
トラリピのワイド戦略とナロー戦略って仕掛けるレンジの広さが違うだけじゃないの?
何でワイドが初心者向きでナローは上級者向きなの?
教えて!!
こういった疑問に答えていこうと思います(^^♪
どうも鈴(@semiritaia_suzu)です!!
わたしは計5,000万円で『広いレンジ(ワイド)に仕掛ける初心者向けの鈴のトラリピ設定』と『狭いレンジ(ナロー)に仕掛ける上級者向けのコンサルトラリピ』の2種類のトラリピを運用しています(^^♪
この説明を受けて、広いレンジに仕掛けると初心者向きで、狭いレンジに仕掛けると上級者向きと考えてしまう人もいますが、それは違います。
ワイド戦略とナロー戦略の大きな違いは仕掛けるレンジの広さではなく、その思想です。
今回はワイドとナローの思想の違いを解説していきます。
ナロー戦略:相場を予想し、勝率の高いレンジに乗り換えていく
まずは一般的にイメージしやすい狭いレンジに仕掛けるナロー戦略の思想について解説していきます。
ナロー戦略はある意味、一般的にイメージするFXと同じなので分かりやすいです。
相場を予想し、勝率の高いレンジに乗り換えていくのがナロー戦略の基本になります。
例えば以下は現在、ナロー戦略で運用している加ドル/円のレンジです。
▼ナロー戦略_加ドル/円のレンジ(赤:買いトラリピ)
しばらく85円~90円程度で揉むと予想してトラリピを仕掛けました。
ただし、ずっと85円~90円で推移することはないので、90円を超えれば売りトラリピに変更したり、もっと勝率の高い別の通貨ペアに乗り換えたりします。
ナロー戦略は狭いレンジに仕掛けることが重要なのではなく、相場観を持って常に勝率の高いレンジに乗り換えていくのがポイントです。
また、当然のことですが、相場を予想するということは外れることもあるということです。
例えば、以下は2020年8月~2020年11月に運用していたNZドル/米ドルのレンジです。
▼ナロー戦略_NZドル/米ドルのレンジ(青:売りトラリピ)
しばらくレンジを形成した後、下方向に動くと予想して売りトラリピを仕掛けましたが、上昇してしまったので損切りを行いました。
勝率が高そうな場面と言えども必勝ではなく、予想が当たれば大きな利益が出る代わりに、予想が外れれば大きな損失が出るというわけです。
上昇する確率80%、下落する確率20%の場面なら買いトラリピをしかけ、逆に上昇する確率20%、下落する確率80%の場面なら売りトラリピを仕掛ける。
そして、上昇する確率50%、下落する確率50%のようなどちらに転ぶか分からない場面では勝負を避ける。
相場に絶対はないですが、相場を予想し勝率の高いレンジで勝負を繰り返すことで、利益を積み重ねていくのがナロー戦略の本質です。
レンジを形成する為替では一方的に動き続けることがないため、結果としてナローに仕掛けることになりますが、本質は狭いレンジに仕掛けることではなく、相場を予想し勝率の高いレンジで勝負することにあります。
▼ナロー戦略で運用中のコンサルトラリピ
ワイド戦略:相場を予想せず、為替の性質に逆らわない
続いて、幅広いレンジに仕掛けるワイド戦略の思想です。
ナロー戦略とは異なり、相場を予想せず、為替の性質に逆らわずに幅広いレンジに仕掛けるのがワイド戦略の基本になります。
例えば以下は現在、ワイド戦略で運用している加ドル/円のレンジです。
▼ワイド戦略の加ドル/円のレンジ
相場を予想するようなことはせず、過去15年の値動きを捉えられるように幅広く仕掛けています。
しかも損切りはしないので、レンジを飛び出すようならレンジを拡張し、追いかけていくのが基本です。
世界的にリスクオン相場だから買いトラリピとか、そういった相場観は持ち込みません。
ナロー戦略は勝率80%なら勝負し、勝率20%なら勝負を避けますが、ワイド戦略は勝率が80%だろうが20%だろうが設定は変えません。(そもそも予想をしません)
それでも利益が積み重なるのはレンジを形成するという為替の性質に逆らっていないからです。
▼Q.トラリピはなぜ儲かるの?⇒A.為替の性質に逆らっていないから
短期~中期的にどちらに動こうが、長期的にはレンジ相場を形成するため、ナロー戦略のようにすぐに利益は得られなくてもいずれは利益になります。
相場を予想せずレンジ相場を形成する為替の性質に逆らわないことがワイド戦略の本質です。
結果的にワイドに仕掛けることになりますが、本質は広いレンジに仕掛けることではなく、相場を予想せず為替の性質に逆らわないことにあります。
もし、相場観を入れたくなったら、ワイド戦略とは切り分けてナロー戦略を運用しましょう。
根拠をごっちゃにして運用してはダメです。
▼ワイド戦略で運用中の鈴のトラリピ設定
予想するということは外れることもあるということ
どうだったでしょうか?
ワイド戦略とナロー戦略の思想の違いを理解してもらえたんじゃないかと思います(^^♪
一般的なFXの考え方はナロー戦略です。
相場を予想し、予想が当たれば大きな利益が出ます。
分かりやすいですよね?
しかし、当然のことですが、予想するということは外れることもあるということです。
逆にワイド戦略は予想をしないので、外れることもありません。
ワイド戦略は相場予想による大きな利益を諦める代わりに、レンジという為替の性質が崩れない限りは利益を積み重ねることができます。
ハッキリ言って、ワイド戦略は相場を予想できない凡人のための戦略です。
だって、予想が当たるならナロー戦略の方が大きな利益を得られますからね。
しかし、相場を予想でき、かつ予想が外れた時に適切に損切りができる人はほとんどいません。
いや、だって全力で相場と向き合っている専業トレーダなら分かりますけど、昼間はサラリーマンをやりながら片手間で相場予想とか当たると思います?
少なくともわたしには無理だと思ったので、相場予想を必要としないワイド戦略を中心に設定を構築しました(^^ゞ
このブログの読者の大半はわたしと同様に相場予想なんてできないと思うので、ワイド戦略を基本とし、ナロー戦略はトッピング程度に考えるが無難でしょう!!
ちなみにAUD/NZDダイヤモンド(コア&ホールド)戦略は全力で相場と向き合っているプロの相場観を借りて構築した戦略です。
▼【2階建てトラリピ】自分年金作り×AUD/NZDダイヤモンド戦略で攻める方法
初心者には難しい、相場を予想する部分をプロに任せたので、ワイド戦略を基本としつつも上手く活用してください(^^ゞ
以上、【トラリピのワイド戦略とナロー戦略】違いはレンジの広さではなく思想……でした!!
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違いはレンジの広さではなく、その思想!!
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本日でサラリーマン終了です(*^^*)
— 鈴@3年でセミリタイア達成 (@semiritaia_suzu) August 30, 2018
しっかりと挨拶回りをしてきます!!
ただ、最後の最後まで全く実感がわかないですね(^-^ゞ pic.twitter.com/NCotpuDwGe