【システムリニューアル】トラリピとトライオートFXのユーザ属性

2020年7月18日のトライオートFXのシステムリニューアルで自動売買が稼働停止になるのはどうして? トラリピも2019年5月26日にシステムリニューアルがあったけど引き継げたよね?
何で違うの?

この疑問についてわたしなりに考えてまとめてみました(^^ゞ
どうも鈴(@semiritaia_suzu)です!!

わたしは現在、比較のために5つの自動を比較運用しています。

【実績まとめ】人気のFX自動売買5つを比較検証中!


今回は複数の自動売買を運用している中で気づいたトラリピとトライオートFXのユーザ属性の違いについて解説します。

ただし、これはあくまでわたしの想像です。

別にマネースクエアやインヴァスト証券に取材したわけでも裏付けを取ったわけでもありません。

システムリニューアルの対応から「たぶんこうなんじゃないか?」と思ったわたしの想像、いや妄想と言っても過言ではないので、話半分、コラムとして読んでください(^^ゞ


トラリピは長期、トライオートFXは短期~中期

まずは前提。トライオートFXが2020年7月18日にリニューアルされるそうです(^^♪
tafx_renewal_top
より使いやすくするためのリニューアルなので、基本的には歓迎なのですが、ひとつ問題がありまして、現在稼働中の自動売買を引き継げないそうです。

勿論、強制決済されるようなことはなく、保有しているポジションの指値自体は引き継がれるので、保有ポジションについては問題ありません。
システムリニューアル-注意点
(参考:公式のお知らせ

ただし、繰り返し注文はされないので、現在保有しているポジションを含めて設定を見直す必要があり、ちょっと不便ですよね。

例)今までの設定を再度発注すると一部のポジションを2重に保有してしまう 


ここで少し話は変わりますがシステムリニューアルと言えば、2019年5月26日に同じく自動売買を提供しているトラリピでも大規模なシステムリニューアルが行われました。

わたしはトライオートFXも運用しているとは言え、トラリピがメインなのでこちらの方が対応が大変でした(^^ゞ

【トラリピにダメ出し】マネースクエアの新システムに物申す 


この時は色々と機能が変わったので、不満や改善要望を出しました(^^ゞ

ただ、細かい部分で不満があったとは言え、稼働中の自動売買は引き継げたので、大きな問題はなかったんですよね。


  • トライオートFX:自動売買を引き継げない
  • トラリピ:自動売買を引き継げる


ではなぜ両社で対応が異なるのかと言うと、利用しているユーザの違いだと思います。

これは取材したわけではないので完全にわたしの想像ですが、トラリピは長期運用のユーザが多く、トライオートFXは短期~中期運用のユーザが多いのでしょう。

そのためトラリピは自動売買の引継ぎが行えることを重視しましたが、トライオートFXはそこに重点を置かなかったのだと思われます。

実際、トライオートFXは7月18日までしか既存の自動売買を引き継げないというのに、5月23日に新しいプログラム『ハイブリッド』の提供を開始しました。
システムリニューアル-ハイブリッド
これってつまり、「2ヵ月以内に自動売買を停止して切り替えてね?」ということですよね。

トライオートFXで提供されている自動売買セレクトを見ても数ヶ月程度で設定を切り替えていくことを想定したプログラムになっています。

ある程度レンジを絞った設定が組まれているので、わたしが実践している鈴のトラリピ設定のように年単位で継続する仕組みにはなっていません。

元から数ヶ月で切り替えることを想定しているので、5月にリニューアルを告知し、7月に自動売買が止まる分には影響が少ないと考えたのだと想像できます。

トラリピの方はシンプルに企業理念として『ミドルリスク・ミドルリターンでゆったり中長期的な資産運用を』を掲げているので、長期運用で間違いないでしょう(^^ゞ
システムリニューアル-マネースクエアの企業理念

トラリピは利便性、トライオートFXはコスト

前章でシステムリニューアルにおける対応の違い、

  • トライオートFX:自動売買を引き継げない
  • トラリピ:自動売買を引き継げる


を紹介しましたが、ではトラリピの方がいいか?というと必ずしもそうとは言えません。

旧システムで発注した設定を引き継ぐとなると、その分コストが大きくなったり、システムに制限が掛かったりすることが想定されます。

旧システムから互換性を持たせるなら、当然その機能の分コストが掛かるはずです。

コストを掛けて機能を充実させるか、機能を最低限にしてコストを削減するか、これはどこでも聞く話です。

便利だからと機能を加えて行ったら、システムが複雑になる上に際限なくコストが膨らんでしまうので、機能を明確にし制限する必要があります。 

機能を明確にした際、トラリピは長期利用のユーザが多いことから引き継ぎ機能を必須とし、トライオートFXは短期~中期利用のユーザが多いことから引き継ぎ機能を実装しなかったと言うのがわたしの想像です。

「金を掛けても機能を充実させろ!」と考える人もいると思いますが、そのコストは結局はユーザが負担することになります。

あからさまに手数料を取るような真似はしないでしょうが、微妙にスプレッドを広くしたり、スワップを低くすることでシステムリニューアルに掛けた費用を回収するわけです。


慈善事業じゃないんだから、これは当然ですよね(^^ゞ

で、トラリピとトライオートFXではトライオートFXのコストを見てみると基本的にはトライオートFXの方がコストが低いんですよね。

スプレッド+手数料の方では大きな違はありませんが、スワップについては圧倒的にトライオートFXが優位です。

昔の記事ですが、トラリピとトライオートFXのコストを比較しているので、気になる人は参考に( ^^) _旦~~

【比較】トライオートFXで鈴のトラリピ設定を再現する方法


つまり、トラリピは引き継ぎ機能があっていい、トライオートFXは引き継ぎ機能がないからダメとか言う単純な話ではなく、その分しっかりとコストに反映されているわけです。

トライオートFXはコストを掛けて引き継ぎ機能を実装するより、開発コストを抑えた方がユーザのためになると考えたのでしょう!!

……長々と語りましたが、実際はシステムの仕様上、「トラリピは引継ぎが容易でトライオートFXは引継ぎが困難だっただけ」ってオチもあり得ますが(;'∀')


トラリピとトライオートFXの使い分け

今回のシステムリニューアルから判断するとトラリピは長期、トライオートFXは短期~中期がいいでしょう。

基本的に提供元の方針には従うべきです。

別にトライオートFXが自分で短期~中期向けを謳っている訳ではありませんが、今回の対応からもメインターゲットがこの層であることは明らかです。

いろいろと憶測を話しましたが、本当にメインターゲットが長期運用しているユーザならどれだけコストが嵩もうと引継ぎ機能は必須にしたはずです。

トライオートFXは自動売買セレクトのプログラムを適切に乗り換えていくのが、恐らく最適な使い方なのでしょう。

▶使い分け


おまけ:システムリニューアルにおける鈴の対応

7月18日までに対応すればOKなので、6月中には対応方法を記事にまとめます。

わたしもメインの運用ではないとはいえ、自動売買比較でEUR/USDを運用しているので、ちゃんと対応します(^^ゞ

ただ、そこまで心配する程のことではないですよ。

既存の注文の利益幅を0円に変えればほぼ同じリスクで継続運用できますし、よく考えればわかるのですが、仮に全く同じ設定を再発注してもポジションが重複するのは本当に一部です。

▼ポジションが重複するのは利確幅の間に発注されるポジションだけ
【システムリニューアル】ポジションの重複

【利益幅0円で決済すれば利益幅変更と同じ効果】
旧ポジションの利益幅を0円にし、新ポジションを持つと同時に旧ポジションが決済されるようにしておけば、ポジションの重複は発生しません。

一度、決済が入るので何だか損をした気分になるかもしれませんが、利益幅0円で決済すれば、ポジションを決済せずに利益幅を変更したのと同じ状況になります。

手間を掛けて、利益幅を0円にしてもいいですし、資金に余裕があればポジションが重複することを許容していもいいでしょう!!


ちなみにわたしは他の自動売買と比較している手前、既存のポジションの利益幅を0円にするつもりです。

まあ、これはおいおい個別に記事を起こします(^^ゞ





というわけで、今回は「システムリニューアルから分かるトラリピとトライオートFXのユーザ属性」と題して語ってみましたが、全てわたしの妄想です。

裏取りも何もしていないので、あまり間に受けないでください。

ただ、キャンペーンや仕組み・スペックの違いから、この会社はユーザにどういう取引をさせようとしているのか?を考えるのも結構楽しいですよ(^^ゞ

全然まとまりがないと「内部で衝突してるんじゃないか?」とか「途中で責任者が変わったのかな?」とかいろいろと邪推してしまいます。

逆にLP⇒ホームページ⇒トレード画面⇒スペック⇒キャンペーンなどがきれいに流れていると、ここのプロジェクトマネージャは優秀なんだろうなと、感心してしまいますね(^^ゞ

自動売買を選ぶ際は現在のスペックだけではなく、企業の理念やどういう方向に進化させるつもりなのか?も考慮してみると長く付き合えると思います!!

あなたにおすすめのFX自動売買の選び方


トラリピは長期
トライオートFXは短期~中期

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マネースクエア


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