【トライオートETF比較】ヘッジャー vs トラリピ式

トライオートETFではヘッジャーが標準的な売買プログラムですが、もっとシンプルに買い⇒売りを繰り返すトラリピ式の設定ではだめでしょうか?
ヘッジャーとトラリピ式、どっちがいいか教えて!!

こういった疑問に答えていこうと思います(^^♪

どうも鈴(@semiritaia_suzu)です!!

わたしはトライオートETFを運用することで月平均10万円の不労所得を得ています。

鈴のトライオートETF設定と運用実績


トライオートETFはコロナショックを乗り越えて、不労所得を生み出し続けており、安定した収入源になっています!!

わたしはヘッジャーを活用した無限ナンピン戦略でこの利益を出していますが、戦略がちょっと複雑です。

ヘッジャーではなく、もう少しシンプルな設定にできるトラリピ式で運用した場合は利益や必要資金がどう変わってくるのか、まとめてみました。

結論をネタバレしておくと、ヘッジャーでもトラリピ式でも結果は大差ありません( ̄▽ ̄;)

\米株インデックスの破壊力&安定性(^^♪/
トライオートETF


【比較条件】ヘッジャー vs トラリピ式

まずは比較するヘッジャーとトラリピ式の条件を整理していきます(^^♪

ヘッジャーの戦略

ヘッジャーは無限ナンピン戦略を採用します。
トライオートETFの運用方針_無限ナンピン戦略
下落に合わせてヘッジャー⓪~⑨まで買い下がり、ヘッジャーが計10組、買い注文を180本仕掛ける戦略です。

戦略の細かい点は以下の戦略記事を確認してください。

鈴のトライオートETF設定と運用実績


今回の比較では、とりあえず10%下落するごとにヘッジャーを追加発注していく仕組みとだけ抑えておけばいいです(#^.^#)

トラリピ式の戦略

トラリピ式はわたしが考案した「大暴落でも継続運用」を採用します。

1ドル等間隔で注文を仕掛け、3.5ドル上昇したら利確するシンプルな戦略です。

等間隔の注文なら何でもいいのですが、公式で公開されている設定ならシミュレーションが分かりやすいので、この設定にしました。

ただし、公式で公開している設定では1ドル~149ドルとなっているので、無限ナンピン戦略と合わせるため1ドル~180ドルまで180本の買い注文を仕掛けた想定で考えます。

現在の最高値が175ドルなので、丁度良い数字だと思います(^^♪

比較する期間

比較するのはヘッジャーが登場した2019年12月~2020年7月末までの利益です。

※2020年8月は「大暴落でも継続運用」の上値である150ドルを一時的に超えてしまったので、超える前の7月末までの利益で比較します。


【比較結果】ヘッジャー vs トラリピ式

ヘッジャー&トラリピ式の利益

  • ヘッジャー:209,055円
  • トラリピ式:159,545円

比較するとヘッジャーの方が利益が大きいです。

ただし、ヘッジャーの利益には売り注文の利益(36,063円)が含まれているので、買い注文だけで比較するとほぼ同じ利益になります。

▼ヘッジャー(無限ナンピン戦略)の利益
無限ナンピン戦略(ヘッジャー)の利益

▼トラリピ式(大暴落でも継続運用)の利益
2020年7月末


ヘッジャー&トラリピ式の必要資金

  • ヘッジャー:買い180本(18本×10組)
  • トラリピ式:買い180本(1ドル~180ドルまで)

ヘッジャーの場合は完全な等間隔ではありませんが、全体に注文を敷きつめるので、最高値を180ドルと想定すると必要な資金はほぼ同じと考えることができます(^^♪


【トライオートETF比較】ヘッジャーとトラリピ式はどっちがいいの?

結論:ヘッジャーでもトラリピ式でもあまり変わらない

今回の比較ではヘッジャーを利用した無限ナンピン戦略の方が利益が大きかったですが、小まめに設定の停止&再稼働を必要とする手間を考えると、ある程度放置できるトラリピ式の方が実用性は高いかもしれません。

また、今回はトラリピ式の利益幅を3.5ドルとしていますが、利確幅をもっと広く取ればトラリピ式の方が利益が大きくなります。

トラリピ式の
利確幅と利益
利確幅 利益
1ドル 35,702円
2ドル 54,527円
3ドル 76,657円
3.5ドル 82,747円
4ドル 89,611円
5ドル 96,434円
6ドル 101,458円
7ドル 106,332円
8ドル 111,665円
9ドル 110,704円
10ドル 116,330円
20ドル 148,865円
30ドル 191,526円
40ドル 239,055円
50ドル 264,072円
60ドル 263,004円

【検証に使った設定】
  • レンジ幅:1ドル~180ドル
  • 本数:90本(2ドル間隔)
  • 数量:1
  • 期間:2018年1月~
※本数は100本までしかシミュレーションできないので、2ドル間隔で敷き詰めて検証しました。

傾向としては利確幅を広くするほど利益が大きくなり、利確幅が50ドルの時に最も利益が大きかったことが分かります。

利益の伸びを見た感じ、恐らく利確幅を7ドル以上にしておけば、売り注文の利益を考慮してもヘッジャーよりトラリピ式の方が利益が大きかったはずです。

ただし、ここ最近のナスダック100トリプルの異常な上昇を見るとこの利確幅を通常として扱っていのかは疑問が残ります。

▼ナスダック100トリプル(2018年1月~)
ナスダック100トリプルチャート
実際、わたしがコロナショック以前の相場で最適な利益幅を確認した時はここまで大きな値にはなっていなかった(そもそも最高値が100ドル以下だった)ので、個人的には利確幅を広く取るにしても10ドルくらいが限度と考えています(^^ゞ

▶ヘッジャー vs トラリピ式
  • ヘッジャーが活きる場面
  • ⇒値動きが小さい場面
    ⇒レンジ相場
    ⇒下落相場

  • トラリピ式が活きる場面
  • ⇒値動きが大きい場面
    ⇒上昇相場

また、ナスダック100トリプルが180ドルを超えても分割されずに上昇した場合、トラリピ式は注文数が増えていき、必要資金が際限なく増えるという問題があります

ヘッジャーを利用した無限ナンピン戦略はパーセントで発注レートを調整しているので、最高値が何ドルになろうと注文数が180本以上になることはありませんが、トラリピ式の場合は上昇に合わせて本数が増えて行ってしまいます。

2018年に160ドル⇒53ドルへと分割された経験があるので、恐らくある程度上昇したら分割されるとは思いますが、この部分は未知数ですね(^_^;)

▼ナスダック100トリプルの分割(2018年5月)
ナスダック100トリプル分割


鈴のトライオートETF設定の今後について

今後についてはヘッジャーを利用した無限ナンピン戦略からトラリピ式の設定に変更するつもりです。

▶トラリピ式に変更する理由
  1. 利益はあまり変わらない
  2. トラリピ式の方が手間が少ない
  3. 無限ナンピン戦略を理解して貰うのが大変

利益が大きく変わらず手間が減るというのなら、無限ナンピン戦略に拘る必要はないと考えています。

値動きが小さい場合や下落相場など無限ナンピン戦略が活きる場面も多いので、無理に変更する必要はないのですが、初心者に無限ナンピン戦略を理解して貰うのが大変というのも大きいです。

質問の回答にかなり時間を取られています(^^ゞ

そんなわけで総合的に考えてトラリピ式の戦略を構築しようと考えています。

運用するのは1銘柄のみなので、トラリピでは上級者向けとしている『ブロックトラリピ戦略』をトライオートETFに適応しようと考えています。

【上級者向け】資金効率を向上させるブロックトラリピのやり方


ただし、今の高値の状態でトラリピ式に乗り換えてもあまり旨味が少ないので、戦略を変更するのは分割されてレートが小さくなってからの予定です。

9月19日(土)に予定されているシステムリニューアルでどう変わるかも気になりますしね(^^ゞ

【トライオートETF】システムリニューアルの対応は?


しばらくは変わらず無限ナンピン戦略での運用を続けるつもりなので、参考にしている人はご安心を!!

わたしが運用中のトライオートETFの戦略と実績は以下の記事を参考にしてください( ^^) _旦~~

鈴のトライオートETF設定と運用実績


ヘッジャーvsトラリピ式は互角!!

\米株インデックスの破壊力&安定性(^^♪/
トライオートETF


LINEで更新通知を受け取る▼



Instagramでも情報を発信中▼


Twitterでも情報を発信中▼