AUDNZDダイヤモンド戦略から撤退した理由と今後の対応


どうも32歳でセミリタイアした鈴(@semiritaia_suzu)です!!

今回、数年にわたり稼ぎ頭となっていたAUD/NZDダイヤモンド戦略から撤退したので、その理由と今後の対応を解説していきます。

▶この記事で分かること
  • AUD/NZDダイヤモンド戦略から撤退
  • 金利差に連動しない=レンジアウトではない
  • 戦略の破綻ではなく確度が落ちた正確
  • 本来は撤退より資金配分の調整が正しい


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AUD/NZDダイヤモンド戦略から撤退した理由

結論:金利差との連動が確認できなくなったから


実質金利=名目金利(政策金利)‐ 予想物価上昇率(期待インフレ率)

元々AUD/NZDダイヤモンド戦略は豪ドルとNZドルが金利差で動くことから自信を持って集中投資していた戦略です。

▶AUD/NZDの傾向
  • 2021年以前:政策金利に連動して推移
  • 2022年:インフレにより実質金利で動くように
  • 現在:金利差とは連動していない様子

直近の金利差を見ると、その連動が見られなくなっています。

6月の豪とNZの金利差
政策金利 インフレ率 実質金利
0.85 5.10 -4.25
NZ 2.00 6.90 -4.90


7月の豪とNZの金利差
政策金利 インフレ率 実質金利
1.35 6.10 -4.75
NZ 2.50 7.30 -4.80


6月から7月にかけて、ニュージーランドの実質金利は上昇し、オーストラリアの実質金利は低下しています。

また、ニュージーランドとオーストラリアの実質金利の差はゼロに近いので、これまでの傾向ならダイヤモンド戦略の中心値である1.07付近に向かって推移するはずです。

それなのに直近では上昇を続けており、金利差では説明できない動きをしています。

▼AUD/NZDのチャート 豪ドル/NZドルのチャート

『AUD/NZDは金利差で動く』という戦略の前提が崩れたので、継続運用を断念しました。


過去の解説記事で言うと、最も避けたかった「その他のケース」に突入しています。

豪ドル/NZドル_ダイヤモンド(コア&ホールド)戦略の今後の対応





金利差に連動しない=レンジアウトではない

ここを勘違いしないで欲しいんですが、金利差との連動が確認できなくなっただけで、必ずしもレンジを外れてしまうわけではありません

このあと、AUD/NZDが下落する可能性もあり、「損切りしたのに下落してるじゃん?」と文句を言われても困るので、よく確認してくださいね(^_^;)

現状では、『上昇しそうなのではなく、どっちに動くか分からない』が正しいです。


例えばUSD/CADの世界戦略のレンジです。

▼USD/CAD世界戦略のレンジ
米ドル/カナダの世界戦略

これなんでこのレンジを設定しているかと言うと、過去数年にわたり大体このレンジで動いているからです。

ここに金利差などの裏付けはありません。


じゃあAUD/NZDは?っていうと、USD/CADと同じく過去数年にわたり大体このレンジで動いてますよね?

▼AUD/NZDダイヤモンド戦略のレンジ
豪ドル/NZドルダイヤモンド戦略

今までにあった金利差という+アルファの裏付けが無くなっただけです。


なので、実は戦略を継続しても問題ないんですよ。

じゃあ、なぜわたしが撤退したかと言うと、金利差を根拠に資金を集中させていたからです。


今までは金利差という根拠があったので、仮に上昇しても金利差を見れば撤退すべきなのか継続すべきなのか判断できました。

でも今後は何の指標もないので、ストップロスに掛かるまで放置するしかありません。

しかも以前なら金利差を根拠に逆に買いポジションを持って、損切り以上の利益も狙えたんです。

▶今までの傾向
  • オーストラリアの政策金利 > ニュージーランドの政策金利:上昇
  • オーストラリアの政策金利 < ニュージーランドの政策金利:下落

つまり、今まで通り金利差で動くなら、

オーストラリア > ニュージーランド

の金利差が拡大していくなら上昇するはずなので、売りトラリピから買いトラリピに逆転させて全力で負けを取り戻しに行けました。


投資に絶対なんて言葉はないんですが、ほぼ負けのない戦略だと思っていたんです。

だからこそ、思いっきり資金を集中させられたわけですね。

でも今後はレンジ上限の1.13まで上昇したとして、その周辺が頂点で下がり始めるのか、まだまだ上がるのか判断ができません。


まあ、これってどの通貨ペアも一緒なので、当然抱えているリスクなんですが、AUD/NZDダイヤモンド戦略だけは、これまでそのリスクが無かった(とわたしは思っていた)んです。

今までが異常事態で現在が正常とも言えます。

そのため、本来なら全撤退よりも『戦略の確度が落ちたため資金の割当を減らす』という考え方が正しいです。


わたしも口座資金の2割程度の配分だったのなら、撤退せずに継続運用していたと思います。

実際、わたしも半分程度損切りして、残りは継続運用することも考えました。

でも最近のAUD/NZDを見ると全然稼げてないんですよね。


▼7月の成立カレンダー
7月の成立カレンダー

▼6月の成立カレンダー
6月の成立カレンダー

▼5月の成立カレンダー
5月の成立カレンダー

AUD/NZDには2,000万円以上割り当てているのに、200万円しか割り当てていないCAD/JPYを下回る利益です。

だったら、「損切りしてもっと効率の良い戦略に乗り越えた方がトータルの利益は大きくなるのでは?」と考え、「いい機会だから撤退してしまえ!!」となりました。


新たな戦略は来週にスリーミリオン倶楽部の面談を申し込んだので、相談してから確定させるつもりです。

【大まかな計画】
サブ戦略のユーロ/円&米ドル/円のヘッジ戦略を追加投資してメイン戦略へ
サブ戦略として世界戦略の米ドル/加ドルを追加
って感じを思い描いてます。




運用中のAUD/NZDダイヤモンド戦略はどうしたらいいの?

わたしはサッパリ撤退してしまいましたが、今後の対応としては主に3パターン考えられます

①継続運用する

わたしが気にしているのは配分の問題です。
今までは金利差を背景に特別扱いで全力投資できていたけど、今後は普通の戦略になります。

そのため、世界戦略のように3割程度の割り当ててでバランスを取るなら、継続運用もありだと思います。



②半分だけ撤退する

これも同じ理由です。
配分が少なければ特に問題ないですが、わたしのように全力投資していたのなら、今までとは違うので資金配分を調整しましょう。



③撤退する

AUD/NZDダイヤモンド戦略より魅力的な戦略があれば撤退して移行もありです。

『どっちに動くか分からない』ということは、普通にこのまま上に行っちゃう可能性もあるので。


ちなみにわたしのナローレンジ戦略の設定は公開していますが、AUD/NZDダイヤモンド戦略ほど詳細に出せるかは不明です。

今後は現在サブ戦略のEUR/JPY売りトラリピ&USD/JPY買いのヘッジ戦略をメインにする予定ですが、ガチャガチャ弄っているので、注文を仕掛けたレンジが表示されるチャートを公開している程度です。


▼EUR/JPYのレンジ設定 ユーロ/円のレンジ


▼USD/JPYのレンジ設定
米ドル/円のレンジ


AUD/NZDダイヤモンド戦略のようにさほど弄らず公開できる戦略もあるかもしれませんが、ナローレンジは初心者向けの戦略ではないので、そこに期待しないでください。




AUD/NZDダイヤモンド戦略のQ&A

トライオートFXのAUD/NZDコア&ホールド戦略は?

撤退しました。

33万円で運用できる新規の戦略は思いつかないので、資金を引き揚げる予定です。



優待FXのAUD/NZDは?

撤退しました。

新しい設定を検討して、別途公開します。



ワイドレンジ戦略のAUD/NZDは?

継続運用です。

金利差を根拠に運用しているわけではないので、影響ありません。




【まとめ】AUD/NZDダイヤモンド戦略から撤退した理由

▶この記事で分かること
  • AUD/NZDダイヤモンド戦略から撤退
  • 金利差に連動しない=レンジアウトではない
  • 戦略の破綻ではなく確度が落ちた正確
  • 本来は撤退より資金配分の調整が正しい


わたしは他の戦略の方が魅力的だと考え撤退を決断しましたが、配分を減らすのもありです。

即撤退がベストの選択とは限らないので、自分の運用状況に合わせて対応を決めてください(^^♪


以上、AUD/NZDダイヤモンド戦略から撤退した理由と今後の対応……でした!!


鈴のトラリピ設定_ナローレンジ戦略



自分の状況に合わせた対応を



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