
トライオートETFはナスダック100トリプルを運用することで爆益中だけど、大暴落したらどうなるの?
ナスダック100の3倍の値動きってことは大暴落でゼロになったりしない?
どうも鈴(@semiritaia_suzu)です!!
わたしはトライオートETFを運用することで月平均10万円の不労所得を得ています。
▼ 鈴のトライオートETF設定と運用実績
トライオートETFはコロナショックを乗り越えて、不労所得を生み出し続けており、安定した収入源になっています(^^ゞ
今回はそんなトライオートETFで運用しているナスダック100トリプルが大暴落した場合について考えてみました。
ナスダック100トリプルが大暴落した場合の値動き
ナスダック100トリプルはナスダック100の3倍の値動きになるように設計された指数です。
では元となるナスダック100は?というと、”米国のナスダック市場に上場する、金融株を除いた時価総額上位100位の銘柄の株価を、時価総額加重平均という方法を用いて計算し算出される株価指数”になります。
大枠としては米国のナスダック市場の上位100社の平均と思っておけばいいでしょう。
上位はアップル、マイクロソフト、アマゾン、フェィスブック、グーグルといったドリームチームで構成されています。
出典:https://www.bloomberg.co.jp/quote/CNX1:LN
上位5社を見ても分かりますが、100社全てが同時に倒産する可能性は考慮しなくていいでしょう。
(そうなったら隕石衝突とかエイリアンの襲来とか映画のような状況でしょうね)
ナスダック100トリプルはこの3倍の値動きになります。
3倍の価格ではなく3倍の値動きです。
つまり、ナスダック100が10%上昇すればナスダック100トリプルは30%上昇するし、逆に10%下落すれば30%下落します。
極端な場合ですが、ナスダック100が瞬間的に40%下落すると、トリプルは120%下落することになってしまいます。
ただ、サーキットブレーカー制度があるため、この事態は起こらないので安心してください。
競争市場では、例えば売りが売りを呼んで下落が止まらなくなるようなことがある。サーキットブレーカー制度が設けられた市場では、基準値よりも一定の幅以上の取引値が付くことなどの予め定められた基準が満たされると、サーキットブレーカーが「発動」となり、取引所は当該市場で取引(約定)の成立を一定期間発生させない状態となる。
出典:Wikipedia
- Level 1 - 9:30~15:25の間にS&P 500が前日終値より7%下落したら15分間取引を停止する
- Level 2 - 9:30~15:25の間にS&P 500が前日終値より13%下落したら15分間取引を停止する
- Level 3 - 時間帯に関係なくS&P 500が前日終値より20%下落したらその日は取引を停止する
まあ、ナスダック100ではなく、S&P500の下落が対象ですが、ナスダック100の上位銘柄はS&P500の上位銘柄でもあるので、「ナスダック100が大暴落しているのにS&P500は全く暴落しない」という事態は起きないでしょう。
そのため瞬間的に34%以上も下落する心配はいりません。
ではもう少し現実的にナスダック100が毎日10%ずつ下落し続けた場合にどのような動きをするか考えて見ます。(これも現実的か?という突っ込みはありますが)
▼ナスダック100が10%ずつ下落した場合
※分かりやすくするため、100ドルスタートで計算
%変動なのでトリプルだからと言ってゼロにはなりませんが、7日も下落し続けると10ドルを割ってしまい、取引しづらいレートになってしまいます。
取引に適さないレートになった場合は分割や併合という処理が行われるのが一般的です。
・分割出典:インヴァスト証券
ETFは取引の利便性を考慮し100ドル前後での取引が前提となっています。
ETFにおける分割とは株式の分割同様、既に発行されている株式を、1株を2株、3株などに分割することを指します。
価格は分割した割合によって調整され、理論上資産価値には影響はありません。
例えば、株価が1,000円の株式が1:2の株式分割(1株を2株に分割)をした場合、分割後の保有株数は2倍になりますが、理論上、1株の株価は500円となります。
・併合
ETFは取引の利便性を考慮し100ドル前後での取引が前提となっています。
ETFにおける併合とは株式の併合同様、既に発行されている株式数を減らし価格を調整するために、複数の株式を1株に統合することを指します。
こちらも理論上資産価値には影響はありません。
例えば、2:1の株式併合(2株を1株に併合)をした場合、発行済株式数は半分になり、理論上株価は2倍になります。
ナスダック100トリプルでは併合が行われたことはありませんが、値上がり過ぎた2018年5月に160ドル台⇒50ドル台へと3分割されたことがあります。

そのため、併合を考慮して大暴落時の値動きを考えて見るとおそらくこんな感じになります。
▼併合を考慮したナスダック100トリプルの大暴落

実際にこんな急落をした場合、対応が間に合うのか?という疑問はありますが、リーマンショック時のように50%以上の下落があろうと取引可能なレートにはなっていると思います。
コロナショックの時はナスダック100が30%程度の下落(240ドル⇒160ドル)だったので、トリプルの方も30ドル台で踏ん張りましたが、リーマンショックの時は50%以上も下落したことを考えると、大暴落の際には(併合無しのレートでは)ナスダック100トリプルが10ドルを割ることも想定してリスク管理をすべきでしょう。
繰上返済?ナスダック100トリプルの上場廃止リスク
ナスダック100トリプルがゼロになる可能性は低いと分かりましたが、上場廃止になる可能性がないかというとそうでもありません。
ナスダック100トリプルを提供しているiシェアーズでも度々、上場廃止⇒繰上返済されていることがあります。
▼iシェアーズ上場廃止(平成30年)
出典:iシェアーズETF-JDRシリーズの 信託終了(上場廃止)のお知らせ
- 流通量(取引量)が少ない
- 連動させている株価指数が廃止された
- 対象指数との相関性が失われた
- 商品の見直し
ナスダック100トリプルの暴落で心配するとしたら、……この4つには当てはまらないような気がしますが、無理やり当てはめるなら「3.対象指数との相関性が失われた」になるでしょうか。
急激に値が下がり過ぎて、1ドルとか2ドルになっちゃって、まともに取引ができない。
上場投資信託として不適格。
って状態なら繰上償還になる気がします。
まあ、普通に併合されると思うんですが、それが間に合わないくらいに急落した場合どうなるかは未知数です。
確率は高くないかもしれませんが、リーマンショックのような大暴落が発生した際には繰上償還が起きる前提でリスク管理しておいた方がいいでしょう。
ちなみに上記の過去に上場廃止になったETFもいきなり強制決済ではなく、上場廃止の発表から1ヵ月程度は整理する期間が設けられていました。
1ヵ月あれば併合できるので、やはりナスダック100トリプルが繰上償還されるとしたら、上記の例とは違う事態でしょうね。
というわけで過去の実績を見ると暴落で即強制返済ということは起きにくそうですが、「ナスダック100トリプル」と3倍も激しく動く指数は歴史が浅いので、今後も絶対にありえないとは考えない方が良さそうです。
上場廃止の場合はどうする?即座にナスダック100を保有せよ
ナスダック100トリプルが暴落で即強制決済となる可能性は低そうですが、上場廃止の可能性はゼロではありません。
そこで、もし無限ナンピン戦略で運用している最中に強制決済となった場合はどうすればいいかを考えました(^^ゞ
ナスダック100トリプルが上場廃止されるほどの大暴落なら、歴史的買い場である事は間違いないので、強制決済されたのと同量のナスダック100を買うつもりです。
本当はナスダック100トリプルを買い直したいのですが、取引できなくなっている想定なので、仕方がなく本家のナスダック100を保有します。
その購入資金は?というと
トライオートETFの運用資金です。
『トライオートETFの必要資金まとめ』でまとめましたが、仮にナスダック100トリプルが大暴落によって強制決済された場合、預けていた資産の2割~3割程度は残ると思われます。
▼【推奨証拠金は当てにならない?】トライオートETFの必要資金まとめ
その残った資産で超安値圏にあるナスダック100を購入するわけです。
強制決済されたということは既に60%以上下は下落していると思われるので、レバレッジ3倍で保有しても大丈夫でしょう。
同じ数量を安値で確保したら、上昇に合わせて利確していきます。
- 10%上昇時:ポジションの10%決済
- 20%上昇時:ポジションの10%決済
- 30%上昇時:ポジションの10%決済
- ……
無限ナンピン戦略では10%下落するごとにポジションを保有するので、逆に買値から10%上昇するごとに決済していけば、元の水準に戻った時には強制決済された含み損分が回収できるわけです(^^ゞ
- ✅ナスダック100トリプル ⇒レバレッジ1倍×3倍の下落率
- ✅ナスダック100 ⇒レバレッジ3倍×1倍の下落率
まあ、実際は大暴落した後に10%上昇で決済するのは勿体ないので、買値から50%上昇するくらいまでは決済しないつもりです。
- 50%上昇時:ポジションの20%決済
- 60%上昇時:ポジションの20%決済
- 70%上昇時:ポジションの20%決済
- 80%上昇時:ポジションの20%決済
- 90%上昇時:ポジションの20%決済
そして、相場が回復した頃にはナスダック100トリプルかそれに近い指数が登場していると思いますので、トライオートETF×ナスダック100トリプル戦略を再開するわけです(^^ゞ
……当然、実際はこんなに上手くはいかないでしょう。
この対処が必要になるということは未だかつて経験した事のない歴史的な大暴落が発生したということなので、予想できないトラブルが発生してもおかしくはありません。
ただし、鈴のトライオートETF設定は年利10%以上の利益を生み出しているので、10年に1回あるかどうかの大暴落のダメージをある程度抑えるだけで十分な利益が期待できます。
(そもそもリーマンショック程度なら上場廃止にならない気がしますし)
そのため、たとえこの対処で大暴落の損失の5割程度しか補填できなかったとしても、数年に1回ならトータルでは大幅なプラスになるので、問題ないと考えています!!
暴落時に大量に仕込めればむしろプラスになるでしょうしね(^^ゞ
【まとめ】ナスダック100トリプルが大暴落したどうなるの?⇒まずは併合
ナスダック100トリプルが大暴落した場合、まずは併合という処理が取られるので、即座に上場廃止となる可能性は低そうです。
ただし、3倍の値動きをするトリプルのレバレッジ指数など歴史が非常に浅いETFになるので、実際にどうなるかは分かりません。
そのため、もしもの時の覚悟だけはしておきましょう。
上場廃止リスクがないとほぼノーリスクになってしまうので、このくらいのリスクはあると見て運用するべきでしょうね(^^ゞ
最後に注意というか言い訳になってしまいますが、正直わたしはETFについてそれほど詳しくありません。
わたしは元々トラリピ(為替)をメインに資産を形成しました。
▼鈴のトラリピ設定と運用実績
トラリピ戦略については自分なりに満足できる水準に達したので、今はトライオートETF×ナスダック100トリプルの研究を進めていますが、まだまだ十分とは言えません。
現状、トライオートETF戦略はコロナショックを越えて不労所得を生み出しており、自信を持っている戦略ではあります。
ナスダック100トリプルは長期的に上昇傾向の指数であり、今後も不労所得を生み出してくるでしょう。
▼ナスダック100トリプルのチャート
それでもトラリピのように人生を預けられるレベルかというと、そこまでの完成度とは思っていません。
今後も研究を続けるので、度々修正が入るでしょうし、これまでの主張の中に間違いが見つかる可能性もあります。
まだまだ発展途上の戦略であると認識した上で、トライオートETF×ナスダック100トリプルというチートな仕組みを活用してもらえればと思います<(_ _)>
▼ 鈴のトライオートETF設定と運用実績
ナスダック100トリプルが大暴落したらどうなる⇒まずは併合
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本日でサラリーマン終了です(*^^*)
— 鈴@3年でセミリタイア達成 (@semiritaia_suzu) August 30, 2018
しっかりと挨拶回りをしてきます!!
ただ、最後の最後まで全く実感がわかないですね(^-^ゞ pic.twitter.com/NCotpuDwGe