【実績】トライオートETF週次報告

トライオートETFはトラリピと同じような自動売買の仕組みですが、為替ではなく株や債券、金などのETFを対象に自動で買って売ってを繰り返します。

5月22日週のトライオートETFの利益は22,966円でした(#^.^#)

わたしのトライオートETF設定も公開しているので、セミリタイアへの参考にしてください!!


また、そもそもトライオートETFって何?って人は以下の記事もどうぞ!!


【10ステップ】トライオートETF攻略ロードマップ



\株の自動売買(^^♪/
トライオートETF





1.1週間のトライオートETFの利益

今回のトライオートETFの運用結果です。

1週間のトライオートETFの利益
対象ETF リピート
本数
利益 運用資金
TQQQ戦略 108本 22,966円 27,000,000円
FAS戦略 0本 0円 1,300,000円
QQQ戦略 0本 0円 0円
合計 108本 22,966円 28,300,000円


今週は22,966円の利益でした!!

レートを確認しながら、TQQQ、FAS、QQQの中から最も効率の良い指数に切り替える戦略で運用しています(^^♪

▶戦略の使い分け
  • TQQQが120ドル以下ではTQQQ戦略を利用
  • TQQQが120ドルを超え、かつFASが120ドル以下ではFAS戦略を利用
  • TQQQとFASがともに120ドルを超えたらQQQ戦略を利用
  • TQQQが分割されたらTQQQ戦略に戻る

鈴のトライオートETF戦略



ただ、現在はレートの低い銘柄に集中投資する方針を取っていますが、今後は

  • TQQQ:30%
  • FAS:30%
  • レートの低い方:40%

みたいな感じに常に併用しようかと検討しています。

もしくはTQQQとFASで50%ずつでもいいかなと考えています(^^ゞ



TQQQ戦略

今週はがっつり上昇したので、しっかり決済されました。


▼ナスダック100トリプル(TQQQ)のチャート
TQQQ

「相場を予想しない」がこの戦略の基本なんですが、ポジションが決済される40$以上にまで回復するのは、当分先になりそうなので今後の方針を確認しておきます。

わたしのようなほったらかしではなく、しっかりと相場を予想して米株投資をしている人達にも今後の見通しを聞いてみました。

今後の見通しとしては以下の2つが有力みたいです。

▶今後の見通し
  1. 急落(クラッシュ)する
  2. 急落せずに耐える(急上昇は難しい)



①急落(クラッシュ)する

今のようなゆるゆるとした下落ではなく、サーキットブレーカー(取引停止)が発動するような1日で10%レベルの急落です。

3倍の値動きをするTQQQなら、寝る前に20ドルだったのが朝起きたら10ドルになっていたとかそういうレベルの急落になります。

金融の教科書的には急激なインフレを抑え込む場合は、一度クラッシュするのが普通というか繰り返されてきた歴史とのことです。

ただ、これが発生してくれると分かりやすいので、実は戦略的には悪くないです。


急落後も1ヵ月程度は様子を見る必要があるでしょうが、そこから回復が始まれば下落が終息したと考えられるので、追加投資に踏み切れます。

そうなった場合はトライオートETFの割当目安である10%に合わせて資金を追加するつもりです。

急落していた場合、有効証拠金は1,000万円を切っている可能性が高いので、TQQQ500万円、FAS500万円くらいは追加投資すると思います。(トライオートETF戦略は運用資産の10%が目安)

追加投資する際は0-40$にも注文を敷きつめた設定で運用します。


【TQQQ戦略とFAS戦略のパラメータ変更】0-40ドルでも回転させる方法 




②急落せずに耐える(急上昇は難しい)

これがやっかいなパターンで、この場合いつ急落するかもわからないので、環境が上向くまで追加投資できません。

しかも急落しないだけで、環境的に横ばいになる可能性が高いので、既存のポジションも決済されません。


この状況になると利下げが始まるまでは追加投資を待ちたいので、2023年の終盤~2024年になる可能性が高そうです。

今からさらに1年はまとまもに利益を出せない可能性があり、できれば避けて欲しい事態です。



その他の可能性

これは投資家の話ではなく、ネットニュース等で語られている予想と言うより期待です。

米国はソフトランディングに成功するから今が底値。
ここからジリジリ上昇する。

実際にこうなってくれたら嬉しいですね(^^ゞ


ただ、これを採用すると相場予想してというか何となくの追加投資になってしまうので、方針通り急落した後か株価に上昇圧力のかかる利下げフェーズを待って追加投資するのが基本となりそうです。

明確に利下げフェーズとまでならなくても、せめて利上げが停止されたこと(それ以上は市場の資金が回収されない)を確認してからにしたいです。


それから、損切りの判断についてまとめたので、参考にしてください( ^^) _旦~~

TQQQの損切り判断のポイント 



損切りした場合と損切りしなかった場合に手元に残る資金を比較するのが基本となります。





補足

0-40$で回転させた場合の挙動の確認として、1月9日から3セット運用しています。



2023年に入ってのTQQQの利益はこの部分です(^^♪

ただし、ここまでで確認したように追加投資のタイミングは、
  1. 急落後
  2. 利下げフェーズ
のどちらかの予定なので、あくまで確認用です。


現在の株価に下落圧力がかかる環境で米株への追加投資は考えていないので、間違えないでください。



FAS戦略

今週は下落したので決済されませんでした。

▼金融株トリプル(FAS)チャート
FAS

120$以下で推移している間は放置します(^^♪

FAS戦略はTQQQ戦略と併用する戦略ですが、TQQQは自動売買の新規稼働が停止されているので、これからトライオートETFを始める人は運用の最有力候補になっています。


また、ナスダック100トリプルはナスダックに上場する金融銘柄を除く時価総額上位100銘柄なので、金融銘柄特化のFASは相性のいい戦略です。

TQQQ戦略が運用可能な場合でも、分散を兼ねて並列運用していいと思います。


わたしも1セット稼働させています(^^ゞ

FAS戦略の解説(100万円、33万円プラン)




また、TQQQと合わせて0-40$でも決済されるようにパラメータを変更しています。

【TQQQ戦略とFAS戦略のパラメータ変更】0-40ドルでも回転させる方法 




QQQ戦略

現在、TQQQ&FASが取引しやすいレートにあるので、稼働停止中の戦略です。

▼ナスダック100(QQQ)チャート
QQQ

TQQQとFASがともに120ドルを超えた場合に稼働の対象になります。

ただし、TQQQ戦略やFAS戦略と異なり、レートによる切り替えなどもないので、QQQ戦略を稼働させて運用していることを忘れるのも選択肢の一つだと思います(^^ゞ

【1クリック発注】大暴落でも継続運用_ナスダック100 



【重要】
ヘッジの設定が誤っていたので修正しました。


初回の売りは問題ないのですが、繰り返し時に想定した動作をしませんでした。
ヘッジを利用している人は確認しておいてください<(_ _)>




口座状況

▼トライオートETFの口座状況
トライオートETF

わたしのトライオートETF戦略はちょっと複雑になってしまったので、攻略ロードマップを用意しました。

10ステップでわたしのトライオートETF戦略が分かるようになっています。

【10ステップ】トライオートETF攻略ロードマップ



それから、『#トライオートETF鈴』のハッシュタグでわたしの設定を参考にしている人が運用実績を報告してくれているので、不安な人は参考にしてみてください。

資産運用って実は孤独なので、仲間がいるというだけで安心しますよ(^^♪






2.トライオートETFの利益の推移

以下のグラフは1週間ごとの利益の推移を表しています。

トライオートETF週次報告20230522

2021年7月まではナスダック100トリプル(TQQQ)の戦略一本で運用していましたが、現在はFAS戦略も併用しています。

具体的な戦略については以下の記事を参考にしてください。

トライオートETF設定の実績202304

▶鈴のトライオートETF運用実績
  • 実現損益:+9,077,538円
  • 評価損益:-16,094,020円
  • 合計損益:-7,016,482円
鈴のトライオートETF設定と運用実績



上昇傾向かつ値動きの荒いナスダック100とトライオートETFの相性は抜群で、順調に利益が積み重なっています。

しかも2020年3月の歴史的な大暴落(コロナショック)でも若干のマイナス程度で、あっという間に積み重ねた利益(実現損益)が評価損益を上回り、全く問題ない状態でした(^^♪


……ただ、2023年5月現在は大幅なマイナスになっています。

メインで運用しているTQQQは米株インデックスなので、繰上償還されなければ長期的に上昇傾向だと思いますが、金融引き締めが終わる(現在の予測だと2023年の前半)までは上値は重そうです。

決済ゾーンに入るまでには時間が掛かることを覚悟する必要がありそうです。


トライオートETFの概要と始め方は以下の記事を参考にしてください( ^^) _旦~~


トライオートETFの始め方



\株の自動売買(^^♪/
トライオートETF



3.金融政策と株価の関係

株価の下落が長引いているので、少し金融政策と株価の関係について教科書的な知識を解説しておきます。

ただ、わたしは専門家ではないため、「こういう考え方もある」、「鈴はこう思っている」程度に留めてください。

学びのきっかけにする分にはいいですが、この程度の知識を根拠に投資判断をしてはダメです(^_^;)


では本題ですが、まず2022年に下落したきっかけは金融政策の方針転換です。

2021年までは金融緩和が続いていましたが、2022年に入り引締め路線(利上げ)になりました。

利上げはインフレ(物価の上昇)を抑制するための政策なので、一般的に株を含めたリスク資産も下落します


すごく大雑把に言うと、金融緩和中は日々お小遣いが増えていくから、(株を含めて)好きに物を買えるけど、金融引き締め(利上げ)が始まると日々お小遣いが減っていくので、(株を含めて)あまり物を買えなくなります。

【なぜ利上げされると株価が下がるの?】
  1. 利上げが始まる
  2. 銀行からの借り入れコストが上がる
  3. 市場に流れる資金量が減る
  4. 株の購入にあてられる資金自体が減る
  5. 株価が上がりづらくなる

利上げされると、銀行から借り入れるコストが上がるので、市場に流れる資金量が減少します。

投資家は利上げが始まると下落圧力がかかることを意識しているので、金融引き締めに入れば「株価は下がる可能性が高いから、一旦株は売っておこう」という人が増えます。

まずはこういった悲観で下落します。


続いて、企業は基本的に資金を借り入れて事業をしているので、低金利でお金を借りられるなら資金を借り入れて投資しますが、金利が上がると「利息の支払いがキツイから事業への投資は止めておこう」と、消極的になります。

こうなると今度は悲観とかではなく実際に企業が生み出す利益が減って行くので、株が売られることに繋がります。


上記のような背景があるため、利上げが終わる(現在の予測だと2023年前半)までは、株価が下落する圧力がかかります。


「じゃあ利上げ中は絶対に下落するの?」というと、そこまで単純ではないです。

ただ、銀行から借り入れるコストが上がるにつれて、市場に流れる資金量自体が減っていくので、株の購入に使える資金量も減っていきます。


あと、勘違いしてはいけないので付け加えておくと、利上げ終了=必ず株価が上がるわけでもないです。

利上げ中は企業の業績が落ちています。
利下げに転じても、それまでに蓄積したダメージが原因で複数の企業が連鎖的に破綻⇒暴落と言うパターンも考えられます。


ただ、利下げされると今度は市場に流れる資金量が増えるので、(実際に買うかどうかは別にして)株の購入に使える資金量は増えます。







相場を予想しない手法とは言え、何年後かに訪れるであろう次の金融引き締めのサイクルでは、もう少し何とかしたいですね。

このまま繰上償還にならずに回復すれば、「いやー2022年は本当に利益が出なかったね」で済みはするんですけど、もうちょっとやりようはある気はします。

テクニカル分析とかを使わずに上手いことブレーキとアクセルを調整する仕組みを作りたいと考えています(#^.^#)


ただ、少なくとも現在保有しているポジションが決済されるまでは、このまま株価が回復するのを待つつもりです。

……もし早期償還になってしまった場合は、預けた資産はほぼ全て吹っ飛ぶのでまた積み直しです(^_^;)




4.相場回復後のトライオートETF戦略

償還されてしまった場合はイチから積み直しですが、無事回復した場合の方針です。

今回のような事態になっても利益を積み重ねられるように、今からアイデアをまとめていきます。


①金融政策の変化で資金配分を調整

相場を予想しないという前提からは少しずれますが、市場に資金が流入する緩和局面ではアクセルを踏み、市場から資金が流出する引き締め局面ではブレーキを踏むというのは考えています。
(厳密には政策が変化するちょっと手前)

もちろん、毎回分かりやすいサインが出るとは限らない上に必勝法でもないですが、期待値は高くなると思っています。(緩和局面でも暴落はある)

【資金割当の例】
  • 緩和局面:20%
  • 引き締め局面:5%
  • どちらでもない:10%



②取引レンジを下方向に下げる(0~120ドル)

今回厳しい原因は金利が高いことよりも、レンジから外れてしまったことで、決済益が発生しなくなったことだと考えています。

取引レンジを40-160ドル⇒0-120ドルに下げることで、ポジョンを持っている時は常に決済益が発生するようにします。
(その代わり120ドル以上の時は運用しない)

ホールドになっているポジションが減ることで、金利の影響が小さくなる上、0-40ドルなら年20-30%程度の決済益は期待できるので、金利の高い引き締め局面でも問題なく利益を積み上げられるんじゃないかと期待しています。







現時点ではこの2つの考えを取り入れて運用していくつもりです。

まあ、①についてはわたしの能力で実際にできるか怪しいと思っています(^^ゞ

ただ、②については現在0-40ドルを試験的に回していますが、問題なく回っているので今回と同様の事態はこれで対処できると考えています。

【TQQQ戦略とFAS戦略のパラメータ変更】0-40ドルでも回転させる方法 




トライオートETFもわたしの戦略もまだ新しい仕組みなので、初期の頃のトラリピ戦略のように、こうやって発生した問題を一つずつ潰していき、完成度を高めていくことになると思います。


\株の自動売買(^^♪/
トライオートETF



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