【トラリピの心構え】トラリピは金の卵を産むニワトリ

どうもトラリピで2,000万円運用している鈴(@semiritaia_suzu)です(^^♪

今回はトラリピの心構え、いえ厳密にいうと『鈴のトラリピ設定の心構え』について、解説していきます。

正直、トラリピについて思い違いをしている人が多いんじゃないかと思いまとめてみました。

この記事を読んで貰えれば鈴のトラリピ設定に対する理解が深まるはずです。

鈴のトラリピ設定と運用実績



ただし、この心構えはわたしの独断と偏見にあふれており、一般的なFXの心構えとはかけ離れていると思います。

引きずらせすぎないように一歩引いて読んでください(^^ゞ

▶この記事で分かること
  • トラリピは死ぬまで運用を続けるべし
  • トラリピは不動産投資と同じ考え方
  • 年金のように生涯、不労所得を受け取ろう

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1.トラリピは金の卵を産むニワトリ!死ぬまで世話を続けるべし

トラリピは金の卵を産むニワトリ

いきなり結構クセの強いメッセージから入りましたが、解説していきます(^^ゞ

一般的に資産運用では『どう終わらせるのか?』という出口戦略が重要になります。

しかし、この考えはトラリピには当てはまりません。


なぜなら章題の通り、トラリピは死ぬまで運用し続けるからです。


ではなぜ死ぬまで運用し続けるか?
と言うとまずはトラリピの勝ち方のおさらいです。

▶トラリピの勝ち方
  1. 短期集中で利益を狙う上級者向けの方法(短期戦略)
     ⇒狭いレンジで早めに損切りを行う
  2. 広いレンジに仕掛ける初心者向けの方法(長期戦略)
     ⇒レンジを広く取ってどこまでも耐えていく


初心者がトラリピで勝つにはレンジ相場に対して、広くトラップをしかけて長期運用するのが鉄則です。

例えば以下はわたしが運用している米ドル/円のトラリピ設定のレンジです。


▼豪ドル/円のトラリピレンジ(過去20年のチャート)
豪ドル/円-長期的にはレンジ

買いと売りを合わせて50円~110円までトラリピを仕掛けています。

このレンジをはみ出さない限りは永遠に利益を生み出し続けてくれます。

わたしはこの豪ドル/円と同様の考え方で9通貨ペアを2,000万円で運用し、月平均20万円の不労所得を得ています。 


▼トラリピの運用実績(2022年10月時点)
1階ワイドレンジ戦略の運用実績202209

▶ワイドレンジ戦略の運用実績
  • 実現損益:+24,452,600円
  • 評価損益:-975,770円
  • 合計損益:+23,476,830円
鈴のトラリピ設定と運用実績



月20万円と言うことは年間240万円、240万円×9年=2,160万円と9年間で元本を回収できてしまいます。

常に2,000万円が拘束されることにはなりますが、何もしなくても月20万円が手に入るというわけです。


この素晴らしい状況を手放す必要があるでしょうか?

生活費が月20万円以下ならトラリピを運用している限りお金の心配をしなくて済むんですよ?

わたしはこの仕組みを取りやめる必要性を感じません(^_^;)


また、月20万円に拘る必要もないです。

鈴のトラリピ設定は資金2,000万円で月平均20万円ですが、資金量と設定を調整すれば、毎月の不労所得も変化します。


月3万円の積立でわたしのトラリピ戦略を構築する自分年金作りでは1セット190万円に分割して発注しています。

【自分年金作り】トラリピワイドレンジ戦略積立ver



ライフステージによって必要な生活費が変わることもあると思いますが、その場合も資金量を調整すればいいわけです。

十分な資金を用意して、あとはトラリピに任せれば年金のように生活費を供給してくれます。


トラリピが儲からないとか失敗したと言っている人はこの基本的な心構えができていない気がします。

通常の裁量FXと同じ感覚で、利確と損切りを繰り返していれば、それは手数料(広めのスプレッド)がある分だけ利益は小さくなるでしょう。

でも裁量のFXとトラリピは根本的に違います。


基本的にトラリピで損切りはしません


下落しても相場が元の水準に戻ってくるまで5年でも10年でも待つのです。

相場がレンジを形成している限りはどれだけ下落しようと全く問題ありません。


▼鈴のトラリピ設定の含み損のイメージ


これから数十年単位で上記のような形で含み損と付き合っていくことになるわけです。

これがトラリピの基本的な心構えになります!!




2.トラリピ設定の変更条件!完全に放っておかず、お世話をしよう

  • トラリピは死ぬまで運用すべし
  • 下落しても元の水準に戻るまで待つべし

と説明しましたが、これは理想論で実際には完全にほったらかしにすることはできません。

実際には設定の変更、つまりお世話が必要になります。

▶トラリピ設定を変更する条件
  1. レンジ相場ではなくなる
  2. レンジ相場が移動する


①レンジ相場ではなくなる

現在わたしは安定性の高い先進国の通貨を中心に運用しています。

ただし、これらの国が未来永劫発展し続ける保証はありません。

運用している通貨の国が衰退した場合は恐らくレンジ相場ではなくなるので、通貨ペアの入れ替えが必要になります。


▼レンジ相場ではない例(トルコリラ/円)
トルコリラチャート_レンジになっていない

例えば、オーストラリアが衰退したら豪ドルを運用通貨から外し、逆に新興国の通貨が安定したら、インド、ベトナムなど今とは違う通貨ペアを追加する調整が必要になると思います。

※例に出しただけで、特別オーストラリアが心配というわけではありません。

運用通貨から外す際には当然損切りが発生しますが、複数通貨ペア(2020年5月現在9通貨ペア)を運用しているので、一つ二つ外しても影響は限定的です。

実際に運用初期にレンジ相場になっていないトルコリラ/円を誤って運用してしまい、損切りした際も約-140万円とそれまでの利益と比べるとクリティカルな損失にはなりませんでした。


【損失あり】トラリピで失敗する3つの理由!トルコリラ/円で大損した話 
鈴のトラリピ設定の実績-トルコリラで失敗201904



①レンジが移動する

例えば現在、豪ドル/円は過去の推移から50円~110円のレンジ相場と想定して運用していますが、何十年も経てばレンジが変わるかもしれません。

例えば日本が衰退し円の価値が下がることで、70円~130円で推移するなどレンジが変わる可能性があります。 

その場合はレンジの変更が必要です。

▶トラリピのレンジ変更
  • 現在:50円~110円
  • 未来:70円~130円

現在の売りレンジは80円~110円なので、80円まで下落する事が無ければ多少の損切りは必要になるでしょう。

それでも数年~数十年に一度程度なので、仮にレンジアウトしても運用資金の20%程度の損失で済むと考えています。


トラリピがレンジを突き抜けた時の3つの対応


このように、『①レンジ相場ではなくなる』と『②レンジが移動する』の2点に対処していけば、死ぬまでトラリピで不労所得を受け取ることができるというわけです。



鈴のトラリピ設定の利益のイメージ

ここまで解説したように仮に年利10%、年間240万円の利益が得られるとしても、大規模なメンテナンスでは損切りが発生します。


今回は10年に1度大暴落が発生し、通貨ペアの入れ替えが発生した場合の利益を考えてみました(^^ゞ 

【シミュレーションの条件】
  • 年利:12%(年間240万円の利益)
  • 10年に1度通貨ペアの入れ替え:元本の20%の損切り(-400万円)

鈴のトラリピ設定の累計利益のイメージ

【結論】
仮に損切りがあっても10年で2,000万円の利益と年間利益率10%程度で落ち着くイメージ



直近の大暴落である2020年5月のコロナショックではレンジが大きく変わるような変化はありませんでした。

確かに先進国として成熟した通貨ペアがレンジを崩す可能性は低いかもしれませんが、数十年単位で運用を続ける以上は、考慮しておく必要がります。

そのため、鈴のトラリピ設定では運用していた通貨ペアがレンジを形成しなくなった場合の対応も戦略に組み込んでいるわけです。

まあ、そんな事態が本当に発生するかは分からないので、発生しなかったら利回りアップですね(^^ゞ




2.トラリピでの資産形成は不動産投資に似ている

トラリピはFXではない-不動産投資

トラリピの基本的な心構えとして、金の卵を産むニワトリに例えて紹介しましたが、実はトラリピって不動産投資にも似ています。

トラリピと不動産投資
トラリピ 不動産投資
初期投資 トラリピの設定 物件の用意
資金効率
アップ
レバレッジ
(最大25倍)
ローン
不労所得 日々の決済益 家賃収入
メンテナンス 設定の修正 物件の修繕
価値の低下 含み損 経年劣化
複利運用 設定の追加 物件の追加


トラリピも不動産投資も初期投資をしてお金を生み出す仕組みを作ってしまえば、そこからは何もしなくても不労所得が手に入ります。



ただし、完全に放置できるかと言うとそうではなく、不動産なら物件の修繕、トラリピなら設定の修正のようにメンテナンスが必要になるわけです。

また、時間とともに価値が低下する特徴も同じで、不動産なら10年も経てば経年劣化により価値が低下しますし、トラリピも一定の含み損を抱えている事が多いです。

稀に不動産で価値が上がる事があったり、トラリピで含み損のない事があるのも似ていますね(^^ゞ

そのため、トラリピも不動産と同じでいきなり儲けようとするのではなく、時間を掛けて元本を回収していく感覚が重要です。


2,000万円の設定で年間240万円の利益なら【240万円×9年=2,160万円】と9年間で元本を回収できます。

元本を回収したら、丸々2,000万円のトラリピ設定という資産が残るというわけです。


もしかしたら9年後にはレンジの変更や通貨ペアの入れ替えのため、多少の損切りが発生し、2,000万円の価値はないかもしれません。

でもそれって、不動産で経年劣化したのと同じですよね?

家賃で元本を回収した後に物件が買値より下がっていたとしても、それは当たり前のこと(特に日本では)で、不満に感じたりはしません。

トラリピに対する意見を見ていると不動産投資というよりは、不動産の売却(安く購入した不動産を高く売る)に近い感覚でトラリピを捉えている人が多い気がします……ただ、その考え方だと上手く行かないわけです。


トラリピは不動産投資に似ている




トラリピは不動産投資と同じイメージで運用すべし






4.トラリピは金の卵を産むニワトリ、いきなりニワトリを食べるなんて勿体ない

トラリピは金の卵を産むニワトリ


今回はトラリピの心構えのまとめです。 

長期運用でよく用いられる例はいくつかあるのですが、今回は金の卵を産むニワトリになぞらえて解説してみました(^^ゞ

▶トラリピとは何ぞや?
  • 鈴曰く、トラリピとはコップから溢れた水を飲むことである
  • 鈴曰く、トラリピとは金のなる木を育てることである
  • 鈴曰く、トラリピとは金の卵を産むニワトリを育てることである
  • 鈴曰く、トラリピとは不動産投資と同じである

皆さんのトラリピ運用とイメージは合っていましたか?

途中でニワトリを食べようとしていた人も多いんじゃないでしょうか(^^ゞ

ホント辞め方を気にする人が多いんですが、トラリピでは辞め方を気にする必要はありません


トラリピは設定と順方向に動けば一気に利益を出せるのも事実なので、サクッと資金を増やしたい気持ちも分かります。

ただ、トラリピはその仕組み上、常に含み損を抱えることになるので、短期間の売買で売り抜けるような運用には向いていません。


トラリピの基本は不動産投資のように長期間運用し、元本を回収するスキームになります。


『トラリピは含み損が先行して利益が出ない』と感じていた人もこの記事を読んで貰えれば長期的な視点で運用できると思います(^^♪


以上、【トラリピの心構え】トラリピは金の卵を産むニワトリ!死ぬまで世話を続けるべし…でした!!


トラリピは金の卵を産むニワトリ、食べちゃダメですよ



わたしが死ぬまで運用するつもりのトラリピ設定はこちらです( ^^) _旦~~

鈴のトラリピ設定と運用実績 




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