トライオートETFのリスクってなに?
大損する時はどれくらいの損失額になるのか教えて!!
こういった疑問に答えていこうと思います(^^♪
どうも鈴(@semiritaia_suzu)です!!
わたしはトライオートETFを約3年間運用し、月平均15万円の利益を得ています。
- 実現損益:+5,899,031円
- 評価損益:-95,752円
- 合計損益:+5,803,279円
▼鈴のトライオートETF設定と運用実績
利益率は20%を超え、コロナショックの暴落も耐えきり、見ての通りの絶好調!!
だからこそ、何か落とし穴があるんじゃないの?
ってことで、今回はトライオートETFのリスクについて考えてみました。
……そもそもトライオートETFって何?って人は以下の記事もどうぞ( ^^) _旦~~
▼【トライオートETFの始め方】口座開設から設定方法まで解説
トライオートETFのリスクは繰上償還
トライオートETFというか、わたしが運用する鈴のトライオートETF設定(ブロック戦略)の唯一にして最大のリスクは繰上償還です。
- ETFが運用を終了して、運用資金を投資家に返還すること
例えばナスダック100トリプルはナスダック100トリプルと言う会社があるわけではなく、ナスダック100(アメリカの有名企業100社)の3倍の値動きになるようにProFunds Groupというファンド会社が運用している商品です。
ナスダック100トリプルに投資したい投資家(我々のようなユーザ)から集めた資金を元に運用しているわけですが、預入資金が減ったり、大本の指数(ナスダック100)が廃止されたりして、「もうこれ以上は継続できない」となると運用を終了して、預かったお金を返却します。
お金を返却されるわけなので問題ないように感じますが、継続できないということは大抵下落しているわけです( ̄▽ ̄;)
つまり、100ドルの時に買って30ドルまで下落しても「どうせそのうち回復するから大丈夫だろ」と思っていたら、その30ドルで強制決済されて、30ドルだけ帰ってきて終了(70ドルの損失)となります。
待っていれば回復するかもしれないのに待つ機会を与えられず、安値で強制決済されてしまうのが繰上償還です。
恐ろしいですね((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
鈴のトライオートETF設定(ブロック戦略)は利益率は最強なのですが、この繰上償還の可能性があるために、全財産を突っ込むことができないわけです……
▼鈴のトライオートETF設定と運用実績
じゃあ、実際に繰上償還はあり得るのか?というゼロではないとしか言えません。
ナスダック100トリプルはナスダック100の3倍の値動きをするので、暴落すると値が付かなくなる可能性があります。
コロナショックも問題なかったことから可能性が高いわけではないですが、繰上償還はあると思っておいた方がいいでしょう。
ナスダック100トリプルが暴落した場合にどうなるかは以下の記事も参照してください( ^^) _旦~~
▼ナスダック100トリプルが大暴落したらどうなる?繰上償還?上場廃止?⇒まずは併合
【1セット100万円のリスク】トライオートETFで大損する時の損失額は?
実際に鈴のトライオートETF設定(ブロック戦略)を運用していて、繰上償還が起こった時の損失額を考えてみます。
結論を言うと繰上償還が起こり、大損となった場合の損失額は1セット100万円です。
そもそもブロック戦略が0ドルまで下落した場合の必要資金が100万円なので、最大100万円と言うわけです(^^ゞ
ただし、厳密にいうと、以下の4点の理由から70万円~90万円程度の損失になると思います。
- 必要証拠金分は残る
- 全てのポジションを保有しているとは限らない
- 繰上償還は0ドルではない
- 暴落時は窓開けで安値でポジションを持つ
①必要証拠金分は残る
鈴のトライオートETF設定(ブロック戦略)の必要資金は1セット100万円ですが、そこには余裕資金だけではなく、必要証拠金が含まれています。
そのため、0ドルまで下落しても総必要証拠金である51,000円は最低でも残ります。
▼鈴のトライオートETF設定の必要証拠金
必要証拠金は保有した時のレートではなく、前営業日の終値のレートを参照するため日々変動します。
上記は0ドルまで暴落した想定の必要資金なので、必要証拠金は最低金額の500円で計算しました。(インヴァスト証券の必要証拠金)
②全てのポジションを保有しているとは限らない
1セット100万円とは最高値まで上昇して、全てのポジションを持った場合の必要資金です。
そのため、160ドル以上まで上昇し、下落した時のみ全てのポジションを持ちます。
※スタートダッシュ中に120ドルを超えた場合など例外もあり
全てのポジションを持っている場面もありますが、そうでない場面の方が多いです。
160ドル以下で暴落⇒繰上償還となった場合は、保有していないポジションの分だけ多く残ります。
▼鈴のトライオートETF設定の必要資金(個別ポジション)
※例えば160ドルのポジションを持っていなければ17,600円の余裕資金分が追加で残ります。
③繰上償還が0ドルではない
ナスダック100トリプルが繰上償還されたことはないので、はっきりしたことは言えませんが、繰上償還されるのなら0ドルよりも高い金額になるでしょう。
いくらかは分かりませんが、0ドルでは売買成立しないですからね。
ちなみにマイナスになる可能性はないと考えています。
コロナショックで原油先物が史上初のマイナスになったことは記憶に新しいですが、原油とは事情が異なります。
外部リンク:NY原油先物、史上初のマイナス コロナで供給過剰に
原油の場合は保管コストがかかるので、「もうたくさんあり過ぎて売れないのに維持費が辛い。お金払うから引き取って」という状況でした。
固定資産税と取り壊し費用が掛かるから、金払ってでもこの物件を引き取って欲しいというのと一緒です(^_^;)
対して、ナスダック100トリプルの場合は物理的にモノがあるわけではないので、お金を払ってまで引き取ってもらう必要はないですよね?
放っておけばいいだけ。
なので、マイナスになる前にそもそも取引が成立しない状態(売る人が誰もいなくなる)になって、繰上償還になるとわたしは考えています。
④暴落時は窓開けでポジションを持つ
ナスダック100トリプルは為替と違いアメリカの市場が開いている時間(日本時間の深夜)しか取引できないので、頻繁に窓開けが発生します。
暴落時は毎日のように下窓が開くので、指定レートより低いレートでポジションを持つことが多いです。
▼窓開けでポジションを持つ例
- 105ドルに注文
- 106ドルで終了し、翌日は103ドルからスタート
- この場合、105ドルではなく103ドルでポジションを持つ
実際、コロナショックの時は下窓が何度も開き、想定より低いレートでポジションを持ったため、想定よりも3割程度少ない含み損しか抱えませんでした。
▼参考:2020年3月21日の口座状況(コロナショック)
【補足】米ドル/円が120円、130円と上昇した場合は?
ここまで、ブロック戦略のリスクが最大100万円であることが分かったと思います。
ただし、この計算は1ドル=110円のときです。
では1ドル=120円や130円に上昇した場合はどうなるでしょうか?
▼1ドル=110円の時の必要資金:998,445円
▼1ドル=120円の時の必要資金:1,084,577円
▼1ドル=130円の時の必要資金:1,170,708円
▼1ドル=140円の時の必要資金:1,256,840円
▼1ドル=150円の時の必要資金:1,342,971円
米ドル/円レートが10円上がるごとに9万円程度、必要資金が増えています。
厳密に言えば米ドル/円のレートが上昇する度に上記の資金を追加していくのが正しいです。
ただし、ここまで説明したように必要資金は試算より1割~3割程度少なくなることが想定されます。
そのため、130円まで上昇したら追加入金も視野に入ってきますが、120円程度なら特に対応は不要でしょう。
少なくともわたしは追加入金などは考えていません(^^ゞ
どうしても心配って人だけ、米ドル/円のレート変動に合わせて追加入金すれば良いと思います。
トライオートETFで大損しても利益は丸々残る
繰上償還となって大損しても、0円にはならないとことが分かったと思います(^^♪
またさらに朗報があって、運用で得た利益は丸々残ります。
繰上償還になろうと1セット100万円の範囲の損失しか出ないので、利益は出金しようと口座に残しておこうと特に問題ないわけです。
1,000万円で物件を買って、30年で3,000万円の利益を出す。
30年後には1,000万円で買った不動産なんてほぼ価値は無くなりますが、1,000万円⇒3,000万円になっているのでOK的な感じ(^^♪
しかも80ドル-120ドルの範囲で推移している場合は40%の利回りを見込んでいる(あくまで過去の実績ベース)ので、約3年で元本を回収できる計算になります。
元本さえ回収できてしまえば、繰上償還も怖くありません。
くわえて、発生した利益を他の手法で運用すればその利益も増えます。
つまり、仮に3年後に繰上償還されたとしても
- 10%程度は口座資金が残る
- 元本は回収済みで他で利用
- 発生した利益がさらに利益を生んでいる
としっかり利益を確保できます!!
ちなみに複利運用するなら自分年金作りが手ごろかと(^^ゞ
自分年金作りは毎月3万円の積み立て手で、月20万円の不労所得を目指す手法です。
▼30代から受け取れる自分年金の作り方
1セット運用していれば月平均3万円程度の利益は見込めるので、その利益で自分年金作りが運用できます。
※昨年の実績換算なので、相場次第では持ち出しが必要
複数セット運用している場合は、1セット分は自分年金作り、もう1セットは生活費……のように配分することも可能です。
ブロック戦略は元本を速攻で回収する仕組みなので、日々の利益が大きく、夢が広がりますね(^^ゞ
ただ、ひとつ注意が必要なのはブロック戦略で複利運用した場合です。
100万円の利益が出て、この100万円でもう1セット追加した場合、繰上償還が起こるとこの100万円は失うことになります。
そのため、安易に複利運用は行わずここぞと言う場面で追加すべきでしょう。
わたしが現在、想定してるのは
- 分割が起きた時
- 大暴落後に回復した時
の2点です。
ブロック戦略は安値の時ほど利回りが高くなる仕組みなので、安値の時に資金を追加したいです。
ただし、大暴落直後だとそのまま暴落して繰上償還される可能性もあるので、少なくともバイ&ホールドエリアでの追加投資は諦めて、多少は回復するのを待つと思います。
ストップを使えばリスクを33万円~66万円に抑えられる
ブロック戦略には下位のブロックを停止させておくストップというテクニックがあります。
このテクニックを使えば暴落時の損失を最大100万円から33万円~66万円に抑えることができます。
暴落対策には非常に有効なので、覚えておきましょう!!
▼暴落時の含み損を最大66%軽減させるストップ
【まとめ】トライオートETFで大損する時のリスクは?
コロナショックは問題なく耐えられたので、繰上償還が起こるとしたら10年に1度起こると言われる大暴落でしょうね。
ただ、繰上償還は起きないかもしれないし、起きても10年に1度なら爆益です!!
『ブロック戦略で安易に複利運用しない』これさえ意識して運用すれば高速で資金を増やせると思います(#^.^#)
以上、【1セット100万円のリスク】トライオートETFで大損する時の損失額は?……でした!!
1セットにつき100万円の損失
関連記事:
運用中のトライオートETFの設定実績については以下の記事にまとめてあります。
▼鈴のトライオートETF設定と運用実績
口座開設のやり方は以下の記事にまとめてありますので、参考にしてください。画像付きで紹介しているので、簡単に開設できると思います( ^^) _旦~~
▼【トライオートETFの始め方】口座開設から設定方法まで解説
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本日でサラリーマン終了です(*^^*)
— 鈴@3年でセミリタイア達成 (@semiritaia_suzu) August 30, 2018
しっかりと挨拶回りをしてきます!!
ただ、最後の最後まで全く実感がわかないですね(^-^ゞ pic.twitter.com/NCotpuDwGe