円程度まで上昇してしまい、含み損がどんどん積み重なり損切りしてしましました。

▼ループイフダンでの失敗▼
ループイフダンの失敗-過去の失敗談の解説チャート
ループイフダン開始:2015年10月5日
ループイフダン終了:2015年11月12日


見ての通り、ほぼ最悪のタイミングで損切り、その後回復という流れです。。。でも、こういう話ってよく聞きませんか?

『もう少し待っていれば上がったのに』……テンプレと言っていいくらいよく聞く失敗談です。

誰しも経験する失敗談なので、この記事を読んでループイフダンで同じ失敗をやらかさないようにしてください(^^ゞ 

2.ループイフダンで失敗する3つの理由

失敗①:レンジ相場になっていない通貨ペアを運用する

ループイフダンは買い⇒売り(または売り⇒買い)を繰り返すFXの自動売買です。 ループイフダンとは?仕組みと特徴
為替相場の約70%が上がったり、下がったりするレンジ相場と言われており、実際にここ5年の米ドル/円のチャートをみると95円~125円の間を行ったり来たりしていることが分かります。

▼米ドル/円チャート(5年間)▼
ループイフダンの失敗談-米ドル円チャート(5年)_レンジ
つまり、ループイフダンは仮に下落したとしても元の水準に戻るまで待っていれば基本的にマイナスにはならないのです。

ただし、それは運用する通貨ペアがレンジ相場を形成していた場合に限られます。

対象がレンジ相場になっていないと買い⇒売りを繰り返すことが出来ず、ただ含み損が増え続けるだけになってしまいます。

▼トルコリラ/円のチャート(一方的に下落)▼
ループイフダンの失敗談-トルコリラ円チャート
こうなったら失敗です。

上記のような通貨ペアは避け、必ず一定の範囲で上下するレンジ相場を形成してる通貨ペアを運用しましょう(^_^;) 

……といいつつもわたしもスワップに目が眩みトラリピでトルコリラ/円を運用し、この失敗をやらかしているので、本当に気を付けてください。

▼豪ドル/円のチャート(レンジ相場)▼
ループイフダンの失敗談-豪ドル円チャート
レンジ相場になっている通貨ペアに対して、広いレンジをカバーするようにループイフダンを仕掛ければ、相場の上がり下がりを予想できなくても利益を積み重ねることが出来ます。


失敗②:想定するレンジが狭すぎる

ループイフダンではレンジを想定して、その範囲内で上下している間は利益が積み重なります。

ただし、そのレンジを下抜けてしまうと失敗です。ループイフダンは『損切りなし』と『損切りあり』を選べますが、どちらの設定にしても下抜けてしまうと利益を出すのが難しくなります。 

▼損切りなしの動き▼
ループイフダンの失敗談-損切りなし
⇒損切りはされませんが、新しいポジションを持つことが無く、回復するまで含み損を抱えるだけ


▼損切りありの動き▼
ループイフダンの失敗談-損切りあり
⇒新しいポジションは待てますが、損切りを繰り返すので、利益を出すのが難しい

どちらの場合でも安定して利益を出すのは難しいでしょうね(^^ゞ

また、レンジを広く取ったつもりで、狭いレンジで運用してしまっている場合もあるので、実際のチャートを見ながら解説していきます。

以下は米ドル/円のチャート図ですが、98円~119円で動いています。

▼米ドル/円(2016年~)▼

ループイフダンの失敗談-米ドル円週足チャート
ただし、このチャートは2016年~のチャート図でもっと昔のチャートを見ると75円~125円で推移していることが分かります。

▼米ドル/円チャート(2004年~)▼
ループイフダンの失敗談-米ドル円月足チャート
よくある失敗として、『レンジを設定したが想定する期間が短すぎてロスカットした』ということもあるので、注意しましょう。 

では何年くらい見ればいいかと言うと、ひとつの回答として運用を想定する期間と同等の期間を見てレンジを設定するというのがあります。

1年運用するつもりなら過去1年、3年運用するつもりなら過去3年で設定します。直近の値動きや現在の水準にもよりますが、一つの目安にはなります。

ただし、数年単位での長期運用を考えるなら、直近で発生した大暴落である2008年のリーマンショック時の値動きを意識しておくべきです。

もちろん、いきなりリーマンショックの暴落に耐えられるような資金を投入する必要はありませんが、利益を複利運用して、レンジを拡大させていくと安定性が上がります。


失敗③:含み損に耐えきれずに損切りする

『レンジ相場の通貨ペアを運用する』、『レンジを広く取る』と言う事を意識して行っていれば大丈夫なのですが、何となくで運用していると、含み損が多くなったタイミングで気持ちが耐えられずに手動で損切りしてしまうことがあります

例えば以下は米ドル/円のチャートですが、112円などで運用を始めて105円くらいで含み損に耐えられずに損切り⇒その後回復というのは本当によくあることです。
ループイフダンの失敗談_米ドル円週足チャート_失敗
おや?どこかで聞いた話ですね(;''∀'') 

3.鈴がループイフダンで失敗した理由の答え合わせ

それでは答え合わせと行きましょう。 ここまで記事を読んでくれた人ならもうわかりますよね(^^ゞ

ループイフダンで失敗する理由の3つ目を覚えていますか?
そう『含み損に耐えきれずに損切りする』です。

▼当時のチャート▼ ループイフダンの失敗-過去の失敗談の解説チャート
ループイフダン開始:2015年10月5日
ループイフダン終了:2015年11月12日


もうこの失敗談の記事を書くためにわざとやったんじゃないかと言うくらい典型的に高値で損切りしてます(^_^;)

これの問題点は含み損が増えた事ではなく、損切りしてしまったことです。

この時はループイフダン初挑戦だったので、あまりはっきりと思えていないのですが、1ドル130円までは問題なく運用を続けられる資金が入っていたと思います。

レンジもそれなりに広く取っていますし、資金も十分、S15とちょっと値幅が狭すぎますが、資金を十分に用意できるならクリティカルな問題ではないです。

失敗しないためにはただ待つことができればよかったわけです。

当時のチャートを見ると分かるのですが、含み損はたったの3円分です。

『もう少し待てよ』という感じですが、当時は下落して含み損が増える⇒上昇して利益がでる⇒下落して含み損が増える……の原則が分かっていなかったので、不安になってしまいました。

▼ループイフダンの原則▼
自動売買の含み損と利益の関係
まあそもそも、レンジを想定することすらしていなかったような気がするので、完全にアウトでしたね(^_^;)

見た目的には『失敗③:含み損に耐えきれずに損切りする』ですが、実際には『相場が下がると予想して売り注文をかけたが下がらなかった』という裁量取引的な使い方をしてしまった気がします。

ループイフダンは相場の上がり下がりを予想しなくても勝てることに大きなメリットなので、この使い方は論外でした。


4.ループイフダンで失敗する理由(細かいやつ)

ループイフダンで失敗する主な理由は先に紹介した3つなのですが、他にも細かい注意点はあるので、列挙してみました(^^♪

  1. レンジを想定せずに運用する
  2. ロスカットレートを把握していない
  3. 決済益よりマイナススワップが多い
  4. 高値掴みをしてしまう
  5. 値幅が狭すぎる

1.レンジを想定せずに運用する&2.ロスカットレートを把握していない

これは論外ですね(^_^;)

裁量取引で上がるか下がるかを予想しないで取引することはできないように、ループイフダンでレンジを予想しないで取引することはできません。

しっかりとレンジを予想、つまりロスカットレートを把握して運用してください。

関連記事:【ロスカット対策】ループイフダンのリスク管理は目安資金表でOK


3.決済益よりマイナススワップが多い&4.高値掴みをしてしまう

トラリピではマイナススワップの影響は小さい事が分かっていますが、ループイフダンはプラスもマイナスもスワップが多いので、トラリピ以上に影響が大きいはずです。
トラリピの決済益とスワップ-鈴のトラリピ設定201904
関連記事:【検証】トラリピハーフ&ハーフのデメリット!!マイナススワップの影響は? 

マイナスの設定で運用している期間が長いとなかなか利益が出ない事態になるかもしれません。

また、ハーフ&ハーフで運用している場合はレンジ中央で買いと売りを切り替えるので、高値掴みをする心配はないのですが、買いのみor売りのみで運用する場合は注意しましょう!!

関連記事:【利益率約3倍】ループイフダンでハーフ&ハーフをやる方法!必要資金が約3分の1になるお得テクニック 


5.値幅が狭すぎる

最適な値幅を検証してみたので、参考にしてください(^^♪

基本的には値幅が広い方が必要な資金が少なくて済み、利益率が向上する傾向があります。
ループイフダンで最適な値幅を検証-値幅による必要資金の違い
関連記事:ループイフダンの設定で最適な値幅を検証!迷ったらこれでOK


 

5.【まとめ】ループイフダンで失敗する3つの理由

ループイフダンで失敗しない方法は非常にシンブルで、『レンジを広く取りつつ』、『レンジ相場は待っていれば必ず元の水準に戻ること』を信じて待つのが大切です。

そのためこの3つを最優先で守りましょう(^^)/

▶ループイフダンで失敗する理由
  1. レンジ相場になっていない通貨ペアを運用する
  2. 想定するレンジが狭すぎる
  3. 含み損に耐えきれずに損切りする
以上、【損失あり】ループイフダンで失敗する3つの理由!予想した方向に相場が動かなかった話…でした(^^♪

この3点は絶対にやっちゃダメ

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関連記事:
過去の失敗を乗り越え、再度運用を始めたわたしのループイフダンの設定は以下の記事にまとめてありますので、参考にどうぞ。わたしの設定と実績を公開しています(^^♪
>>鈴のループイフダン設定と運用実績


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