円安シフトが終わったけど、他にも利益を得る方法はないの?
いい戦略があれば教えて!!
こういった疑問に答えていこうと思います(^^♪
- ユーロ/米ドルの買いポジション
- ユーロ/円とユーロ/英ポンドの売りと同量
- 開始できる条件:米ドル高が終わること
- オプション戦略なので無理に仕掛けない
どうも32歳でセミリタイアした鈴(@semiritaia_suzu)です!!
先日、円安シフトが全て解除され、1,800万円を超える利益を得ることができました。
【報告】
— 鈴@1億円のポートフォリオ公開中 (@semiritaia_suzu) October 12, 2022
本日の上昇で円安シフトが全て解除されました!!
利益目的の仕組みではなかったんですが、結果的には合計で"+18,638,117円"の利益となりました。
相場観なしからは少しずれるんですが、今後も円安シフトのようなチャンスがあればオプション戦略の扱いで紹介していこうと思います(#^.^#) https://t.co/gD8nelNdMe
円安シフトの目的はロスカット対策だったのですが、衝撃的な利益が出た影響で同じようなやり方で利益を得られないか?と考える人が多いです。
そこで今回は同じような考え方で仕掛けるユーロヘッジ戦略を紹介します。
ただ、今回はロスカット対策ではないので、実施しなくても全く問題ありません。
初心者向けではなく、さらに上を目指したい人が挑戦するオプション戦略の扱いで、わたし自身も仕掛けるか検討中の戦略です(^_^;)
・2023年7月14日追記
決済して終了
#トラリピ鈴 設定連絡(オプション)
— 鈴@1億円のポートフォリオ公開中 (@semiritaia_suzu) July 14, 2023
・ユーロヘッジ(EUR/USD)を決済
・+351,006円の利益
⇒https://t.co/uMUCqaxkrJ
半分だけ利確して継続も考えましたが、3.5万通貨と数量が少なめなので、終了させました。
ユーロ高へのヘッジにもなるので、保有を続けるのも普通にありです(^^♪ pic.twitter.com/uA2p1Ei73D
トラリピオプション:ユーロヘッジ戦略とは
円安シフトでクロス円の売りと同量の米ドル/円を買ったように、ユーロヘッジではユーロ/円とユーロ/英ポンドの売りと同量のユーロ/米ドルを買います。
円安シフトは円を両建てして円の値動きをヘッジしましたが、ユーロヘッジはユーロを両建てすることでユーロの値動きをヘッジする戦略です。
▼ユーロ/円のトラリピ設定
▼ユーロ/英ポンドのトラリピ設定
これでユーロ高により、ユーロ/円やユーロ/英ポンドが上昇しても含み損を固定できます。
ただし、円安シフトは円安によるロスカットを防ぐことが目的でしたが、ユーロヘッジは利益が目的です。
ワイドレンジ戦略にはユーロが絡む通貨ペアは2通貨ペアしかないので、ユーロの上昇だけでロスカットになる可能性は非常に低いと考えています。
そのため、ロスカットを防ぐという目的でユーロヘッジを仕掛ける必要はありません。
むしろ、ユーロ/米ドルの証拠金の分、資金が圧迫されるので追加資金が必要だと思います。
ちなみにヘッジ用の通貨ペアとしてユーロ/米ドルを選んだ理由は、ユーロ/米ドルがパリティ割れの安値圏にいるからです。
▼ユーロ/米ドルの値動き(1992年~)
この水準なら仮にここからさらに下落しても下落幅は限定的と考えました。
ユーロヘッジ戦略のデメリット
ユーロヘッジ戦略には円安シフト以上のデメリットがあります。
①マイナススワップが激烈
米ドル/円の買いはスワップがプラスでしたが、ユーロ/米ドルの買いはマイナススワップです。
しかもかなり激烈です。
▼ユーロ/米ドルのスワップ
買いポジションは1日あたり1万通貨で-123円です。
仮に最大数量であるユーロ/円(30万通貨)+ユーロ/英ポンド(15万通貨)の45万通貨を保有した場合、1日あたり-5,535円のマイナススワップです。
円安シフトが約半年ホールドしたことを考え、同じく半年間ホールドした場合、-996,300円のマイナススワップになります。
米ドルは利上げが続いているので、この場合は-100万円を超えるマイナススワップを覚悟する必要があります。
②米ドル高がやばい
ユーロ/米ドルの買いポジションを持つと、ユーロの変動による評価損益を固定できます。
ただし、ユーロ/米ドルを買うということは米ドルを売るということです。
2022年11月現在、ワイドレンジ戦略には
- NZドル/米ドル:買いレンジ(米ドル売り)
- 豪ドル/米ドル:買いレンジ(米ドル売り)
- 米ドル/加ドル:売りレンジ(米ドル売り)
つまり、米ドル高になった場合は、今まで以上のペースで含み損が増えることになります。
米ドルはヘッジしていないので、米ドル高の環境で仕掛けるのは超危険です。
③開始と終了のタイミングが不明瞭
円安シフトはアメリカの利上げという非常に分かりやすいサインがありましたが、ユーロヘッジにはありません。
ある程度、相場を予想して仕掛けるしかありません。
ユーロヘッジ戦略の詳細
実際の注文
これが実際にわたしが11月27日に仕掛けた注文です。
- 通貨ペア:ユーロ/米ドル
- レンジ:1.00-1.04
- 注文金額(万):0.5
- トラップ本数:25
- 利益値幅:0.20
それではこの設定の詳細を解説して行きます(#^.^#)
仕掛ける数量
ユーロ/円の売りポジションの3分の1~半分が目安です。
今回は保有量の半分の数量を仕掛けました。
これならユーロ安になった場合でも、ユーロ/円のポジションの方が多いため、ユーロ/米ドルの含み損の増加よりもユーロ/円の含み損の減少の方が多くなります。
▼口座状況:25万通貨保有(20221126時点)
ユーロ/円の売りと完全に同じ数量だと、ユーロ安になった時にユーロ/円の売りは決済されて数量が少なくなってしまい、ユーロ/米ドルの含み損の増加 > ユーロ/円の含み損の減少になってしまいます。
半分程度の数量で仕掛けるのが、必要資金を最小限に抑えるポイントです。
ちなみにユーロ/英ポンドについては、現在の水準からユーロ安になった場合、買いレンジに突入する可能性があるので、割り当てるのを断念しました。
必要資金
ユーロの値動きはヘッジしている(ユーロが上昇すれば含み益だし、下落してもユーロ/円の含み損が減る)ので証拠金だけで運用できます。
必要証拠金 = 数量 × ユーロ/米ドルレート × 米ドル/円レート × 4%(レバレッジ25倍のため)
例
125,000通貨 × 1.00ドル × 140円 × 0.04 = 700,000円
ただし、10月までの相場と同様に米ドル高になった場合はユーロ/円が下落せずにユーロ/米ドルだけが下落するので、単独で運用しているのと同様の資金が必要になります。
▼ロスカットレートが0.90の場合:300万円
▼ロスカットレートが0.82の場合:440万円
※米ドル高を想定しているので、米ドル/円=150円
感覚的にはないと思いますが、それでも両建てや損切りをせずに耐えるなら、過去最安値の0.82付近まで耐える資金のあてがあると安心です。
必要資金が多すぎる場合はユーロ/円の半分ではなく3分の1にするなど数量を調整しましょう。
解除するタイミング
利益値幅は広めに設定しているので、1.15~1.20程度で手動決済する予定です。
1.22から一方的に下落しているので、巻き戻しで一方的に上昇することを期待しています。
▼ユーロ/米ドルの長期チャート
長期的に見ても1.20程度は安値圏なので、その辺まで回復するのは現実的でしょう。
ただし、時間がどれくらいかかるかは分からないので、一服して停滞するようなら早めに決済も考えます。
また、過去のレンジを踏まえると下落方向は限定的なので、損切りはせずに耐える予定です(^_^;)
期待できる利益
全てのポジションを保有した場合の平均取得単価はおよそ1.02なので、仮に1.15まで上昇した場合、0.13の値上がり益を得られます。
-
【決済益の条件】
- 平均取得単価:1.02ドル
- 数量:125,000通貨
- 決済レート:1.15ドル
- 米ドル/円:120円
決済益
125,000通貨 × 0.13ドル × 120円 = 1,950,000円
ここからマイナススワップが差し引かれます。
-
【スワップの条件】
- 1万通貨あたり1日:-123円
- 数量:125,000通貨
- 保有期間:1年
スワップ
12.5万通貨 × -123円 × 365日 = -561,875円
1,950,000円 - 561,875円 = 1,388,125円
まあ、実際は1年間もホールドするくらいなら、1.15まで待たずにもっと早く決済するでしょうが、期待している利益はこうなります(^^♪
ポジションを持てなかった場合は?
現在値より下のレートに仕掛けているので、ポジションを持てない可能性もあります。
直近で急上昇しているので、一度は下がると思うんですが、仕掛けたポジションを全て持てるかは不明です。
その場合は数量が少ない分にはリスクも少ないのでOKとするか、追加でポジションを持つかは状況を見ながらにする予定です。
まあ、この設定はオプションで初心者が実行することは想定していないので、臨機応変にやります(^^ゞ
【まとめ】トラリピのオプション戦略ユーロヘッジの可能性
- ユーロ/米ドルの買いポジション
- ユーロ/円とユーロ/英ポンドの売りと同量
- 開始できる条件:米ドル高が終わること
- オプション戦略なので無理に仕掛けない
今回はユーロヘッジ戦略について解説しました。
米ドル最強の間は仕掛けることは不可能ですが、米ドル高が終わればチャンスです(^^♪
以上、【トラリピのオプション戦略】ユーロヘッジの可能性……でした!!
▼円高シフトができない理由
オプション戦略なので余裕があったら!!
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本日でサラリーマン終了です(*^^*)
— 鈴@3年でセミリタイア達成 (@semiritaia_suzu) August 30, 2018
しっかりと挨拶回りをしてきます!!
ただ、最後の最後まで全く実感がわかないですね(^-^ゞ pic.twitter.com/NCotpuDwGe