どうもトラリピで2,000万円以上運用している鈴(@semiritaia_suzu)です(^^♪
わたしは現在、トラリピで2,000万円を運用し、月平均20万円の利益を得ています。
関連記事:鈴のトラリピ設定と運用実績
しかし、そんなわたしも1度だけトラリピで大失敗をやらかしたことがあります。
今回はわたしの失敗談を例にトラリピで失敗する3つの理由とその解決策を解説していきます。
トラリピに必勝法はありませんが、この3つを守れば大きく失敗することは無いはずです。
関連記事:
『トラリピって何?』って人は以下の記事をどうぞ。仕組みや特徴を詳しく解説しています(^^♪
>>【保存版】FXトラリピとは?2000万円運用して分かったメリット・デメリットを解説
- レンジ相場になっていない通貨ペアを運用する
- 想定するレンジが狭すぎる
- 含み損に耐えきれずに損切りする
【損失あり】トルコリラ/円で大損した時の話
わたしが唯一トラリピで失敗した時の話……そう、あのトルコリラ/円を運用してしまったのです(;'∀')
わたしのトラリピの実績を見てください。
利益が右肩上がりに増えており、順調に利益を積み重ねていますよね。
ただ、よく見ると…
はい。トルコリラ/円で-140万円程のマイナスを計上しているのです。
※2018年5月にトルコリラ/円からは撤退済み
▼当時の決済画面(2018年5月)▼
※約-250万円の損失が出たけど、それまでの決済益+スワップが約110万円程あったので、合計-140万円の損失で終了
関連記事:トラリピからトルコリラを撤退させました
ではなぜ鈴は失敗したのか?
ここからトラリピで失敗する理由を解説していきますので、この記事を読み終わるころにはあなたもなぜ鈴が失敗したのか分かると思います(^^♪
トラリピで失敗する3つの理由
失敗①:レンジ相場になっていない通貨ペアを運用する
トラリピは買い⇒売り(または売り⇒買い)を繰り返すFXの自動売買です。
為替相場の約70%が上がったり、下がったりするレンジ相場と言われており、実際にここ5年の米ドル/円のチャートをみると95円~125円の間を行ったり来たりしていることが分かります。
▼米ドル/円チャート(5年間)▼
つまり、トラリピは仮に下落したとしても元の水準に戻るまで待っていれば基本的にマイナスにはならないのです。
ただし、それは運用する通貨ペアがレンジ相場を形成していた場合に限られます。
対象がレンジ相場になっていないと買い⇒売りを繰り返すことが出来ず、ただ含み損が増え続けるだけになってしまいます。
▼トルコリラ/円のチャート(一方的に下落)▼
こうなったら失敗です。
おっと、いきなり鈴が失敗した理由の答えが出てしまった気がしますが、続けていきます(;'∀')
上記のような通貨ペアは避け、必ず一定の範囲で上下するレンジ相場を形成してる通貨ペアを運用しましょう(^_^;)
▼豪ドル/円のチャート(レンジ相場)▼
レンジ相場になっている通貨ペアに対して、広いレンジをカバーするようにトラリピを仕掛ければ、相場の上がり下がりを予想できなくても利益を積み重ねることができます。
失敗②:想定するレンジが狭すぎる
トラリピではレンジを想定して、その範囲内で上下している間は利益が積み重なります。
ただし、そのレンジを下抜けてしまうと失敗です。(売りトラリピの場合は上抜けた場合に失敗)
また、レンジを広く取ったつもりで、狭いレンジで運用してしまっている場合もあるので、実際のチャートを見ながら解説していきます。
以下は米ドル/円のチャート図ですが、98円~119円で動いています。
▼米ドル/円(2016年~)▼
このレンジで運用していれば買い⇒売りを繰り返し利益が出る気がしますよね。
ただし、このチャートは2016年~のチャート図でもっと昔のチャートを見ると75円~125円で推移していることが分かります。
▼米ドル/円チャート(2004年~)▼
よくある失敗として、『レンジを設定したが想定する期間が短すぎてロスカットした』ということもあるので、注意しましょう。
では何年くらい見ればいいかと言うと、ひとつの回答として運用を想定する期間と同等の期間を見てレンジを設定するというのがあります。
1年運用するつもりなら過去1年、3年運用するつもりなら過去3年で設定します。直近の値動きや現在の水準にもよりますが、一つの目安にはなります。
ただし、数年単位での長期運用を考えるなら、直近で発生した大暴落である2008年のリーマンショック時の値動きを意識しておくべきです。
もちろん、いきなりリーマンショックの暴落に耐えられるような資金を投入する必要はありませんが、利益を複利運用して、レンジを拡大させていくと安定性が上がります。
わたしは15年でレンジを設定しています(^^ゞ
▼鈴のトラリピ設定(豪ドル/円)のレンジ▼
失敗③:含み損に耐えきれずに損切りする
『レンジ相場の通貨ペアを運用する』、『レンジを広く取る』と言う事を意識して行っていれば大丈夫なのですが、何となくで運用していると、含み損が多くなったタイミングで気持ちが耐えられずに手動で損切りしてしまうことがよくあります。
例えば以下は米ドル/円のチャートですが、
①112円で運用を始める
②105円で含み損に耐えられずに損切り
③その後回復
のような展開は本当によく聞く話です。
レンジ相場、つまり上がったり、下がったりを繰り返す以上、『下落して含み損が増えるフェーズ』と『上昇して利益が積み重なるフェーズ』が交互に繰り返されるのは避けられないので、肝に銘じておきましょう。
わたしもトラリピではありませんが、他の自動売買(ループイフダン)で『含み損に耐えきれずに損切り』という失敗をやらかしたことがあります(^^ゞ
関連記事:【絶対NG】ループイフダンで失敗する3つの理由!私の失敗談を公開
その時もロスカットレートまでは余裕があったと思いますが、相場が上下することを理解しておらず、精神的な意味で含み損に耐えられずに損切りしてしまいました。
自分の運用がどんな状況か分からないと不安になりますので、しっかりと事前にシミュレーションし、どうなったら、失敗(ロスカット)なのかしっかりと把握しておくことが大切です。
必要資金とロスカットレートについてはトラリピ運用試算表というリスク管理ツールを活用しましょう。
▼トラリピ運用試算表▼
※トラリピ運用試算表は口座を開設すれば無料で利用できます
ちなみにトラリピが儲からないという口コミは殆どが『この待てない』ことが原因です。
これらネガティブな口コミを見てみると大半が『トラリピで失敗する3つの理由』を見事にやらかしているので、興味があれば確認してみてください(^^ゞ
関連記事:【評判】トラリピは儲からないという口コミを分析!○○な人は勝てないという結論
鈴がトラリピで失敗した理由の答え合わせ
それでは答え合わせと行きましょう。
ここまで記事を読んでくれた人ならもうわかりますよね(^^ゞ
トラリピで失敗する理由のひとつ目を覚えていますか?
そう『レンジ相場になっていない通貨ペアを運用する』です。
▼トルコリラ/円のチャート▼
ギャアァァァァ━━━━━━(|||゚Д゚)━━━━━━!!!!!!
まったくレンジを形成せずに一方的に右肩下がりです。
わたしはなぜこんな通貨ペアを運用してしまったのでしょう。
答えは簡単で高額なスワップに目が眩んだからです(;''∀'')
2016年当時の水準で、1年間に4円程度下落してもスワップで釣り合いが取れるという状況でした。
そのため『1年で4円下落してもスワップでトントンで、その上トラリピで決済益まで出るなら余裕じゃね?』ということを考えたのです。
しかし、この考えが大間違い、1年で4円なんて次元ではなく10円は下落し、あえなく撤退となったわけです。。。
これは教訓ですね。
決済益を狙う仕組みであるトラリピでスワップが多いからなんて理由で『レンジを形成している通貨ペアを運用する』という前提条件を無視すると大失敗します(;''∀'')
皆さんも絶対にこんな通貨ペアを運用するのはやめましょう!!
【失敗?】トラリピで利益が出ない事例
続いてはちょっとした補足情報です(^^ゞ
大火傷はしないけど、トラリピでなかなか利益がでない『これ失敗?』という事例について、解説します。
【トラリピの失敗?】利益幅が適切に設定できていない
トラリピは為替の波に対して、買い⇒売り(売り⇒買い)を繰り返す仕組みです。
そのため、この波の大きさと利益幅が合っていないと『決済されない』or『利益を取りこぼす』という状況になります。
▼×利益幅が広すぎる▼
▼×利益幅が狭すぎる▼
▼◯丁度よい利益幅▼
利益幅はリスクには影響しない変数のため、仮に決済されなくてもロスカットレートは変わりません。
なので、利益幅が合っていないからといって、ロスカットなどの大失敗には繋がりませんが、利益を取り損なっている可能性はあります。
関連記事:
トラリピで最適な利益幅については以下の記事にまとめてあります。その年ごとに最新化しているので、参考にしてください( ^^) _旦~~
>>トラリピで通貨ごとに最適な利益幅(利幅)は?
【トラリピの失敗?】マイナススワップが決済益を上回る
トラリピではレンジの上半分に売りトラリピ、下半分を買いトラリピを設定する『トラリピハーフ&ハーフ』という戦略が非常に有効です。
関連記事:【トラリピハーフ&ハーフ】必要資金が約3分の1、利益率が約3倍になる必須テクニック!
トラリピハーフ&ハーフは必要資金を約3分の1にすることが出来るという大きなメリットがあるのですが、買いと売り両方を使うので、必ずマイナスのスワップが発生してしまいます。
そのため、マイナスのスワップが発生するポジションを長期間保有していると決済益よりもマイナスのスワップが大きいという事態が起こり得ます。
実際にわたしも1つのポジションで考えると決済益よりもマイナススワップが大きいことが何度かありました(^_^;)
一応、わたしの実績では長期的にみると決済益に比べて、マイナススワップの影響は小さことが分かっています。
- 決済益:+8,807,020円
- スワップ:-678,097円
- 合計:+8,128,923円
わたしの実績では『マイナススワップより決済益を重視せよ』という結果ですが、設定や相場によっては決済益よりもマイナススワップが大きく、利益が出ないことも考えられます。
マイナススワップが大きくてもロスカット時のような大きな損失には繋がりませんが、利益が出にくい、または少しマイナスになる可能性があることは認識しておいた方がいいでしょうね(^^ゞ
【まとめ】トラリピで失敗する3つの理由
トラリピで失敗しない方法は非常にシンプルです。
『レンジ相場を形成している通貨ペア』に対し、『レンジを広く取り』、『元の水準に戻るまで待つ』これさえ守れば失敗しません。
他にも利益幅が不適切だったり、スワップ負けする場合もあり得ますが、この場合は『あまり利益が出ない』程度で大失敗には繋がりません。
そのためこの3つを最優先で守りましょう(^^)/
- レンジ相場になっていない通貨ペアを運用する
- 想定するレンジが狭すぎる
- 含み損に耐えきれずに損切りする
以上、【損失あり】トラリピで失敗する3つの理由!トルコリラ/円で大損した話…でした!!
この3点は絶対にやっちゃダメ
関連記事:
トラリピに関するネガティブな評判や口コミを集めてみました。大半が『トラリピで失敗する3つの理由』をやらかしているので、確認にしてください(^^♪
>>【評判】トラリピは儲からないという口コミを分析!○○な人は勝てないという結論
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— 鈴(suzu)@2018年9月セミリタイア予定 (@semiritaia_suzu) 2018年6月30日
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③【速報】株価指数CFDの積立情報
④【速報】スワップの積立情報
⑤【速報】トライオートETFの設定変更
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何か質問があれば質問箱へどうぞ( ^^) _旦~~