
コロナショックで含み損が膨らんでるけどどうしたいいの?資金は追加すべき?設定はこのままでいいの?
コロナショックで大慌てといった感じで、こういった質問がたくさん届いているので、まとめました(^^ゞ▼鈴のトラリピ設定と運用実績▼
・2020年5月追記
3月19日に必要資金が最大になりました(^^ゞ
▼3月19日12時ごろの口座状況▼

- 含み損(1,150万円)+必要証拠金(300万円)=1,450万円
- 余裕を見て、1,500万円程度
1.鈴のトラリピ設定の立ち回り
まず基本です。
鈴のトラリピ設定は相場を予想して利益を得る手法ではありません。
含み損がどれほど膨らもうと耐えて耐えて反発するのを待つ地味な手法です。
そのため、やる事は2つだけです。
- レンジから飛び出しそうなら拡張する
- ロスカットしそうなら資金を追加する
為替はレンジ相場を形成しているので、待っていればいつかは反発します……というのが鈴のトラリピ設定の根幹です(^^ゞ
▼暴落中の豪ドル/円だってレンジを形成▼
①レンジから飛び出しそうなら拡張する
既に2通貨ペアで実行していますが、レンジから飛び出しそうなら拡張していきます。
【トラリピの設定連絡】
— 鈴@セミリタイア(FIRE)生活中 (@semiritaia_suzu) March 19, 2020
以下の設定を追加
・AUD/JPY:55.10円~60.00円
・AUD/AUD:0.501ドル~0.550ドル
一瞬ですが、レンジを割ったのでもう追加しておきます。今回はホント、豪ドルが弱いですね(;'∀')
▼設定の詳細はスクショ https://t.co/qiuusrcrhM pic.twitter.com/JSsqc8HJFo
現在は豪ドル/円と豪ドル/米ドルのみですが、その他の通貨ペアについても設定したレンジを飛び出すようならレンジを拡張します!!
この2通貨ペアはサブ運用でどこかで撤退するつもりなので、設定の追加は行いません。
メイン運用の通貨ペアと比べてトラップ本数が少なく、スワップも大きいので、落ち着いたタイミングで撤退するつもりです。
②ロスカットしそうなら資金を追加する
この手法はロスカットさせずにひたすら耐える手法なので、ヤバそうなら資金を追加して耐えます。
現金余力が1,000万円以上あるので、この資金で耐えます(^^ゞ
▼2020年3月時点のポートフォリオ▼
▼【ポートフォリオ】2020年3月時点での運用資産は約5,390万円です▼
ちなみによく勘違いしている人がいるのですが、ロスカットの判定に利用される維持率の計算式は
〇「有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100」
です。
まだポジションを持っていないが注文のために必要な証拠金(発注証拠金)については、維持率の計算には関係しません。
▼トラリピの口座状況の見方を解説!適切な維持率とレバレッジは?▼
また、戦略や設定にもよるのであくまで参考程度ですが、わたしの場合以下のケースで入金します。
- 口座を見られる時:証拠金維持率350%以下
- 口座を見られない時:証拠金維持率400%以下
あくまでわたしの感覚ですが、証拠金維持率が400%~600%くらいの水準にあると安心します(^^ゞ
▼証拠金維持率が350%を下回ったので300万円入金(3月19日)▼
ずっと口座に入れておく必要はないので、相場が回復した場合は出金してしまいます。
それから耐えるときの目安としてリーマンショック時の含み損も載せておきます。
リーマンショックと同水準のレートになると含み損が-1,700万円を超えるので、覚悟しましょう(^^ゞ
▼USD/JPY(1,611,000円)
▼EUR/JPY(1,739,100円)
▼AUD/JPY(4,274,500円)
▼AUD/USD(3,315,746円)
▼NZD/JPY(3,325,000円)
▼NZD/USD(2,221,137円)
▼CAD/JPY(3,574,500円)
▼ZAR/JPY(540,500円)
▼合計(17,030,248円)
▼リーマンショック時の必要資金をシミュレーション!!鈴のトラリピ設定はいくらで運用できた?▼
例外的な対応
『トラリピは死ぬまで運用し続けろ!』がわたしの手法のモットーですが、メンテナンスするケースがあります。
- レンジが移動する
- レンジ相場ではなくなる
▼【トラリピの心構え】トラリピは金の卵を産むニワトリ!自分が死ぬまで世話を続けるべし▼
先進国同士の通貨ペアなら基本的にレンジを形成しますが、国家間の力関係が変わるとレンジも変わる可能性があります。
例えば現在、大きく下落しており、多くの人が心配しているのは豪ドルでしょう。
今後、オーストラリアが衰退していくとトルコリラ/円のように一方的に下落する事もあり得ないとは言えません。
▼レンジ相場ではない例(トルコリラ/円)▼
ただ、現状は新型コロナの流行をきっかけに世界的にリスクオフが起こっている状況なので、オーストラリアに大きな問題があるわけではないと思います。
……というわけで、今の所はレンジを拡張しながら運用を続ける予定です(^^ゞ
2.自分年金の作り方の立ち回り
鈴のトラリピ設定の積み立て投資版で、30万円で運用を始めた『30代から受け取れる自分年金の作り方』についても対応は同じです。
- レンジから飛び出しそうなら拡張する
- ロスカットしそうなら資金を追加する
ただ、現在は加ドル/円のみの運用でロスカットレートは59円台なので、何かする必要はないでしょう( ̄▽ ̄;)
▼自分年金口座のシミュレーション▼
※公式サイト(PC)でシミュレーションできます
しいて言えば、加ドル/円が70円を割った時にレンジを拡張するくらいですかね(^^ゞ
▼30代から受け取れる自分年金の作り方▼
3.コロナショック×鈴のトラリピ設定のQA
質問が結構来るので、ここで回答していきます!!
回答は全て「わたしが対応するとしたら」の場合です(^^ゞ
Q.資金追加の目安は?
A.証拠金維持率を300%以下にはしない
300%以下になりそうなら400%~600%を目安に資金を追加しています。
Q.含み損はどれくらいまで膨らむ?
A.相場が分からないけど、リーマンショックと同じレート水準で-1,700万円
▼リーマンショック後1年間の利益や含み損
▼リーマンショック時の必要資金をシミュレーション!!鈴のトラリピ設定はいくらで運用できた?▼
Q.どうなったらロスカット?
A.有効証拠金<必要証拠金
※総必要証拠金ではない
▼トラリピの口座状況の見方を解説!適切な維持率とレバレッジは?▼
Q.売りでヘッジするのはあり?
A.タイミングを選べばあり
資金追加で耐えるのが基本です。
ただ資金が心もとない場合はレンジを下抜けた後に買いと同数の売りポジションを持てば含み損の増加を抑えられます。
例えば豪ドル/円で60円~85円の設定の時に60円で買いと同数の売りポジションを持てば60円以下に下落しても含み損は増えません。(60円は心理的にも節目になりやすいので、わたしなら58円くらいに売りを仕掛けるかと)
その代わりポジションを持ったレートから回復したらすぐに決済しないとこの売りポジションで含み損が増えてしまいます。
一直線に大暴落すれば問題ないですが、その周辺で上下されると何度も損切りが発生します。(一回上下する度に数万円の損切りが発生するでしょう)
また、マネースクエアの場合は両建てだとマイナススワップの方が大きいので、こちらも注意です。
痛みを伴う対処になるのでおすすめはしにくいですが、2,000万円で運用している場合は撤退より良いかと思います(^^ゞ
Q.今後保有するポジションを減らすのはありか?
A.無意味ではない
……無意味ではないのですが、レンジ端のポジションを減らしてもそれほど効果はないかも。
含み損が多いのはハーフ&ハーフの中心値付近のポジションです。
- 85円で保有したポジション:-3万円
- 61円で保有したポジション:-6千円
Q.今から始めるのにおすすめの通貨ペアは?
A.CAD/JPY
レートが中心値付近にある通貨ペア(USD/JPYやCAD/JPY)に比べて下落余地が限定されているので、含み損が増えにくいかと(^^ゞ
同じ考えでAUD/JPYやAUD/USDもいいと思いますが……流石に暴落スピードが速すぎて勧めずらい。
▼【鈴と一緒に運用しよう】30代から受け取れる自分年金の作り方▼
Q.決済トレールをONにする?
A.決済トレールは設定しません
確かに設定した利益幅より大きいく変動している時に決済トレールは有効です。
ただし、今後が相場がどう動くかは分かりません。
わたしが相場を予想すると大抵は裏目に出るので、
⇒もう動かないじゃん。OFFに戻そう
⇒えっ、やっぱ動くんかいONだ!
……
となる気がするので、やりません( ̄▽ ̄;)
Q.利益幅を広くする?
A.しません
決済トレールの設定と同じく、相場を予想して利益幅を変えるような事はしません。
ただし、今後は利益幅の決め方を以下のように変更しようと考えているので、結果的に変わる可能性があります。
- 現在:前年1年間のATRを元に設定
- 今後:レンジの想定期間(今は15年)のATRを元に設定
▼【2019年版】トラリピで通貨ペアごとに最適な利益幅(利幅)を公開!!▼
というわけで、2020年版の公開は4月以降になるかも(^^ゞ
Q.資金追加したけどリーマンショックより含み損が多い?
A.今のところ少ないです
リーマンショック後は約-1,700万円の含み損を抱える抱えていた計算になるので、それよりは少ないです。
ただ、仮に2,000万円で運用可能、逆に言うと1,999万円でロスカットしていた状況なら、さらなる暴落を警戒して、2,000万円以上の資金を投入します。
どこまで含み損が増えるかは事前には予想できないので、リーマンショック時に同じ設定で運用していたとしたら、含み損が増えてきたタイミングで2,500万円くらいには入金したでは?と思います(^^ゞ
現在、わたしも追加入金しなくてもロスカットはしない状況ですが、ここからフラッシュ・クラッシュのように瞬間的な大暴落が発生しても困るので、余裕資金を追加しました。
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という感じでQAを追加していきます!!
絶対に大丈夫という事はあり得ませんが、新型コロナの影響で世界的なリスクオフになっているだけなので、コロナが落ち着けば通貨間の力関係は戻るのではないかと思います。
まあ、もし新型コロナが切欠で財政破綻を起こすに国があれば、その国を含む通貨ペアはリストラですが(^^ゞ
▼鈴のトラリピ設定と運用実績▼
鈴のトラリピ設定は回復するまでひたすら耐える地味な戦略
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— 鈴(suzu)@2018年9月セミリタイア予定 (@semiritaia_suzu) 2018年6月30日
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