
トライオートETFの含み損が多いけど、損切りした方がいいの?
税金もあるから年内に損切りするか判断したい。
損切りの判断はどうするべきか教えて!!
こういった疑問に答えていこうと思います(^^♪
- 損切りした場合と損切りしない場合の利益を比較
- 損切りで解放された資金で生み出せる利益がポイント
- TQQQが40ドルに戻るまでに掛かる期間で判断
⇒年間利益率10%の手法なら損益分岐点は6年
⇒年間利益率20%の手法なら損益分岐点は4年
⇒年間利益率30%の手法なら損益分岐点は3年 - 鈴が損切りしないのはそういう戦略だから
どうも32歳でセミリタイアした鈴(@semiritaia_suzu)です!!
TQQQが売買されない40ドル以下の水準で1年近く停滞しています。
12月までの利益で今年度の税金が決まることもあり、損切りすべきか質問が非常に多いです。
そこで今回は損切り判断のポイントをまとめました(^^♪
この記事で損切りの判断ポイントをまとめましたが、わたしが損切りしないのは計算して損得を判断したからではなく、TQQQ戦略には相場を予想して損切りするようなルールが組み込まれていないからです。
TQQQ戦略のポジションが無くなるのはレンジを上抜けるか、償還されて強制決済されるかのどちらかで、基本的に放置です。
【トライオートETF】TQQQの損切り判断のポイント
損切りの判断は『損切りした場合』と『損切りしない場合』、それぞれの手元に残るお金を比較して多い方を選ぶという当たり前のことをするだけです。
①損切りした場合の利益
②損切りしない場合の利益
①>②:損切りする
①<②:損切りしない
言葉にすると当たり前なんですけど、イメージが湧かないと思うので、わたしの運用状況を例に解説していきます(^^♪
▼トライオートETFの口座状況
損切りした場合の利益
【前提情報】
損切りすると『評価損益』の約-2,000万円が確定します。
その代わり今までトライオートETFの運用で拘束されていた『ETF有効証拠金』の約1,500万円が自由に使えるようになります。
加えて、2,000万円の損失が確定することで今年度の税金が400万円程度(約20%)少なくなります。
つまり損切りすることで、2,000万円の損失が確定する代わりに1,900万円(1,500万円+400万円)の資金を資産運用に回せるようになります。
▼損切りした場合の損益
1,900万円の資金で年間利益率10%の手法を運用すると1年で190万円の利益が出ますが、-2,000万円の損切りをしているので、-1,810万円の利益という見方です。
損切りしない場合の利益
【前提情報】(再掲)
損切りしない場合は元の水準に戻るまで待てば評価損益は0円になります。
ただし、TQQQを保有していると金利コストが発生します。
わたしの場合は2022年7月~9月の水準で年間-100万円程度の金利が発生しています。
利上げが続いていることから厳しめに倍の金利が発生すると想定し、1年あたり-200万円の金利としました。
▼損切りしない場合の利益
ポジションが決済されない限り、年間200万円ずつ損失が発生して行きます。
『取引報告書兼取引残高報告書(四半期)_202209(報告書からダウンロード可能)』で支払った金利の4倍×2倍(4半期の4倍で1年分でそのさらに倍)の値にしています。
この金利は2022年7月~9月の水準なので、2023年はこの倍近い金利に負担になると考え倍にしました。
ただ、2024年以降は金利が下がっていくはずなので、3年~5年くらいの金利負担として考えるとここまで大きな金額にはならないはずです。
利益の比較_損益分岐点
TQQQが40ドルを超えると、損切りしない場合でも損切りした場合と同様に利益が出るようになるので、40ドルに戻るまでの期間で比較します。
▼損切りした場合と損切りしない場合の利益の差
上記は損切りした場合の利益から損切りしない場合の利益を引いた利益になります。
つまり、上記の表でプラスになった場合、損切りした方が残る利益が多くなるということです。
年間利益率10%の手法で運用するなら6年、20%の手法で運用するなら4年、30%の手法で運用するなら3年が損益分岐点です。
例えばトラリピ_ワイドレンジ戦略は年間利益率10%程度なので、TQQQが40ドルに戻るのに6年以上かかるなら損切りしてトラリピで運用した方が残る利益は多くなります。
……どうでしょうか?
ちょっと厳しそうですね(^_^;)
2022年に爆発したユーロ/ズロチ戦略の利回りがおよそ100%だったので、もし2023年もその利回りを継続できるなら損切りした方が残る利益は多くなります。
▼ユーロ/ズロチ戦略
でもあれは奇跡的な利回りだったので、個人的には損切りした方が得になるように運用するのはかなり難しいんじゃないかと思います。
実際にTQQQが40ドルに戻るまでに掛かる期間は分かりません。
ただ、2023年の終盤~2024年には米の利下げが始まる見通しなので、流石に3年以上も40ドル以下で停滞しているとは思えないんですよね。
まあ、来年あたりに急落して繰上償還⇒強制決済なら起こってもおかしくないですが(;'∀')
▼トライオートETF戦略の方針確認と今後の対応
【まとめ】TQQQの損切り判断のやり方
- 損切りした場合と損切りしない場合の利益を比較
- 損切りで解放された資金で生み出せる利益がポイント
- TQQQが40ドルに戻るまでに掛かる期間で判断
⇒年間利益率10%の手法なら損益分岐点は6年
⇒年間利益率20%の手法なら損益分岐点は4年
⇒年間利益率30%の手法なら損益分岐点は3年 - 鈴が損切りしないのはそういう戦略だから
わたしの結論としてはTQQQは損切りしない方が手元に残るお金は多いんじゃないかと思います。
以上、【トライオートETF】TQQQの損切り判断のポイント……でした!!
損切りしない場合より利益を残すのは難しい
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本日でサラリーマン終了です(*^^*)
— 鈴@3年でセミリタイア達成 (@semiritaia_suzu) August 30, 2018
しっかりと挨拶回りをしてきます!!
ただ、最後の最後まで全く実感がわかないですね(^-^ゞ pic.twitter.com/NCotpuDwGe